2021年03月27日
コロナ禍ではあるが新幹線で関西へ。
流石に指定席はほとんど客がいないと思ったら、品川、横浜と結構な数の人が乗り込んでくるので多少の後ろめたさも解消した。
ちょうど去年の今頃、関西に程度の良さそうなアルファスパイダーがあって購入しようとして、行く寸前でコロナ恐怖のためにキャンセルしたので、今回は固い決意で出かけてきた。
久しぶりのサーブ。
運転席に座ってみると、サーブ車の匂いが心地いい。
本当に久しぶりのサーブ。
旧年式の中古車なのにサーブの匂いがする。
中古車のすれた匂いではない。まぎれもないサーブ車の匂いに感動する。
11年ぶりの9台目サーブ。
操作については、基本的にはサーブ車のセオリの通りだが、コーディングが入っているキーが僕が今まで所有してきたサーブ車とは違う。
アウディTTもそうだったのだが、コーディングで痛い目にあったので、普通のキーのほうが安心できるような気がする。
インパネが平坦になって、前窓のカーブも、外観も普通の車と同じ感じになっている。
この車はノーマル車なので、排気音もノーマル。
サーブの車の排気音は900までのドロドロドロという音がとてもすきだったのだが・・・。
この車は普通の排気音。
夕方、サーブ93カブリオレを受け取って奈良から名阪自動車道、伊勢湾高速、名古屋高速、東名、新東名、首都高速と一気に駆け戻った。
名阪自動車道には自動車専用道路の限界とされる6%の急勾配の下り坂がある。
急勾配下りのコーナーをOOkmで一気に駆け下りる。
折からの小雨もあってタイヤがキュルキュルと鳴るが、アクセルを戻せばスーッとタックインする。
古いタイヤを履いているので限界は分かった。
まぎれもないサーブの操作性だ。年式からして購入するのに多少の懸念があったのだが、これはいい車に会えた。
鈴鹿、亀山、天理など懐かしい地名が過ぎていく。
鈴鹿グランプリを見に来ていて、ヘヤピンが見える絶好の場所で枯れた芝生に座ってレースに夢中になっていたら、すぐ後ろが燃え上がって(原因は自然発火かタバコの火)もう少しで僕の衣服に燃え移るところだったことも思い出した。
R360?はプラモデルも作った。
この頃の僕の愛車はプリンス2000GT TypeAだった。
旧年式のナビ通りに伊勢湾自動車道からの予定のコースを外れて名古屋高速に入ってしまった。
東山インター経由で東名高速へ。
都心環状は初めてだが、御器所通りなど昔懐かしい標識もある。長いトンネルを抜けて東山インターへ。
行程20分はロスしただろう。
新東名は最初の何十キロかは2車線で、延々とトラックが80kmで走っている。
下り車線もトラックのライトが連なっている。
「これは時間がかかるなー。」と思ったが、程なく3車線に。
制限速度は120km区間なので、自制していてもあっという間に140kmを超える。
折からの雨の中、普通車も真ん中の車線を100km以下で走っている。
サーブ抜群の安定性能だ。スピードメーターは280kmまで刻まれているが、夜間の雨の中でそのまま加速すれば天国か地獄へ直行なので自制。
高速道路に入るとついつい加速して、9000タラデガで名古屋から東京までの間に1台も追い抜かれることなく東名を戻ってきた記憶が蘇る。
この個体は今日が初めてなので、自重して120kmの制限速度を守ることにする。
それにしても、コロナで不況だと思っていたが、新東名を走るトラック便の数はすごい。
「日本もまだまだ捨てたものではない」と実感した。
「このサーブも捨てたものではない」。
予想よりも30分早家い01:30に家に帰り着いた。
燃料計は満タンでスタートしたのだが、1/4の残量が表示されている。詳しく計算していないが、11kmは確実だろう。
今日からサーブとの暮らしが戻ってきた。9台目のサーブについては今のところは大満足。
Posted at 2021/03/27 18:40:47 | |
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SAAB | 日記
2021年03月27日
メーカーが存在しなくなった希少車です。
総合性能、特に雪上の山岳ドライブは最高のバランスで楽しめます。
Posted at 2021/03/27 17:41:11 | | クルマレビュー
2021年03月15日
アウディTTロードスターはオートマミッションの変速ショックが尋常でない状態になり、とうとう2速固定。
修理にはコーディングの関係もあってかなりの高額で、ディラーでは80から100万とかの載せ替えとか。
修理の進展を数ヶ月待ったのだが、乗り換えることに決めた。
ミッション以外はすこぶる快適な車で、この年式でもか?
