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まさだのブログ一覧

2010年01月17日 イイね!

タントエグゼ乗ってみました

タントエグゼ乗ってみましたタントエグゼに乗ってきたぜよ(笑)。

 グレード構成は、標準系が5グレード、カスタムが4グレードありますが、試乗車は標準系最上級のG(2WD・CVT)、ボディカラーはシルキーゴールドクリスタルマイカメタリックです。
(↑余談ですがこの色、絹(シルク)で金(ゴールド)で水晶(クリスタル)で雲母(マイカ)で金属的(メタリック)というわけのわからん名前ですねwwwwwwwwww)

 ダイハツの軽ラインナップはセダンのミラ、背高系のムーヴ、スペース系のタントを軸に、対象となるユーザー層によってコンテやココアなどのバリエーションがありますが、エグゼはタントをベースとして、重量が嵩むスライドドアを省いて軽量化し、室内空間もタントほど広さを追求せずある程度ゆとりを持たせたという車のようです。


○だった点
・広い室内空間
 タントほどスペース効率を追求していませんが、それでもきわめて広大な室内空間です。1,385mmの室内高により頭上は広々としています。また2,490mmのロングホイールベースと255mmの後席ロングスライドで足元空間も広く、余裕で足を組んで座れます。
 空間の大きさ自体はタントの方が勝っていますが、ガラスケースの真ん中で運転しているような違和感があるタントよりもエグゼのほうが自然な印象です。 

・ゆったりしたシート
 前後とも座席が大きく、成人男性であっても体をサポートしてくれます。前席はシートバックが高く、身長175cmの私が座っても肩口まできちんと体を預けることが出来ます。さすがに後席は前席よりも小さいのですが、それでも軽の標準よりはかなりゆとりあるサイズです。
 リヤシートをたたんだときに荷室を完全にフラットにしたいがために、後席のシートサイズや座り心地を犠牲にしている車が多い中、エグゼのリヤシートは優秀です。

・平らな後席床面
 2WD車は後席床面が完全にフラットで、広い空間をさらに有効に使えます。上記の後席の広々感をさらに強調しています。 

・ロール感が薄まった
 ここ最近のダイハツの軽は、ムーヴタントコンテなどどれも脚が柔らかくてロールが大きく、アンダーステアが強かったのですが、エグゼはロール感がほどよく不安感が少ないです。

・90度開くドア
 ダイハツの軽の多くに共通していますが、前後ドアが90度近くまで開き、乗り降りがしやすいです。


もう少し頑張って欲しい点
・それでもやっぱり遅い
 スライドドアをやめたことにより標準タントに比べて軽量化されていることがエグゼの売り物です。しかし、タントのノンターボ車ほどではないのですが、ムーヴワゴンRのノンターボ車よりは明らかに遅く、軽量化されたとは言えやはり常に重さが付きまといます。

・スズキ車に比べて騒音振動が目立つ
 ダイハツ車共通の傾向ですが、スズキの軽に比べて騒音振動は大きいように思いますし、経年劣化によってさらに騒音振動が大きくなる度合いも、最近はダイハツ車のほうが大きいと思います。

・コストダウンの痕跡を感じる
 ・タントはリヤシートのスライドが分割だが、エグゼは一体スライド
 ・プッシュオープン式のエアコン吹き出し口前のカップホルダーがなくなった
…など、従来のダイハツの軽に比べて装備を削ってコストダウンした部分が見受けられます。装備や品質感でパレットワゴンRなどスズキ勢の伸長が著しい昨今、ダイハツがトヨタの言うことをハイハイと聞いてコストダウンに精を出していると痛い目を見ることにならないでしょうか。

・カスタムは発売されてないのにCMをやっている
 ディーラーに行って初めて知ったのですが、カスタムは発売が遅れているそうです。それなのにテレビCMではカスタムを登場させているのはちょっとおかしいのではないでしょうか。


総評
 今までもダイハツの軽は、用途別・対象ユーザー層別に品揃えが豊富だったのですが、エグゼはそこにさらに追加された車種です。
 もともとタント自体が、ムーヴよりもさらに広い室内を…というニッチマーケットに向けられた車だったのに、思わぬ大ヒットとなったため、さらにムーヴタントの間を埋めるニッチマーケット向けとしてエグゼを…ということのようです。
 車の出来自体は、今時のよくできた軽自動車そのもので、使い勝手など特に不満もありません。大柄なボディゆえ加速性能など走りは良くないですが、買い物や通勤、子供の学校や保育園などへの送迎など中心の用途だと特に不満もないでしょう。



↓関連試乗記こちらも是非↓
タントカスタム試乗記
ムーヴ試乗記
ムーヴコンテ試乗記
ワゴンRスティングレー試乗記
パレットSW試乗記
2008年09月15日 イイね!

ムーヴコンテ乗ってみました

ムーヴコンテ乗ってみました 先日発売されたダイハツの新型軽自動車・ムーヴコンテに乗ってきました。
 試乗車は4グレードあるうちの上から2番目の「X」の2WDでトランスミッションはCVT、ボディカラーはシャンパンゴールドメタリックです。

※エンジンはKF-VE型3気筒ノンターボ(出力58PS/トルク6.6㎏・m)
 ターボ付きのカスタムは発売が遅れているそうです。

(デジカメが不調だったため、カタログの「Xリミテッド」を撮影しました。アルミホイールが装備されるのが外観上の違いです。)


○だった点
・上質感のある内装
 タント、ムーヴなど他のダイハツ製軽自動車がシンプル&カジュアルな内装のものが多いのに対し、コンテはスエード調の生地にダークレッドのパイピングが施されたシートなど、上質感を強調したシックな印象の内装です。
 軽自動車にありがちなかわいらしさを徒に強調していないので、幅広い年齢層の方に受け入れられるのではないでしょうか。

・車高のわりに安定感のある走り
 ムーヴに対して15㎜高い1,645㎜という全高ですが、ややスピードの速いコーナーリングでも安定しており、あまり高さを意識することはありません。以前ムーヴの標準車に乗ったときには、現行型の車としては異例に強いアンダーステアに驚いたのですが、コンテはそのようなことがなく、極端なスピードを出さなければムーヴよりも安心感があります
 また、スズキワゴンR(標準車)と全高は全く同じですが、重心が高くグラッとロールするワゴンRに対し、コンテは低重心で遥かに背が低い車に乗っている印象です。

・元気のいいエンジン
 現行ダイハツのノンターボ軽のほとんどに搭載されるKF-VE型エンジンがこの車にも搭載されていますが、CVTとのマッチングがよいようで、58PSの出力や850㎏の車重を感じさせず、非常に元気よく走ります。
 もちろん、パワーが有り余るというほどではありませんが、街中の流れをリードする程度なら十分です。

・車両感覚の掴みやすさ
 ムーヴをはじめ最近の軽はボンネットがスラントして、前端の感覚が非常に掴みにくい車が多いのですが、コンテは角ばったデザインで、なおかつボンネットがほぼ水平に前方に突き出しているため、車両感覚が非常に掴みやすいです。
 またサイドやリヤについても、グラスエリアが大きくて角ばっており、なおかつウインドウ下端が低いため、見切りが非常に良いです。
(同じダイハツのミラはサイドウインドウが後に向かって切れ上がっていくため、車高が低いわりに見切りが悪い)


もう少し頑張ってほしい点
・シートの座り心地
 この車の売り物の一つである、厚みのあるソファーのようなシートですが、座り心地を極端に言えば、カマボコの上に座ってカマボコにもたれているような感じで、体が点で支えられているような印象です。ソファーとしてはいいかもしれませんが、自動車のシートとしてはフィット感やサポート感がなく疲れやすいのではないかと思います。
 またサイズもやや小さく(特に座面前後長)、この車はあくまでも女性が家の近所で乗る車だなと感じさせられます。

