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Harukusの愛車 [メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン]

整備手帳

作業日:2020年6月22日

グリル背面にメッシュ加工

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 6時間以内
1
W212 / S212前期は、慣れたら5分くらいでグリル交換できるらしいので、着せ替えが気軽に楽しめる車のようです。夏用にパナメリカーナ風の、GTRグリルなるものを買ってみました。

よく見ないと分からないかもしれませんが、この写真は背面メッシュ加工を自分でやった後の写真です。

今回はそのメッシュ加工の作業部分だけの記録となります。車種にとらわれずパナメリカーナ風GTRグリルはどれも同様の事ができるんじゃないかと思います。

実車への取り付けについてはまた別の記事に書こうと思います。
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このグリルは、Aliで送料込11,987円。中央のエンブレムは本来は別売りですが、無料で付けてくれるという事になり嬉しかったです。(なのに、いざ届いたらエンブレム入れ忘れが発覚して、また後日再送の約束→品切→他店購入価格分を返金、ということに話が二転三転)。待ち時間の無駄だけは泣き寝入りさせられます。

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パナメリカーナグリルとも呼ばれるGTRグリル。シンプルな縦フィンのデザインですが、どんな車にもそれなりに合うので、AMGに限らずメルセデスシンボルにしてもいいくらいだと思います。ご覧のようにスッカスカだということで有名です。

ラジエーターを冷やすという目的としてはスッカスカは良いことですが、サーキットではなく一般の道を走るなら虫や石やその他クズどもをせき止める機構がもう少し欲しいということで、裏側にグリルネットを貼り付けるというDIY加工を施します。(最近は施工済というか、製造段階でそうなったものも出てきてます)。

実は純正エレガンスグリルも結構スカスカです。細かい横フィンなので気になりませんが、GTRグリルは縦フィンなのであらゆる身長の人から見通しがよく、ラジエターその他、臓物がフロントから丸見えになるのをボヤけさせる目隠しという意味合いのほうがネット施工の意味合いとしては大きいかもしれません。

前説が長くなりましたが、以降、手順です。エンブレム位置の真上あたりにくるT字形のプラパーツ(パタパタ動くやつ)は外したままの作業となります。
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グリルに張り付けたいクズ止めのネットは、100cm x 33cmの黒色アルミネット。これもAli購入です。
日本Amazonでも同じ物が売ってました。
ホームセンターでは無骨な網目の物しか見つからず、インターネット頼みとなりました。他人がやたら見るような部分では無いですが、網目の形の扇子のような雰囲気と目の細かさも程よいです。私の車のフロント下部の純正ネットも形状はこのようになってましてオソロです。

Car Front Hood Bumper Grill Grille Mesh Cover Trim Sea Gull Shape という名前で売られてました。ePacket送料含め872円でした。およそ半分が送料でしたが10日で着いた。
(今は少し値上がりしてるようで1200円ほどかかるようです)。

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写真は試しに折ってみたところですが、グリルの背面の溝のサイズに合わせて、コの字型のメッシュパーツを作っていくという手法にすることにしました。

硬すぎず、適度に柔らかいので、長さ35cm以上程度の角ばった当て木のようなものが1〜2本ほどあれば、手の力で綺麗に直角曲げできます。曲げたいところに当て木(私は強靭なステンレスフレームのラックケースの蓋を使用)を当てて上から足で踏んでおき、別の当て木(こちらは30cm定規とか寸角材など)を使ってネットを90度折りまげ立てるというような手順が楽です。

カットする時はニッパーでプチプチと簡単に切っていくことができます。
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1つ目を作ってみたところです。

ワイド5.4cm、おりしろ1.8cm程度をめどに、こういう風に、折り曲げては切り取り、グリルのラウンドカーブに合わせて少し曲げたり、脚の刺さる深さが浅いところと深いところとあるので、なんとなく現物あわせしてニッパーでパーツとして切り出していきます。

グリルの裏側への取り付けなので、工作精度はさほど高くなくても、溝に脚がちゃんと入るようにさえ切り出していけば、最終的に表から見たとき綺麗な状態にできます。

メッシュグリルと言えど、表裏と上下を決めておかないと模様が変わりますから、そこを間違えないように気を使いました。2度ほど裏表を間違えたけど、平らに叩き直してからまた曲げをやり直しました。

とにかく、こういうのをたくさん作っていきます。折ったり切ったり休んだりで2〜3時間くらいかかったと思います。
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一式、パーツが出来上がりました。
上からの写真なのでわかりにくいですが、全て、1つ前の画像のように、コの字型です。つまり、脚が生えていてグリルの裏の溝にハマるようになっています。