さすがはドイツ車の感を強くしていたので、残念だった。
ドイツ車の経験は大学3年のときにボロボロのVWタイプ1を購入して、自宅近くの修理工場・東洋自動車(マツダではない)で、「無料で働くから、働きがてらVWの修理をしてもいいか?」と頼み込んで修理工場でバイトをした事がある。
「ミッションアクスルシャフトドラム付き」を環八沿いにあった解体やで5,000円で購入して取り付け修理をした。
東名高速はまだ無く、環八は瀬田の先でダートになっていてその先は行き止まり?だった。
短い間だったが、この自動車工場で、整備の技術を少しは学ぶことができた。
工具を元の定位置に戻すなど。当たり前のことも・・・
。
ある時、助けてくださいと飛び込んできた人がいて、昼休みだったので僕が行ってみると、コロナが線路上に止まっている。
当時のMT車のコラムシフトは引っかかって動かなくなる事があったことを知っていたので、ボンネットを開けて引っかかりを解消して踏切内から脱出させることができた。
MT車は踏切内でシフトチェンジは禁物だったのだが、運転していた人は知らなかったらしい。
今ほど過密ダイヤではなかったので、まだ平面交差だった東横線の電車は走ってこなかったのは幸いだった。
今は、高架になっている。
当時の日本ではオートマ車は極めて稀で、あっても流体2速。ローとトップしかなかった。
ちなみに、僕が大学を卒業して0000機械部に就職して担当した仕事の一つがアイシンワーナーの工場建設だった。
工場は窓の少ない建屋がスカイブルーに塗られた大きな建屋で、いかにもアメリカン。
この工場から日本初の3速のオートマミッションが生産されることになる。
この後もミッションには携わって、大阪にあるバランサーマシンの工場にミッションのバランサーの受け取り試運転に行った時の話。
着いてみると、「準備ができていないので休んでいてくれ。とトルコ風呂に案内された。
わわわあ。
もちろん何事もなかったが、短時間でワイシャツのクリーニングもしてくれたのには驚いた。
戻ってみるとまだ工場の人が集まって、うまくバランスがとれないという。
原因はオイルの温度のせいで偏るのではというので、驚いたことには、溶接機の火をミッションに当ててオイル温度をあげた。 定かには覚えていないがバランス測定は成功した事になった。今でも、見てはいけないものを見に来てしまったような気がする。
大阪では色々驚かされる事があった。
機械の見本市会場に来て、昼休みで外て食事をしたときのこと。
後ろにあったスロットマシンで遊んでいた人が「わーっ」と大声で喜んでいる。
見みると7が揃って大量に出てきているのはコインではなくて100円玉の山だ。
恐ろしい。普通のカウンター食堂だったのだが・・。
大阪高速の入り口ではゲートに入ろう車にと並んでいる車に、ダフ屋が回数券を破った券を定価で売りつけに来ているし、不思議な街だった。
閑話休題になったが、TTは残念だった。
ロードスターを買う前に検討したロムチューンしたMTのアウディTTを購入していればミッションの問題はなかっただろうと、思いを馳せた。
乗っていての安心感はアルファの経験とはかけ離れたもので、ブラウンの電気カミソリのような安定感があったし、小柄な車体はライトウエイトが好きな僕の車趣味にあっていたと思う。
Posted at 2021/03/15 14:14:44 | |
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Audi8nTTロードスター | 日記
2020年08月02日
タイトルの写真です。9月になって退院できたら一つ一つの思い出でもブログしようかと思っています。
Posted at 2020/08/02 13:53:03 | |
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