
ずいぶん日にちが飛んでしまいましたが、前回9/4のブログ「不合格編」の続きです。その後の不合格バージョンをダイジェストでお送りいたします(笑)。
2回目受験日(5/15)
コース:2コース
結果 :完走 → 不合格(60点)
前回と打って変わって、天気は最高でした。やっぱり天気がいいほうがいいです。
今回の敗因はスタート地点にありました。
乗車の手順・発進の手順をしてさあ発進!! ・・・というところで、私の視界の片隅で、試験官席に座った試験官の右足が動き、ブレーキを構えるのが見えた!!
「えっ!?俺なんかミスってるっけ?」
と、思いながらよく考えると、この車は大型特殊車。ということは前方の作業器具(バケットとアーム)を上げなきゃいけないんじゃないですか!
「やべ~!!」
と思いつつ、顔には出さずに、ハンドブレーキを引いてギアをニュートラルにしてから、おもむろにバケットとアームを持ち上げます。
動き出していないのでおそらく減点にはなっていないはずですが、これですっかり平常心を失ってしまい、気をつけようと思ってたこと(ふらつき、交差点確認)はすっかり頭から抜け落ちてしまい、前回同様の走りをしてしまいました。
ただし、前回大失敗した方向変換は、今回は見事一発で成功。
・完全停止する前にハンドルを真っ直ぐにする。
・方向変換スペースの長さをフルに使い、できるだけ車をスペースに対して真っ直ぐにする。
・死角部分を頭の中でイメージし、できるだけ車輪を外側に寄せる。
・・・といった点に注意しました。
で、完走はしましたが、結果はやっぱり不合格。試験官からの講評もほぼ前回同様、「車の動きを正確に捉えて下さい(=ふらつきが多い)」ってことでしたが、今回はさらに・・・
「ところどころで交差点確認をされてなかったのはご自分で気づかれましたか?やはり交差点確認は全ての交差点でするようにして下さい。」
との講評をいただきました。スタート地点での失敗でテンパってしまって、3~4箇所交差点確認をしてないのをきっちりチェックされてたようです。
点数が前回より5点落ち。ショックですが、あれだけ確認を落としたら仕方ないかな・・・
3回目受験日(6/12)
コース:1コース
結果 :完走 → 不合格(65点)
この日は初めての1コース(写真参照)。
今回の目標は・・・
・速度の出しすぎによるふらつきに気をつける。
・交差点確認を忘れない。
・作業器具の上げ忘れに気をつける(爆)
・・・ってことでしたが、1コースのコース取りのほうに頭がいってしまい、なにやら怪しい雲行き・・・
コースの詳細は写真を見ていただきたいのですが、まずAの発着点を出て、B(10番交差点)を直進、C(31番交差点)・D(35番交差点)を右折し、Eで方向変換をします(2コースと方向変換する向きが逆になる)。
方向変換するとDを左折、Cを右折し、F(2番交差点)で一時停止します。ここは右折禁止、左側に二輪試験用の採点塔(っていうのか?)があり見通しが悪いので、よく確認しながらゆっくり発進します。
外周を回ってB左折、G(信号交差点)・H(53番交差点)を右折して、踏切を横断。I(56番交差点)→J(51番交差点)→K(52番交差点)までは狭路なので1速でゆっくり。
Kを右折しL(4番・見通しの悪い交差点)を左折、O付近の障害物を進路変更してよけ、P付近の直線で指示速度(15~20㎞/h)を出します。F・Gを左折後、M(黄点滅信号交差点)を右折、N(5番交差点)を右折して発着点に戻ります。
今回最大の事件は試験も終盤に差し掛かり、私の心に「今回は行けるんちゃうか?」という邪(よこしま)な気持ちが起こり始めたころに発生しました。
Gの信号交差点からMへ向かう際、G左折中は徐行 → 右合図・ルームミラー確認・右ミラー確認・右後の死角確認・左後の外輪差確認 → 右折車線へ進路変更 ・・・を1速のままゆっくり走っていると、試験官からの恐怖の一言
↓
「加速しましょう!!」
か、か、か、加速不良じゃ!!
ふらつきを気にしすぎた!!
※注
加速不良というのは文字通り加速が十分でなく、円滑な交通の流れを阻害するということです。指摘が1回だけならいいのですが、2回目を言われると減点の対象になります。
道路交通法は安全かつ円滑に道路を走るということを目的としているので、加速せずチンタラ走るのは、道路交通法の目的に合致しないということになります。
そこで見事に動揺して大崩れ!N右折のための進路変更の確認をせず、進路変更もNの一車長手前付近でようやく中央線に寄せる始末。もしここまでにふらつき小(10点減点)を2回採られていたとすると、MからNへのこれらの失敗だけで交差点変更遅などで15点ぐらい減点されるはずなので、もうアウトです。
グダグダになったまま発着点着。試験官からの講評をいただきます。
試「途中までは良かったんですけどね。スピードを抑えるところは抑えてたんですが、やっぱり加速すべきところでは加速しましょう。それから最後はなんだか適当になっちゃいましたが、きちんと確認・進路変更をしましょう。」
へぇ、仰せの通りでごぜぇます・・・(泣
それにしても、まさか加速不良を採られるとは思いませんでした。速度の出し過ぎによる車のふらつきを気にし過ぎました。
しかし、G→Mの距離で加速しすぎると、Mの30m前までの中央線への寄せが間に合わなくなりそうだから、考えた上での速度だったつもりなんですけどね・・・
4回目受験日(6/24)
コース:1コース
結果 :完走 → 不合格(65点)
そろそろ暑くなってきました。7時の開門直後にコースに入って下見をしようと思いましたが、この暑さにめんどくさくなって、結局8時ごろ到着。
今日のコースは2コース。ちょっとラッキー。(前回は1コースでひどい目にあった・・・)
んで、結果から言うといつものように完走して不合格でした。試験後の講評も「車の動きをきちんととらえて下さい。」(=ふらつきが多い)
前回よりもスピードを抑えてたつもりなんだけどなあ・・・
どうもまだふらつきが大きいらしい・・・
一発試験では、落ちた理由がわからないうちは絶対に受からない・・・と聞いたことがありますが、現在の私は、理由がわかっているのに、それに対応することができていないってことですね。もうなんかどうすればいいのかわかんなくなってきた・・・
今回最もショックだったのは、試験に落ちたことそのものでなく、家に帰ってから嫁さんからのこの一言
↓
「また落ちたの!?」
また落ちましたが、何か?
↓↓続きは下記リンクから↓↓(青文字をクリックしていただければ、それぞれの内容にジャンプできます。)
その7 合格編(合格と合格後の段取りについて)
↓↓「その6」からご覧になっている方は、まずこちらをどうぞ↓↓
その1 一発試験って何じゃ?編(教習所ではなく試験場で受験する「一発試験」「一発免許」とは何かについて
その2 大特って何じゃ?編(大型特殊車両とは何か、岡山県運転免許センターの大特試験車について)
その3 準備編(受験への準備について)
その4 初受験編(1回目の受験・技能試験の開始まで)
その5 不合格編(1回目の受験・技能試験の不合格発表まで)
↓↓大特二種免許の取得記 こちらもぜひご覧下さい↓↓
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その1 基本編
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その2 受験編