
※画像と本文は関係ありません。。。
いよいよスカイアクティブX(ガソリン)編です。
技術的なポジションとしてはスカイアクティブGとDのいいとこ取り、
『世界初の予混合圧縮着火(HCCI)を実用化したガソリンエンジン』です。
スカイアクティブGの圧縮比14.0に対し16.3と、もうワケワカメです。。。
ここだけ聞くと、それってノッキングの雨嵐では?と思うし、
エンジン解説図ではディーゼルのような圧縮着火のはずが、プラグがある??
(この時点でよくわからないエンジンと思い理解できてませんでした。)
のぶ大寺氏なりの理解度で解説します。
ガソリンを高圧縮するとノッキングが起きるけど15くらいまで高くすると、
ガソリン分子の結合がほぐれ、細ったトルクが復活する。
(結合が切れるので酸化現象に近い。燃えやすくなるということ。)
理論空燃比14.7の倍(約30)の薄々の空燃比にする。
緻密に層状に筒内に噴射して、プラグ付近に最適な少し濃いめの混合気を送る。
言うは簡単ですが、かつてリーンバーンGDIではこの制御が難しく、
走行条件やちょっとしたスラッジで想定した渦が作れず苦労したとか。
ここでプラグで点火!
ただし点火した火炎が伝搬するのではなくあくまで火種。
層状に薄く充填しているので層間に遮られて伝搬しない。。。
この火炎球サイズも制御対象!(驚
火炎球の膨張で周辺部はさらに圧縮されて、
周辺の薄い混合気が圧縮着火 ←ココがミソ!(と思う)
例えは悪いですが、このプロセスで頭に浮かんだのが原爆。
火薬の爆発を火種に核燃料を圧縮し核分裂の臨界点を超えさせます。
広島のメーカーだし(他のメーカーでもですが)口が裂けても言えないけど、
発想のヒントは原爆だったりして。。。
プラグですが、発進時など特定の条件では使用して点火に使うらしい。
(そうはいっても主にはマイルドハイブリッドでモーター始動するみたいだが)
特殊な型式では?と興味津々で調べたら他モデルと同じ熱価11番でした。
あるマツダへインタビューした記事では、プラグの締め付け完了時の電極向きは、
4本全て揃うようにしているらしい。(スワールやタンブル渦を乱さないため?)
実は同じことを漠然とですがゴルフでサーキットを走る時に考えて、
締め付けトルクが若干ばらつくのはさておき、目印を付け向きを揃えていました。
(電極のアームが吸気の遮蔽にならないよう排気バルブ側に整列)
素人考えだったけど理に適ってたのか??( ̄▽ ̄)
ここでスカイアクティブX搭載車のマツダ3のカタログを眺めてみた。

スーパーチャージャー付ですが、パワーを稼ぐためでなく空気を送りこむ用なので、
『エアサプライ』と呼称するらしい(笑
圧縮比は書いてなかった。。。
昔はパワー、トルク、ギアレシオを見てクロス具合を想像してみたりしましたが、
カタログの造りも大きく変わってきましたね~
スカイアクティブGとX(いずれもガソリン)の価格差は70万円弱!!
違いを理解した上でGを買う人ってどれくらいいるのかセールス的には難しそう。
排気量の大小、過給器の有無、ハイブリッドなど、
目に見えるデバイスの違いや税制優遇などあれば検討対象になるのでしょうが。。。
のぶ大寺氏的にはスカイアクティブXのメカニズムでご飯3杯はイケるそうです(をぃ
そうこうしていると次はスカイアクティブDを次世代へブラッシュアップするとか。
食べ物ネタがないので、今後も時々車ネタになってしまいますが、
よろしかったでしょうか??(笑
燃費・ガソリンといえば最近ちょっと話題になったニュースもありましたね。。。
~つづく~
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Posted at
2020/07/25 07:46:08