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2008年08月08日 イイね!

大型特殊免許(大特免許)の一発試験受けてみました その2 大特って何じゃ?編

大型特殊免許(大特免許)の一発試験受けてみました その2 大特って何じゃ?編 7月30日のブログ「大特免許の一発試験受けてみました その1 一発試験って何じゃ?編」の続きです。今回は大型特殊免許とは何かお話しようと思います。


 そもそも大特免許って何じゃ?何が運転できるのかというと・・・
 よく見かける車で言えばフォークリフトやクレーン車(トラックにクレーンが載っているものではなく、クレーン部分だけで自走しているタイプ、通称ラフター(ラフテレーンクレーン))、道路工事現場にいるロードローラーやモーターグレーダーなどが大型特殊自動車です。
(特殊自動車のうち車体の大きさが4.70m以下、幅1.7m以下、高さ2.00m以下で最高時速が15㎞毎時以下のものを「小型特殊自動車」といい、農耕用トラクターなどがそれに当たります。小型特殊免許を取得するには技能試験はなく、学科試験のみでオッケーです。ただし小型特殊免許を持っているからといって、二輪免許のように普通免許を取得するときに学科教習がなくなる、といったメリットはありません。原付と同等で、かなり下位の免許です。)
 岡山県運転免許センターの大特の試験車は写真のようなタイヤショベルです。

 この大特免許、実は運転免許を持っていない人でも18歳以上なら取ることができます。(大型免許、中型免許、二種免許などは年齢、運転経験に制限がある。)
それにしても普通免許も持ってない人があの大きなラフターなどを運転できるのはちょっと恐ろしいような気もしますね。
 たまに誤解されるのですが、この大特免許を持っているからといって、クレーン車やフォークリフトで作業が出来るわけではありません。あくまでも大特車を公道で運転することができる免許であり、フォークリフトやクレーン、玉掛けの資格などとは別物です。

 大特免許の技能試験は試験場の場内のみで行います。他にもけん引免許や二輪免許は場内試験のみ、その他普通免許や大型免許などは場内課題と路上があります。
 場内試験においてどのような点がチェックされるかというと、発進・右左折・交差点(信号の有無、見通しの悪いもの含めて)・カーブ・踏切・横断歩道・一時停止・目標物に合わせた停車・障害物の通行・指示速度された速度で走ること…などがあります。さらに大特の試験では方向変換(車庫入れの要領で方向変換スペースにバックし、前進して発進する)が必要です。

 試験は減点法で行われます。開始時の持ち点は100点で、第一種免許の場合70点以上で合格です。危険行為(信号無視、他車の妨害など)や課題を通過できなかった場合は試験中止となります。また、減点が累積し70点を切ったら採点を中止となり、仮に完走しても不合格です。

↓↓続きは下記リンクから↓↓(青文字をクリックしていただければ、それぞれの内容にジャンプできます。)
その3 準備編(受験への準備について)
その4 初受験編(1回目の受験・技能試験の開始まで)
その5 不合格編(1回目の受験・技能試験の不合格発表まで)
その6 悪戦苦闘編(2~4回目の受験と不合格)
その7 合格編(合格と合格後の段取りについて) 

↓↓「その2」からご覧になっている方は、まずこちらをどうぞ↓↓
その1 一発試験って何じゃ?編(教習所ではなく試験場で受験する「一発試験」「一発免許」とは何かについて


↓↓大特二種免許の取得記 こちらもぜひご覧下さい↓↓
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その1 基本編
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その2 受験編
2008年07月30日 イイね!

大型特殊免許(大特免許)の一発試験受けてみました その1 一発試験って何じゃ?編

大型特殊免許(大特免許)の一発試験受けてみました その1 一発試験って何じゃ?編◎ 一発試験って何じゃ?
 大型特殊(大特)第一種免許の運転免許試験、俗に言う一発試験を受けてきました。
 運転免許と言えば普通は教習所でないと取れないものだと思われるかもしれませんが、運転に関する技能と知識さえあれば運転免許試験場(都道府県によっては「運転免許センター」「交通センター」「交通教育センター」と言うところもある。)で運転免許を取得することができます。この運転免許試験場で技能試験を受験することを通称“一発試験”と言います。

◎ メリットとデメリット
 教習所で免許を取得するよりも一発試験の方がメリットがあるとすると、以下のようなことではないかと思います。

○ 合格できれば費用が圧倒的に安く済む   
 今回受験した大型特殊免許を例に取ると、岡山県内の教習所の大特の教習料金の相場は大体8万~13万円というところです(普通免許を持っている人の場合)。しかし一発試験であれば、試験手数料2,950円と貸車料1,650円、免許交付手数料2,100円の計6,700円で済みます。免許交付手数料は教習所を卒業しても掛かりますし、試験手数料も2,000円必要。実質、ほぼ貸車料の違いしかないということです。
 教習料金については大型一種や二種免許であればもっと高くなりますから、一発試験の金銭的メリットはさらに大きいということですね。

○ 教習所では取れない免許も取れる
 けん引二種、大特二種の教習を行っている教習所は存在しないので、それらの免許を取得したいのであれば一発試験を受けるしかありません。ま、けん引二種、大特二種は取得してもほとんど使いようのない免許なんですがw
 以前は普通二種、大型二種も教習所では取得できなかったので一発試験を受ける必要がありましたが、現在は教習所で取得することが出来ます。

