2016年07月29日
HKS ハイパーマックス4GT スペックA
そんな訳で、純正ビルシュタイン製ダンパーの底付きに端を発し、
悩みに悩んだ挙句(まぁ、悩んだのは正味5分くらいですが…笑)
HKS ハイパーマックス4GT スペックAを買ってきて取り付けてみた訳ですが、
取り付けたら試してみたいですよね?
って訳で試してみました。
車高調に換える前に純正カヤバ製ダンパーを試す為に走り込んでたら、
ついでに車に対する理解度が高まっちゃって、
リアのトーをアウト側に振った方がいいんじゃないかと思ってたんですが、
純粋にダンパーの違いだけを抽出する為、一回こっきり用に今迄のセッティングに合わせて、
バラスト君1号を助手席に積んで自宅敷地内の裏山で走らせてみました。
が、ここ最近局地的豪雨が続いた影響であちこち崩れてて、
25年ホームコースとして走ってる中で一番悪い路面コンディションでした…
そんな訳で、崩れてる所は抑えつつイケる所はイッてみたんですが思ってた以上に好感触。
全線クリアならコレでコースレコード更新できなきゃどうかしてるというくらい良い感じでした。
私の芸風だと4輪を滑らせててもタイヤは殆ど鳴かないんですが、
コーナー内での全開率が上がった為フロントのイン側のタイヤがギュルギュル鳴いてる事に、
今迄散々助手席で揺さぶられ続けてるバラスト君1号も衝撃を受けてました。
(軸重の軽いリアがその状態になるなら普通ですが、LSDが入ったフロントだとかなりのもの)
って訳で、コースコンディションさえ整えばコースレコードを塗り替えるのは確実なので、
翌日にはトーをアウト側に振って自宅敷地内の裏庭を走らせてみました。
GRBの時はリアのトーをアウト側に振ると不安定な挙動を示す場面も多々あった訳ですが、
VABはジオメトリーが普通になったのとホイールベースが延長されたお陰で、
車自体が勝手に安定してるのでリアのトーをアウト側に振ったところで余裕で受け止めてくれます。
また、ダンパーをハイパーマックス4GT スペックAに換えたんで、
姿勢変化量が減った事でイン側のタイヤの接地状態が変わったので、
左右トータルでのグリップが格段にアップしています。
GRBスペックCの純正脚+RE070のグリップより、
VAB+ハイパーマックス4GT スペックA+パイロットスポーツ3のグリップの方が高い。
それでいて元々コントロール性に優れるパイロットスポーツ3なんで、
速度レンジが高くなってるにも関わらず好きなように振り回せます。
全長調整式の車高調を着けた車を自宅敷地内の裏山やら裏庭を走らせると、
絶対的に伸び側のストロークが足りないのでイン側のタイヤを上手く使う事ができません。
必然的に概ねアウト側の2輪だけを使って走るようになるので、
姿勢変化の少なさや反応の鋭さからフィーリングは良いんですが、
タイム的には何気にノーマルに食われちゃったりなんかします。
バネレートも低くダンピングも効いてないノーマルですが、
伸び側のストロークはキッチリあるから4輪を使う事ができるんで、
フィーリングは良くても伸び側のストロークが足りずイン側のタイヤを有効に使えない、
全長調整式の車高調より何気に速かったりなんかする訳です。
で、ハイパーマックス4GT スペックAですが、
全長調整式の癖に伸び側のストロークが充分確保されてるのでイン側のタイヤも使えます。
正確に言うと純正と比べるとストローク自体は減ってるんですが、
スプリングのレートが上がってる(バンプラバー込)んでアウト側が沈まない分姿勢変化が少なく、
減ってはいても必要にして充分なストローク量は確保されてます。
また、姿勢変化が少ない事でイン側のタイヤの接地状態が良い方に転ぶので、
イン側のタイヤがより有効に使えるようになります。
ダンパーの性能が上がればアウト側のタイヤをより有効に使えるのは当然ですが、
更にイン側のタイヤを有効に使えるのがハイパーマックス4GT スペックAの旨味だと思います。
ストリート用と銘打ってるハイパーマックス4GT スペックAですが、
ストリートだけで使うのは勿体ない。
自宅敷地内の裏山やら裏庭でも全然イケちゃいますし、
なんならミニサーキットでも結構イケちゃうと思います。
筑波2000とかでも概ねイケちゃうと思いますが80Rだけは怖いかな…
絶対的なレートが不足してるのでバネレートを上げた方が良いと思います。
富士とかだったらバネレート上げとかなきゃ厳しいかな…
っていうか、開発運ちゃんが新井さんなんで、きっと群サイでテストしてるんでしょうから、
ミニサーキットくらいの速度レンジならイケちゃって当然なんですけど。
で、自宅敷地内の裏庭を走らせた映像を見たら何気にコースレコードを0.2秒更新してました。
自宅敷地内の裏庭は割と最近走り出したんで、
最初の3回以外はドラレコで撮った映像を全部残してあります。
で、今迄の動画と比べてみたらコースレコードを0.2秒更新してた訳です。
大絶賛してた割にはたったの0.2秒?
と思われるかもしれませんが、今迄のコースレコードとは決定的な違いがあります。
それは今回の路面状況がウェットだったんです。
路面状況がドライであればコースレコードを大幅更新するのは確実ですね。
車高調の中では安物の部類に入るハイパーマックス4GT スペックAですが、
伸び側のストロークが充分あるというだけで、これだけのパフォーマンスを発揮してくれる上に、
フラットな路面であれば純正ビルシュタインと同等の乗り心地も確保されてるので、
極めてコストパフォーマンスの高い車高調なんじゃないかと思います。
おまけ
ついでなんで今現在のセッティングを書いときます。
F車高:純正比-11.5mm(出荷状態から5回転7.5mm上げ)
R車高:純正比-12.44mm(出荷状態から4回転7.56mm上げ)
Fプリロード:出荷状態
Rプリロード:出荷状態
F減衰力:15段目(出荷状態)
R減衰力:15段目(出荷状態)
Fキャンバー:-2°
Rキャンバー:-2°
Fトー:-3mm(トータルトー)
Rトー:-2mm(トータルトー)
Fタイヤ内圧:230kPa(XL規格タイヤの為、実質的に20kPa落とし)
Rタイヤ内圧:220kPa(XL規格タイヤの為、実質的に20kPa落とし)
必然に駆られない限り弄り回さない主義なんで現状で問題ない部分は触ってません。
従って車高調に関しては車高を少し上げた以外は出荷状態のまま使ってます。
私の場合、トラクションを求めてリア下がりの車高に設定するケースが多いんですが、
現状で充分トラクションを得られてるので暫くはこの状態で乗ろうと思ってます。
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Posted at
2016/07/29 03:05:58
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