
* 調子に乗って打ってたら、とんでもなく長文になってしまった💦
最近のブログで「標高表示」が大好物❗️という言葉を載せたが、もっともっと大好物なものがある。それがタイトル画像に使ったもの。
「坂」である。私は、坂歩きがホント大好き。ただし、山登りで歩くような坂道、山道ではない。あれは疲れる。楽しくない。登山は好きだが、延々と登り続けるのは、やはりキツすぎ。
私が大好きな坂は、段丘や台地などを上る坂。例えば、大阪城🏯が建つ上町台地周辺の坂や名古屋城🏯がある台地に上る坂。
さらに上田市や沼田市に見られる河岸段丘を上り下りする坂。
つまり、数mから数10mの比高の坂。それらの坂は、坂下と坂上がはっきりしており、坂下から見上げるときのワクワク感や坂上からの眺望に対するウワーオ感が味わえる‼️
そして、そんな坂の宝庫が我が国の首都東京だ。武蔵野台地の先端にあり、多数の湧水が作り出した細かい谷が複雑に入り込む。江戸には多くの人が暮らしていたから、台地上と谷を結ぶ多くの道が作られた。
すると、そこには多くの坂ができる。坂に名前を付ければ、それ自体が会話で場所を特定するのに役立つ。ランドマークにもなる。だから、東京には名前のある坂がたくさんある❗️
サイトや書籍を見ると、東京23区内の名のある坂の数は700以上とも、800以上とも言われている。が、私が実際に歩いて確かめた名のある坂の数は925‼️したがって、それ以上あるのは確かだろう。
前置きが長くなった。今日見つけた坂。上田駅のある沖積地から上田城のある段丘面に上る坂である。
「権現坂」。たぶん坂上か坂下に「なんたら権現」の社か祠があるのだろう。そこそこの急坂である。ちなみに東京23区内の「権現坂」といえば、板橋区の成増4丁目、北区の王子神社⛩に上る坂、大田区の東雪谷3丁目の坂などが思い浮かぶ。
私が坂に出会えたら必ずやること。それが写真撮影。家に帰ってから画像ファイルを作るため。
今日の「権現坂」もマイセオリーに則って撮影してみた。

↑ 坂下

↑ 下部屈曲部から坂下を望む。30くんが写り込んでる!

↑ 下部屈曲部から中央湾曲部を望む。

↑ 中央湾曲部から下部屈曲部を望む。

↑ 中央湾曲部から上部勾配変化地点を望む。

↑ 上部勾配変化地点から中央湾曲部を望む。

↑ 上部勾配変化地点から坂上を望む。

↑ 坂上
こんな感じの撮影である。
上りだけ集めると…

こうなり、下りだけ集めると…
つまり、上り下りとも坂の全体が記録されるように撮るのだ。
このとき気を付けるのは、可能な限り、車や人を入れないこと。坂の途中に宅配便や郵便配達のバイクなどがあれば、それがいなくなるまで根気よく待たねばならない。
人の流れが途切れて「やっと撮れる❗️」と思った瞬間、横道から自転車が現れるなんてことも茶飯事。地団駄踏む。ただし、心の中で……。
アメリカ大使館脇の「霊南坂」やロシア大使館横の「狸穴坂」を撮るときは、警備の警官との間に漂う緊張感がなんとも言えなかった。霊南坂のときは「大使館脇の標柱(港区教育委員会が建てた案内と解説を兼ねた柱)を撮りたいから、そっちに渡ってもいいか?」とお願いしても、警官は決して許可してくれなかった。
また、渋谷の道玄坂やスペイン坂、あるいは新宿区の神楽坂など、人や車が写り込まないなんて不可能だから、なるべく入り込まないように撮るのが至難の業だった。
そんなこんなで足掛け5年、月に2、3回東京まで行って925坂のデータファイルは我がモノとなったのである。
「その画像データ、何に使うの?」
当然の疑問だが、答えはない。それがマニアというものだからだ‼️(と胸を張る❗️)
(実際にフィールドワークしたから、坂の位置情報など正確だよ。坂の専門サイトや坂歩きの書籍などの情報って間違っているものも多いことが分かったよ。
初めのころ、間違い情報を信じて目当ての坂が見つからず、機会を改めて3回くらい同じ場所に通ったことがあった。信州からだよ❗️
さんざん歩いてサイト情報とは違う所にその坂を見つけたときは嬉しかったなぁ。
どこかって❓
新宿区東五軒町の相生坂だよ。暇があったら行ってみてね。神楽坂の坂上近くだよ。赤城神社の北東にあるよ。ちゃんと標柱も建っているからきっと見つかるよ。)

↑ 右側の平行するオレンジ色の線が「相生坂」。 「相生」というのは2本の坂が平行している場合、2本まとめて付けられる名前。
大田区上池台5丁目と仲池上1丁目に、東海道新幹線の線路を挟んで「相生坂」がある。
また、神田川を挟んで湯島側にも「相生坂」がある。ただ、この坂、もう1本の相方がいない。実は、駿河台側の「淡路坂」が相方なのだが、別名が付いてしまったので、単独になってしまった。
とすると、五反田駅から高輪台・白金台へ上る「相生坂」の相方はどこなのだろう?これはまだ解けない疑問である。
ところで、上の地図内で「相生坂」の2本線の先にバツ印を付けてあるのがサイトに載っていた位置である。「正しい位置のすぐ先だから見つけやすいんじゃないの?」と思うかもしれないが、そう簡単なものじゃない。実際にやってみればわかるはず。行って確かめてね。
↑ 今、お読みの貴方「そんなもの好き、他にいないよ。」
↑ 私「そのとおりですね。」
Posted at 2020/04/17 20:30:36 | |
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