ステアリングを本革巻き　その3 (完了)

ステアリングの本革巻き、ようやく完了です。

革を伸ばし伸ばし、ステッチを締め直す等じっくりと作業してやっと終わりました。

完成状態にはとても満足しています。

早速車体に取り付け。

革の色はグレーでしたが、車内のパネルの色とは結構違います。

ステッチはベースボールステッチと呼ばれるもので、縫い付けには2本糸を互い違いに通します。

1本目の糸は穴を1つ飛ばしにして縫っていくのですが、ミスしたのに気づかず2本目を通してる時にようやく気づく、ということが何度もありました。

今回使った革は、ラーチェというもので、僕が行ったお店では30色そろってました。

伸びもよく作業しやすかったです。

ラーチェの説明文:

シボ型押しで柔らかいイタリヤ鞣し(なめし)のクローム牛革です。
吟目(ぎんめ)は顔料仕上げで全30色あります。
厚さは1.5mmと1.0mmの2種。

とても綺麗な色が揃ってました。

糸は5号のポリエステル製ロウ引き糸です。
コレがかなり扱いやすく、失敗して何度も糸を引き抜きましたが、千切れることもほつれることもなかったです。

今回使用した道具です。
針は裁縫用のもので作業しました。革用の針も買いましたが、穴が太くなりすぎ、途中から使わなくなりました。

革に針をとおすときはペンチでひきぬくと楽でした。ビニールテープを巻いて針が滑らないようにしています。

マスキングテープは6mmで、これは革の端に下穴を開ける際のガイドとしてつかいました。

ちなみに、かなり長時間作業になるため、ベッドの上で楽な姿勢で作業しました。
また針を手から離しておく際、ベッドを針山にしていました。

今回お世話になった革屋さんは「レザークラフトぱれっと」というお店です

https://p-leather.net/

関連URLに購入した商品のリンクを記載しておきます。

革と革の継ぎ目は、巻いたとき厚みが出てしまいますが、革を薄くして(コレを漉くと言います。すく。)折った時に分厚くならないようにすることができるそうです。

この辺りも含めて、革についてお店の方に色々教えていただきました。

ステアリングを太くしたり色を変えたくなったらまた革巻きに挑戦してみようと思います。

それではここまでお付き合い頂き
ありがとうございました。