 逆にデメリットと言えば・・・
× 合格に時間が掛かるかもしれない
 一発試験に関する話として、スタート地点から発進できずに試験が終わってしまった、ということを聞くことがありますが、これはあながち誇張ではありません。つまり発進までの間に大量に減点されてしまったということなのですが、単に車を発進させるというだけでも気をつけなければいけない点がたくさんあり、それをすべて認識しておかなければいけません。何十回受けても合格できないということは現実にあります。試験は厳正に行われていますから、試験官が「この受験者、下手だけど何回も受けに来てかわいそうだから合格にしてあげるか」ということはほぼ100%ありません。

× 免許試験は平日しかやってないので、普通に仕事をしている人は受験しにくい。
 免許試験は警察がやっているので、当然土日祝はお休みです。私はサービス業で平日休みが多いのでまだいいのですが、カレンダーどおりに休む仕事をしている人は受験すること自体がかなり難しいでしょうね。
 転職のため仕事をやめている間に免許を取得するという方にはいいかもしれません。

× 事前の練習方法をどうするか。
 例えば運送会社に勤務している方がけん引免許を取るために、会社の駐車場で会社のトレーラーで練習を・・・、とかいうパターンなら練習しやすいでしょうが、一般的には事前の練習はなかなかしづらいでしょうね。特に大型二種などは大型バスなので、実質的に練習ができないのではないでしょうか。
 ただし、教習所によっては1時限単位で練習させてくれるところもあったり、大型トラックやけん引の場合、各都道府県のトラック協会の練習コースで練習できるところもあるようです。


 というわけで、「急いで免許を取りたい」とか運転に自信がない方、経験が全くない方には一発試験というのは正直あまりお勧めできません。
私の場合時間的条件に恵まれていることと、一つのカテゴリーにとらわれずいろんな車の世界を体験したいという思いが強いので、一発試験受験を決意しました。



◎ 受験の流れ
 試験受験から免許証取得までの流れは、既に持っている免許証の種類によって異なりますが、今回私が取得した大特一種を例に取ると、
◎試験前日までに
 ・運転免許センターへ技能試験の申し込み(岡山県の場合電話でも可)
  受験可能な曜日については限りがあります。(岡山県の場合火曜日と木曜日)

◎試験当日
・申請用紙に記入
 申請窓口に置いてあり、書き方の例もあります。
・申請書提出
 午前8時30分から受付開始です。安全運転協会の窓口に申請書を提出し、試験手数料2,950円と貸車料1,650円を岡山県収入証紙にて納付します。
・適性検査
 視力、運動機能などの検査があります。
・予約の確認
 受験車種と名前を確認し申請書を提出。確認後受験票をもらい、大型車試験待合室へ。
・試験の内容についての説明
 午前9時30分から試験官から試験の内容についての説明があります。
・試験開始
 説明が終わるとすぐ、受験番号順で試験を行います。試験が終わったら、合格発表まで合格発表板前で待機。
※ もしも試験が完走せず終了してしまった場合は、受付で書類を返却してもらい、「お帰り」となってしまいます。


 
◎ 事前の準備
○必要なもの
・運転免許証
 他の種類の運転免許を既に持っている人は必要です。
 (大特一種の場合、免許を持ってない人でも取ることができますが、これは稀なケースでしょう。)
・写真
 書類に貼付する免許証用の写真(3.0×2.4㎝)1枚
 (持参し忘れた場合は免許センターで700円で撮影することができます。)
・お金
 試験手数料    2,950円(車種によって異なります。)
 貸車料      1,650円(試験車のレンタル料のようなもの。これも車種によって違う)
 免許証交付手数料 2,100円(第一種免許の場合)
 交通安全協会費   900円(いろいろ物議を醸していますが、一応必要な費用としておきました。もちろん任意です。)
 あと、合格した場合午後2時ぐらいまで時間がかかるので、昼飯代も・・・
・運転に適した服と靴
 履き物については、サンダルやヒールなどはもってのほかです。また、あくまでも試験ですので、極端にラフな服装(タンクトップやバミューダパンツなど)や汚い格好も避けたほうがいいでしょう。試験官は警察官ですので、変な服装だと“そういう目”で見られます。

○あった方がいいもの
・デジカメや携帯カメラ
 これは試験当日よりも事前準備の段階であった方がいいです。試験待合室に試験コースが掲示されているのでそれを撮影して、家に帰ってコースの白地図(後述)に転記したり、試験車や試験コース(課題)を撮影したり・・・
・コース図
 試験コースの白地図です。試験窓口でもらうことができます。各車種の試験コースは試験待合室に掲示されているので、この地図に自分でコースを転記していきます。
・筆記用具
 なくてもいいがあれば安心。


 というわけで、「その1 一発試験って何じゃ?編」はここまで。次回「その2 大特って何じゃ?編」に続きます。

※ このブログにおいては、岡山県運転免許センターにおいて、既得免許所持者が、大型特殊第一種免許技能試験を受験する場合について記述しております。大まかな流れは各都道府県とも同じような感じではないかと思いますが、詳細については各都道府県の運転免許センター等にお問い合わせ下さい。

(写真は岡山県運転免許センター)

↓↓続きは下記リンクから↓↓(青文字をクリックしていただければ、それぞれの内容にジャンプできます。)
その2 大特って何じゃ?編(大型特殊車両とは何か、岡山県運転免許センターの大特試験車について)
その3 準備編(受験への準備について)
その4 初受験編(1回目の受験・技能試験の開始まで)
その5 不合格編(1回目の受験・技能試験の不合格発表まで)
その6 悪戦苦闘編(2~4回目の受験と不合格)
その7 合格編(合格と合格後の段取りについて)


↓↓大特二種免許の取得記 こちらもぜひご覧下さい↓↓
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その1 基本編
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その2 受験編

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