両外の三角形みたいなパーツは、溝への脚生やしを1列分省略して大きく作りました。

脚が溝にハマった状態で、コーキング剤で充填固定してしまおうという魂胆です。全ての長篇のストレート部分とTop側の要所要所が固定できれば、真ん中の丸いとこの縁までは固定しなくてもいいかなと。

写真では平面的に見えますが、実際に車に付けるときにはかなりV字っぽくたわませるようになるので、接着剤にもゴムっぽい伸縮性が必要です。一面張りにするより縦に小分けにする方がグリルへの密着度が良いと考えました。そして固定についても一部のエポキシパテのような硬化後の感触がカチカチになる接着剤はよろしくないと思いまして、コーキング剤(シーリング剤)の、特にゴムっぽくなる物が望ましいだろうとの考えでこのような方法を選択しました。
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裏返したグリルの溝に、先程作ったメッシュパーツをハメていき、コーキングでシリコンシーラント(ゴム状の接着剤)を充填して固定していきますが、コーキング作業中に動いてしまわないよう仮固定手段として細いインシュロックをいっぱい使って仮固定しておきます。ニッパーで細かいトリミングなどもしつつ、ネットの面だし(グリルのプラフレームに密着するようにギュッギュっと押していく)も手でやっておきます。

それから養生テープでコーキングが表に出ないようにマスキングして行きます。

ちょっとはみ出したとて見える部分では無いので、やたらとまじめにマスキングする必要はないです。
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いよいよコーキングで埋めていくだけです。

余らせても仕方ないし安いものなので、ふんだんに使っていきます。
縦の溝のほか、両外側の溝に、たっぷりと充填して割り箸でツーっと均します。それとTop側にも補強的にチマチマと。Bottom側は排水性やバンパーへの接触を考慮してシーリング剤は付けませんでした。

シーリング剤の選定は、セメダインの8060プロの黒色、330mlを使いましたが、30mlほど余らせて、ほとんど使い切ることができました。
コーナンプロで318円+税。コーキングガンは元々持ってたものですが98円とかだったと思います。

8060プロを買う時、ホームセンターでセメダインの8051Nとどっちを買おうか随分と迷いました。スマホで仕様を読みながら....。

8060もプラスチックにはよく接着するということですが本来はプライマー(下地)処理が必要とされているカテゴリー種です。対する8051Nは売り文句からしてノンプライマータイプです。(プライマー無しでもしっかり着くと謳われている)。

プラスチック向けのプライマーは小容量の物が売ってなくて馬鹿馬鹿しいし実際無くてもそこそこの接着力はあるだろうというとこと、耐熱温度が8060の方が高い(150度 vs 120度)ということと、作業粘度が8060の方が高いらしいこと(垂れにくい)、サビやワレなど何らかの理由で再施工をやり直したくなった場合(はずしたくなった場合)、プライマーが無い方が綺麗に毟り取れそうなこと、そして価格がほぼ半額だということで、まずは8060を買ってみました。

結果としてプライマー無しでもこの用途としては十分な強度となりました。(長期経過観察での強度維持力の調査はこれから必要)。
8051Nと比べると8060はニオイます。どちらを選択されるも自由だと思います。


コーキングは絞り出して充填したあと、ヘラやバターナイフみたいなもので表面を馴らすものですが、私は割り箸でやりました。割り箸がスペース的にほど良かったのと、心置きなく捨てられるから、そして、どうせ見えないところだから面は荒れても気にならないからです。
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完成です。

養生テープは表面皮膜が形成される前に外してしまわないといけません。結果的には養生なんてほとんどやらなくても大丈夫だったなという感覚です。

30分ほどで表面は触れるようになりますが、もう少し我慢。

8時間ほど放置したのち、インシュロックを全て外してやりました。想定よりもしっかりと面でがっちり接着されています。
カブトムシが全速力でぶつかってもびくともしなさそう。シーリング剤の選択は、8051Nでも8060でもどっちでも大丈夫そうです。

内部まで完全に硬化するには3ミリ厚程度であっても24時間かかるようで、今回、深いとこだと18mmくらい盛られてるので、何日間か放っておこうと思います。

シリコンシーラントは、空気中の湿気と反応して固まっていくそうです。急ぐ人は、高温多湿な風呂場などに置いておくと良いでしょう。

黒に黒なので写真もよくわからない感じですが、手前味噌ながらとても綺麗にできたと思います。

Sクラス似のエレガンスルックは高級感があってとても良いですが、夏場にノージャケットでのTシャツだとか、短パンなんかで運転してしまうと全くサマにならないので、これからの季節、服装に気を使うストレスがあります。
夏場の、身軽な服装でも乗りやすい感じの着せ替えとしてグリル検討していますが、販売者の写真程度でしかあまり見かけないので、作業性などを細かく書いてみました。

実車への換装作業の手順はコチラになります。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3234150/car/2908191/5896139/note.aspx

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