・車内騒音の大きさ
 軽自動車としては標準の範囲内ですが、やや車内騒音が大きく感じられます。少し強めに加速すると「ヒュイーン」という音が聞こえ、最初はターボの音かと思いましたが、よく聞くとCVTの音のようです。ここ最近のCVT車はベルト駆動音があまり気にならないものが多いですが、コンテはかなり気になります。
 また、標準装着のタイヤ(ハンコック製)の影響か、ロードノイズはかなり大きめです。
 ムーブやミラよりも少し上質でおしゃれな車かなと思っていると、少し裏切られたような感じです。

・運転席パワーエントリーシートって有効なの?
 この車の特徴的な装備として、あらかじめ記憶させた自分の運転ポジションまでボタン一つで移動する「運転席パワーエントリーシート」がありますが、スイッチがダッシュボート下部にあるため、ドアを開けて乗り込んでシートに座ってこのスイッチを押そうとすると、かなり前かがみにならなければいけません。 
 高級車であれば、ドアの開閉と連動してシートがスライドするようになっている車が多いですが、わざわざスイッチを押さないといけないコンテのシステムではちょっと面倒なように思います。
 さらに、電動であるが故スライドの速度が遅いので、実際にこれを使う状況はあまりないのではないでしょうか。

・どこか他車と似ているデザイン
 どことなく、日産キューブやホンダザッツに似ている外観デザインです。前輪駆動・ハッチバック・5ドア・角張ったデザイン・高めの全高・限られたボディサイズ・・・ だとどうしても似たデザインになってくるのはやむを得ないのでしょうが、もう少し違いを出すことはできなかったんでしょうか?「カクカクシカジカ、四角いムーヴ」と、標準ムーブに対して角張っていることを売りにしたかっただけではないか、と思ってしまいます。
 付け加えて言うと、シートのデザインにはキューブもこだわっていたと思うので、内外装とも他車に似てしまうのはいかがなものかと思います。

・ウインカーの作動音 
 最近のダイハツの軽自動車に共通していますが、ウインカー作動時の音が「カチカチ」というリレーのような音でなく、「ピコピコ」というか「ポッポッポッポッ」とでもいう電子音で、非常に違和感があります。慣れの範囲なのでしょうが、ウインカーにはウインカーに相応しい音があるように思うのですが・・・
 
・リヤシートにもう少し機能があってもいいのでは?
 最近の軽としては珍しく、リヤシートはシートバック分割可倒・リクライニングは二段階のみ・スライドなし・ダブルフォールディングなしとかなりシンプルです。ムーヴが多段リクライニング・左右独立ロングスライドに加え、荷室の床板にも工夫を凝らしていたことに比べると、やや力を抜いているという印象は否めません。
 軽乗用車のリヤシートはあまりフルに使われる機会はないと割り切ったのでしょうが・・・


総評
 私、この車はムーヴラテの後継車だと思っていたのですが、ラテは併売されるんですね。
 各軽自動車メーカー、特にダイハツとスズキは軽自動車の枠の中で次々と新型車を出してきて、開発の労力がほんとに大変だと思うのですが、こんなにいろんなモデルを出してきても、本当に需要はあるのかと心配になってしまいますね。

 ミラやムーブ、タントではダメで、コンテでなければならない理由はあまりないように思います。
 ウエッジシェイプのムーブやベーシックなミラ、思い切り背の高いタント、スペシャリティ的なソニカなどダイハツの軽同士で比べると、レトロモダンで箱型のコンテは確かに個性的かもしれません。しかし、他社の車と比較すると、どこか日産キューブやホンダザッツを連想させるような外観デザインや、これまたキューブを思わせる内装など、同じメーカー内で違いを出そうとして、今度は他メーカーの車と似てしまい、どこか無理が出てきているような気もしますが・・・

 全体的な印象は、今時のよくできた軽自動車の一つで、買い物や通勤など短時間運転する日常用途には過不足なく使えて、大きな期待をしなければそこそこ満足できるだろうという車です。この車のターゲットとするユーザー(地方在住の30~50歳代女性)には受け入れやすい車といえるのではないでしょうか。
Posted at 2008/09/15 00:16:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新車試乗記 ダイハツ編 | 日記
2008年01月30日 イイね!

