• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

まさだのブログ一覧

2008年09月30日 イイね!

ワゴンRスティングレー乗ってきました

ワゴンRスティングレー乗ってきました 新型ワゴンRに乗ってきました。
 試乗車はスティングレーの最上級グレード「TS」の2WDでトランスミッションはCVT(CVTのみの設定)、ボディカラーはスパークブラックパールです。
 ※エンジンはK6A型3気筒ターボ付(出力64PS・トルク9.7㎏・m)
 
 ちなみにここでは、スティングレーを含めた新型ワゴンR全体の印象を、また我が家の先代ワゴンR(平成16年式FX・2WD・MT)と比較した印象も述べたいと思います。

フォトギャラリーに写真を載せています。)

○だった点
・先代から大幅に進化した走りのよさ
 エンジンパワーに余裕がある上にCVTとのマッチングも良いようで、軽としてはなかなか気持ちのいい走りです。7~8%程度の勾配が連続する坂道でもゆとりを持って走ることができます。もちろん街中で不満を感じることはなく、キビキビと走ります。
 ゆっくりとした中間加速だと、2,000rpm付近でCVT独特の、エンジン回転は上がってないのにスピードだけ上がっていくという違和感が多少あります。
 コーナーリング性能については先代までと比べ、重心が下がっている印象で非常に安定しています。先代はウインドゥエリアが大きいため実際以上に速度感があり、スピードを出すとやや不安でしたが、新型は程よい囲まれ感があり、スピードを出しても不安感がありません。先代よりも「背が高い車を運転している」という印象を持つことが少なくなりました。

・内装の質感の向上
 新型の最大の特徴はここでしょう。シンプルだった先代から一変して抑揚のあるデザインとなったダッシュボードや、シート時と同系色をあしらったドア内張りなど、軽としては高いレベルの質感です。スズキの軽はパレット以降急速に質感を向上させましたね。

・室内前後空間の拡大 
 先代も軽としては十分な前後長を持っていましたが、新型はさらに有効長が拡大し、特にリヤシートは広大なスペースを持っています。

・インパネシフトになったこと
 先代のATはやや時代を感じるコラムシフトで、ガチャガチャした操作感やポジションによってはオーディオやエアコンが操作しにくくなるなどのデメリットがありましたが、新型はやっとムーヴやライフ同様のインパネシフトになりました。
 このインパネシフト、ムーヴはかなり基台部が大きく左膝のスペースがかなり狭いのですが、ワゴンRはうまくコンパクトに収めてあり、足元空間は広々しています。

・先代譲りの使い勝手の良さ
 ワゴンR伝統の助手席下収納をはじめ、各部に収納がたくさんあり使い勝手が良いです。また後部座席のアレンジなど旧型の取り扱い方を引き継いでいる部分も多いので、旧型から乗り換えても違和感なく馴染めるのではないでしょうか。
 
・タイヤ空気圧警報ウォーニング 
 スティングレー各グレードに標準装備のようですが、軽としては珍しく、タイヤの回転数の差から空気圧の減少を検知して警告するシステムが装備されています。最近の軽はホイールは大きく、タイヤの扁平率は低くというのがトレンドなので、軽の小さいタイヤだとどうしても絶対的な空気の量が不足し、空気圧の管理にシビアにならざるを得ませんが、これが装備されていることによって、空気圧が低いまま走行してタイヤやホイールを傷めたり、燃費が悪化したり、最悪バーストしたりという危険性が少なくなり、非常に有効なシステムだと思います。


もう少し頑張ってほしい点
・窓が小さくなった
 荷室横のリヤクオーターウインドゥがなくなっていたり、ウエストラインの高さが上がっているなど、窓の面積が先代に比べ明らかに小さくなっています。特にフロントウインドウ下端はやや高く、ドライバーの身長によっては車の直前の死角が大きくなりそうです。長所に書いてあることと矛盾するのですが、街中など速度を出さない状況だと窓の小ささによる死角の増加は明らかにデメリットです。

・室内幅が狭くなった印象がある
 パレットが登場してワゴンRが室内の広さを追及する必要がなくなったせいか、先代よりもサイド、リヤウインドゥの絞込みが強くなり、室内が狭くなった印象があります。(実寸も1センチ狭くなっています。)

・シートリフターが装備されないグレードが多い
 スティングレー以外の標準車にはシートリフターが装備されていません。女性や高齢者が乗る可能性が高い標準車こそシートリフターが必要だと思うのですが・・・

・タコメーターが欲しかった
 先代は最下級グレードまですべてタコメーターが装備されていたのですが、新型はスティングレー以外タコメーターが装備されていません。MT車ぐらいにはタコメーターがあっても良かったのではないでしょうか。

・CVTは全グレードに設定してもよかったのでは?
 標準車4グレードはそれぞれ、FTリミテッドがCVTのみ、FXリミテッドがCVTとATを併売、FXとFAがATとMTという複雑なラインナップです。
 CVTの方が燃費はいいがATの方が低コストということからこのようになっているのでしょうが、もっと自信をもって自動変速はCVTのみで展開していっていいのではないでしょうか。

・ABSが全車標準ではない
 ABSなど今時常識以前だと思うのですが、FXにオプション、FAの2WDはオプション装着すらできません。ムーヴの最下級グレードにもオプションなので、スズキだけの問題とはいえませんが、軽No.1だのどうだのと、販売競争に一生懸命になるなら安全競争にも一生懸命になってほしいもんです。

・内装色が選べなくなった
 先代は内装色がネイビー/ベージュと2色あり選ぶ楽しみがあったのですが、新型はダークグレー1色になってしまったのがちょっと残念です。

総評
 販売台数軽No.1(というか登録車も含めた国内販売No.1)の横綱モデルのフルモデルチェンジだけあって、着実な進化を感じます。進化させないと時代に取り残される、とはいえ大幅に変えてしまうと従来型オーナーにそっぽを向かれる・・・ ワゴンRのような大ヒット車にはこのような難しさがあると思うのですが、新型は保守性と革新性をうまくバランスをとり、旧型の良さを引き継ぎつつ欠点は極力つぶしています。新型もまたコンスタントに売れるでしょう。
ちょっと残念だったのが、スティングレーはぱっと見の外観デザインがあまり変わっていないため、新型だと気づかれていないようで、試乗中もほとんど注目されませんでした。スティングレー自体が登場してまだそれほど年月が経っていないので、短期間で大幅に外観デザインを変える必要はないですが、ちょっと寂しかったです。
Posted at 2008/09/30 23:19:24 | コメント(4) | トラックバック(0) | 新車試乗記 スズキ編 | 日記

プロフィール

所持運転免許 ・大型自動車第一種 ・中型自動車第一種(8t限定) ・中型自動車第二種(8t限定) ・大型特殊自動車第一種 ・大型特殊自動車第二種 ・...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2008/9 >>

  1 2 3 4 5 6
78910 111213
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30    

愛車一覧

日産 NV350キャラバン 日産 NV350キャラバン
グレードはバン2WD 2.5Lガソリン DX クロムギアパッケージ スーパーロングボディ ...
日産 シルビア 日産 シルビア
ご縁があって購入。 平成5年10月初度登録のS13ド最終・純正K's(ターボ)・純正M ...
ダイハツ アトレー ダイハツ アトレー
子供の送迎で自転車を積まなければいけなくなったため、安~い軽を探してると、なぜかこれにな ...
トヨタ プリウス トヨタ プリウス
基本的に嫁さん用ですが、私の遠出用も兼用。 ・クルーズコントロールとパワーシートは欲し ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation