
SAAB9000グリフィン
GTVの後にまたSAABに乗りたくなった。
SAABと決別して10年にはなるだろうか。その間にSAABはGMの傘下に入り、その後GMに見捨てられてサーブスカニアは倒産した。
倒産という言い方が正しいのかどうかは別として、とにかく乗用車から撤退した。
SAABに乗っていて、エンジンが4気しかないことにずーっと不満だったが、GMの資本が入ることによってオペルのエンジンを9000のボディに搭載するグリフィンを発売した。
とにかく、SAABだし、V6DOHC24バルブのオペルエンジンでも、前から気にしていた4気筒ではない。
グリフィンはスエーデンの首相も乗っていたとかいうSAABとしてはプレミアムカーだ。
6気筒相応の加速フィールを味わえると思った。
車人生をプリンス6気筒のスカイラインGT-Aから始めて、初代フェアレディZにも乗っていて4気筒と6気筒の差を自分なりに理解していたし、年々サーブの値段も上がっていくのに、エンジンは4気筒一辺倒だったことへの不満がある。
結局、ターボを積めばエンジンは4気筒、ベース馬力はターボで補うという考えに賛同できるかどうかということだと思う。
9000グリフィンはオートマ4速で、いままでMTにしか乗ってこなかった僕としては不本意ではあるが時代の流れと自分を納得させて購入した。

ハーフウッドのステアリングはなぜか今乗っているSAAB9-3カブリオレにもついていて、今も気に入っているステアリングです。
運転していてのフィーリングは、長年のMT乗りが初めて日常にオートマを乗るのだから不満が出ない方がおかしい。
人馬一体という感じはどこにもし無い。
この個体の問題か、アクセルが重く、初動に問題があり、加速感がないのが最も不満な点だった。
「9000のボディに3リッター」と期待した僕が間違いだった。
9000タラディガの時と違ってSAABのフィーリングがほとんどない車だった。
長く乗るのかと思っていたが、ほどなくエンジンオイルに冷却水が混じるという故障に見舞われた。
ウオーターポンプだ。
直してまで乗る意欲もないので、SAAB9-5のワゴンに乗り換えることにした。
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SAAB | 日記
Posted at
2021/05/10 14:17:09