コペン乗ってきました

コペン乗ってきました コペンに乗ってきました。
 グレードはアクティブトップ、ボディカラーはDC(ダブルクリア)ダークグリーンマイカです。

 最近の軽自動車はどれも出来がよいのですが、反面、どの車も背を高くして室内を広くと、使い勝手のよさ最優先という同じ方向性になってしまっているように思います。そんな中、軽でありながら本格的オープン2シータースポーツであるコペンは異彩を放っています。
 登場からすでに6年目になり、そろそろ次期モデル登場の噂もありますが、コンパクトオープンとしての魅力は変わっていません。
 同じオープン2シータースポーツということでロードスターの印象と比較しますが、コペンのオープンスポーツとしての魅力はロードスターに決して負けていません。肥大化したうえ排気量が大きくなりライトウエイトスポーツとは言いがたくなったロードスターに比べ、コペンは軽ならではのコンパクトなボディでスポーツカーとしての魅力にあふれています。



○だった点
・ボディの剛性感の高さ
 屋根部分はもとより、屋根を収納する関係上トランクの開口面積も非常に大きくなり、車体の強度・剛性には相当不利なはずですが、山道を飛ばしても剛性感の不足は感じませんし、足回りもきちんと仕事をしています。

・スポーティな雰囲気の演出
 4気筒エンジンのため、3気筒にありがちないかにも軽丸出しエンジン音がなく、上質感があります。また排気音が軽とは思えない重低音です。この排気音についてはロードスターよりも圧倒的に上です。
 またコンパクトなボディゆえに、車の四隅まで意識が行き渡るようで取り回しがよく、山道を走ると道幅を広く使って振り回して元気に走ることができます。
 絶対的なパワーが限られているため、決して速い車ではありませんが、スポーティな雰囲気の演出が非常にうまい車です。

・こだわった各部の作り
 軽でありながら凝った電動ハードトップを採用していることや、クリアを2回塗る5層コートの美しい塗装、また外装パーツのチリの合わせ方など、軽であっても各部の作りに妥協がありません。大人の乗る車として十分満足できるものだと思います。

・車の価値を保とうとするメーカーの姿勢
 この車は登場から既に5年半が経過していますが、この可愛らしい外装デザインにずっと変更がなく、また新鮮さを失っていません。販売のために小手先のモデルチェンジをせず熟成させるのは、この車を大事に育てていこうというメーカーの誠意を感じます。



今一歩だった点
・ハードトップの軋み
 街中を走行していてもハードトップの軋み音が気になります。足が硬いため、余計ハードトップにストレスが加わっているようです。ボディ本体の剛性感は高いのですが、この音の影響でボディ全体が軋んでいるような印象を受けます。
 オープンカーはオープンで走るのが標準と言ってしまえばそれまでですが、せっかく耐候性の高いハードトップなのに、閉めた時の快適性が低いのは残念です。

・やはりもっとパワーが欲しい
 通常走行時には不満はありませんが、峠道の登り坂などではやはりパワー不足を痛感します。出る出ると言われ続けて、結局1,300ccの普通車仕様は登場しませんでしたが、現行の660ccエンジンが軽の規制上限の64馬力である以上、今後普通車仕様のラインナップも検討したほうが良いのではと感じました。
 
・ソフトトップの設定があれば…
 簡単な操作でオープンエアが楽しめる電動アクティブトップですが、上記した軋み音や重量の問題から、できれば手動ソフトトップ仕様もあればなと感じます。
(初期にはディダッチャブルハードトップ仕様がありましたが、いつの間にかなくなってしまいましたね。)

・シートの出来
 標準仕様のシートの出来は今一歩で、特に腰が疲れやすく感じます。アルティメットエディションなどレカロシート装着車ならいいのかもしれませんが、標準車はシートの改善を望みます。

・内装の質感の向上を
 設計年次の古さからやむをえないのですが、内装の質感は一世代前の軽のレベルです。ダイハツの最新型軽はどれも内装の質感が高いので、次期コペンに期待したいところですが、この車を購入するユーザーは、少しぐらい価格が高くてもいいものを、という方が多いと思うので、ぜひ軽の枠を超えた質感を望みたいところです。



総評
 モデルチェンジが近いこともあり、今回はコペンの購入はパスですが、現行型の出来からして新型にはかなり期待できそうです。

欲しい度:☆☆☆☆☆☆★★★★
楽しい度:☆☆☆☆☆☆☆★★★
買える度:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
維持費 :☆☆☆☆☆☆☆☆★★  
Posted at 2008/01/30 21:37:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 新車試乗記 ダイハツ編 | 日記
2008年01月15日 イイね!

タントカスタム乗ってきました

タントカスタム乗ってきました タントカスタムに乗ってきました。
 試乗車は最上級グレードのRSターボ(2WD・CVT)、ボディカラーはブラックマイカです。仕事帰りでカメラ持ってなかったので写真はありません。

 新型は性格付けとしては旧型の正常進化版として目新しいものではありませんが、乗用車ベースで広大な室内空間をという旧型の特徴をより磨き上げている印象です。
 この車に乗って感じるのは、自動車と家庭のリビングとの境界線がますますあいまいになってきたなということです。子供なら余裕で立って歩ける室内高やオプションのフローリングフロア、ラグマットをはじめとする装備など、すでにこれは自動車ではなく家庭のリビングにタイヤがついているだけという印象です。車に対して見栄を張らず、日常生活の中での使い勝手を徹底的に追求するならこういう選択もありかなと思えます。



○だった点
・なんと言っても室内の広さ
 総評にも書いたのですが、室内は徹底して広いです。外観から想像されるとおり高さ方向の空間的余裕は相当のものですが、前後方向の余裕も特筆すべきものです。後席スライドを下げれば、後席で足が組めるどころか床で横になれるほどのスペースが出現します。また全幅が軽自動車の枠内にありながらベンチシートのお陰で成人男性二人が横並びに座っても狭苦しさはまったくありません。

・使い勝手の向上がよく練りこまれている
 大容量のオーバーヘッドコンソールをはじめとする収納の数々や、座席を床下に格納してフルフラットになる荷室、90度近くまで開くフロントドア、前後席フラットフロアなど、各部の使いやすさに徹底したこだわりがあります。ただの広いドンガラではなく、限られた平面積を最大限有効に活用しようとする工夫を随所に感じます。

・ミラクルオープンドア
 この車の最大の特徴である助手席側Bピラーレス&スライドドアの「ミラクルオープンドア」ですが、確かに標準ドアの軽にはない使い勝手のよさがあります。お母さんが小さい子供を連れて買い物に行ったときなど、隣の車にドアをぶつけるおそれが少ない、チャイルドシートに子供を乗せやすいといったメリットがあるように思います。

・カスタムRSの動力性能のよさ
 試乗車は最上級グレードのカスタムRSだったので良くて当然かもしれませんが、街中での動力性能に全く不満はなく、またCVTの設定にも不自然さを感じる部分はありません。

・外装デザインに安定感が出た
 基本的に外装デザインは旧型からの正常進化ですが、サイドウインドウを直立させすぎたりウエストラインから下のボリュームがないため、やや不安定に見えた旧型より安定感のあるスタイルになりました。

・CMの長澤まさみ(超爆
 セカチューのころの輝きはなくなったとはいえ、やっぱりいいですなあ(爆
 ショールームに等身大パネルがあったのですが、ショートパンツから伸びる足がまぶしい(wwwwwちょwwwww
パネルパクって行こうかと思いました(いい加減にしろ俺wwwwwwwww



今一歩だった点
・パワースライドドア、イージークローザーが全車標準ではない
 上級グレードには標準装備のパワースライドドアですが、LとカスタムLにはオプションですら装備できず、さらにイージークローザーもありません。小さい子供がいる家庭向けの車なのですから、手を挟む事故を防ぐためにも全車標準装備でもよさそうな気がしますが…

・価格が割高?
 ムーブとタントのLグレード・AT・2WD同士で比べた場合、価格差は63,000円(ムーブ:1,018,500円、タント:1,081,500円)と、タントのほうが複雑なボディ構造を持っていることを考えると納得できるように思いますが、ムーブLは上級グレードとはキーフリーシステムやオートエアコンなど贅沢装備の違いであるのに対し、タントLはこの車の最大の特徴である電動スライドドアが装着できず、その上セーフティパック(サイド&ニーエアバッグなど)も装着できないなど、かなり本質的な部分で違いがあります。上級グレードを購入するように誘導されているような気がします。

・助手席シートベルトがややうっとうしい
 ミラクルオープンドアを成立させるために、助手席シートベルトをシートバックにビルトインさせていますが、ショルダー部の取り付けが低いためシートベルトを装着すると左肩全体が圧迫されるような感じでややうっとうしく感じます。(私の身長は175センチ)

・ノンターボ車の動力性能は大丈夫?
 長所のところで述べたように、ターボ付きのカスタムRSの動力性能に不満はないのですが、それ以外のグレードは900~980kgにもなる車重から考えて動力性能には期待できないように思います。(折を見て標準車にも乗ってみたいです。)



総評
 上述したとおり、日常での使い勝手を最優先に考えるなら、この車は最高でしょうね。ただ、結構な価格(最高で1,737,500円!!)といい、最高グレードで1tを超える車重といい、軽として成立させるにはちょっと無理があるのではないかと感じる部分もあります。私個人としてはこのあたりはあまり納得できない部分です。
 軽はあくまでも軽らしく、軽く、安く、燃費よくあるべきではないでしょうか。

欲しい度:☆★★★★★★★★★
楽しい度:☆★★★★★★★★★
買える度:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
維持費 :☆☆☆☆☆☆☆★★★ 
Posted at 2008/01/15 22:43:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | 新車試乗記 ダイハツ編 | 日記
2008年01月09日 イイね!

ムーヴ乗ってきました

ムーヴ乗ってきました ダイハツムーヴに乗ってきました。
 乗ってきたというのは正確ではなく、ちょっと乗る機会があったので、そのインプレッションの報告です。
 試乗車はLグレードのAT・ボディカラーはホワイトです。


 近年性能の向上が著しい軽自動車の中でも、ダイハツは特に質の向上に力を入れているように思います。ムーヴはそのダイハツ製軽自動車の中でも最多量販車種で、メーカーの意気込みを感じる車です。
 ムーヴの最大のライバルといえばスズキワゴンRです。私の母親が現行型ワゴンRに乗っていてたまに私も乗るのですが、特に足回りの性能、動力性能、室内の使い勝手、内装など細部の作りこみなどにおいてムーヴの圧勝です。軽最多量販車種のワゴンRも古くなってしまったなあと感じさせられます。
 ワゴンRだけでなく上のクラスの車と比較しても、室内、特に後席の広さは圧倒的ですし、走りの上でも、さすがにエンジン性能に余裕はありませんが、特に不満はありません。車に見栄を張らず、維持費の安さや実用性のバランスを考えればこの車は最高の選択なのではないでしょうか。
 燃費のよさ、室内の広さ、作りのよさ… 「軽としては」という注釈をつけなくてもこの車は非常によい車だと思います。この車に乗ってトコトコ走っていると「車って、これでいいじゃん!」という気持ちになってきます。



○だった点
・室内空間の広さ
 室内空間、特に前後方向のゆとりが非常に大きいです。後部座席はゆったりと足が組めます。運転席から後ろを振り返ったとき、リヤシートが後ろのはるか彼方(笑)にあるので、最初乗ったときはびっくりしました。
 さらに足元にフロアトンネルの盛り上がりがないことも、広さを感じさせる要因です。
 左右方向は、軽自動車の寸法の限界があるのですが、それでも広いと言っていいと思いますし、上下方向はきわめて広いです。
 荷室は4人乗車時は必要最低限といった感じですが、後席左右独立スライド・独立シートバック可倒など使い勝手をよく考えて作り込まれている印象です。

・高速走行時の安定性
 室内空間を最大限確保するためのロングホイールベースだと思うのですが、その副産物として高速走行時の安定性が高いです。エンジンパワーはそこそこなので余裕綽々とはいきませんが、大型トラックの間でフラフラして手に汗握るということはまったくなく安心して走れます。

・街乗りでは十分以上の動力性能
 街乗りしている限り動力性能にまったく不満はありません。エンジンパワーは決してパワフルとは感じませんが、それでもカタログ数値は58馬力もあり、実用上は十分です。



今一歩だった点
・ATのシフトショック
 昔の軽のレベルからすると雲泥の差なのですが、現代のレベルからするとシフトショックがやや大きく感じます。試乗車はLグレードの4速ATだったのですが、上級グレードのCVTを全グレードに拡大してはいかがでしょうか。

・追突時の安全性は大丈夫?
 この車の売り物のひとつ、大きくスライドできる後席ですが、最後端までスライドすると、後頭部がリヤハッチぎりぎりになります。追突時の安全性を考えると、ここまで後ろに下げられる必要はなかったのではないでしょうか。
 それからこれだけ後部座席の余裕が取れるなら、空間を広げることだけでなく、座席自体をもっと大きくして安全性や快適性の向上に充ててほしいと思います。

・アンダーステアが強過ぎる
 足回りの性能を云々する車ではないと思うのですが、それにしても今時の車では珍しいほどアンダーステアが強いです。きついカーブでハンドルを半回転ぐらい切ると、フロントタイヤがブリブリブリっといいながら外側にドリフトアウトしていきます。標準装着のタイヤが145/80R13とこれまた今時珍しい80扁平であることも影響していると思います。全高が高いことや車の性格を考えると当然のセッティングではあるのですが…

・ライトが暗い
 コストの制約で安いライトバルブを使っているのか、それともリフレクターの形状のせいか、ライトが暗いです。最近はアフターマーケットもののハロゲン球のハイワッテージバルブが少なくなってきているので、純正状態で明るくしておいてほしいですね。

・ATセレクターのガタ
 個体差かもしれませんが、試乗車のATのセレクターレバーはどこかのネジが脱落しているんじゃないかと思うほどガタが大きかったです。
 
・ハーシュネスの強さ
 基本的に乗り心地はやわらかいのですが、なぜか路面の継ぎ目やマンホールを乗り越えたときには、「ビシッ」という感じの強い衝撃を感じることがあり違和感があります。

・理解しにくい販売競争
 車自体とは直接関係ないのですが、ダイハツはスズキと軽ナンバーワン争いの熾烈な販売競争を繰り広げている影響で、登録済未使用車と称する実質的な新車が大量に出回っています。新車より10~30万円程度安い値段が付いていますが、このような不明朗な販売方法に多額な販売報奨金をつけるのは、新車の価格に不信感を抱きます。最初から新車価格を安くしてくれよと思ってしまいます。



総評
 恐らく私が車に興味がなければ、こういう車で満足しているのではないかと思います。普通に走っている限りでは何の不満もありません。人に勧める車としては最高です。


欲しい度:☆★★★★★★★★★
楽しい度:☆★★★★★★★★★
買える度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
維持費 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ 
Posted at 2008/01/09 22:38:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 新車試乗記 ダイハツ編 | 日記

プロフィール

所持運転免許 ・大型自動車第一種 ・中型自動車第一種(8t限定) ・中型自動車第二種(8t限定) ・大型特殊自動車第一種 ・大型特殊自動車第二種 ・...

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