さて、世間的には正月だったりなんかもするみたいですが、
私的には仕事納めが12月31日、仕事始めが1月1日で、
年末も年始も全然関係ないんで通常進行で行っちゃいますよ。
って訳で、
前に作ったニーレストがいい加減ボロくなってきたんで作り直してみます。
前回作った時のブログを見ると2011年3月6日とありますから実に5年近く使ってる訳ですが、
実は2、3年前の時点でそれなりにボロくなってたので作り直そうと思ってました。
そんな訳で制作当時に材料を買った東急ハンズに行ってみると、
材料のスポンジがまさかの取り扱い中止…
仕方なくホームセンター等に行って探してみても、
ちょっと特殊なサイズみたいで扱ってる所がどこにもありませんでした…
で、ネットで探しても同じ物は見付からず、今迄伸び伸びになってました。
ところが先日たまたま東急ハンズのネット通販サイトを見てると、
取り扱い中止になった筈のスポンジがシレッと掲載されてるじゃありませんか!
EVAスポンジレンガ ブラック
EVAスポンジサイコロ 90角 ブラック
思わず即断即決で注文しちゃいましたよ。
そんなこんなで届いたスポンジを見てみると寸法こそ似てるものの全然硬い…
硬すぎてドアポケットに入りません…
元々使ってたスポンジもかなり硬めな奴だったんですが、今度のはそんなのとは桁違いに硬い。
アルミのケースを開けると拳銃の形にくり抜いてあるスポンジの硬さと言えば分かるでしょうか?
思い切り握っても殆ど変形しない、スポンジの癖に水なんか吸い込みそうにない、
前に買った奴とは明らかに違うスポンジでした…
要するに間違えて違う物を買っちゃった訳ですが、
材料が違ったら駄目っていうんじゃなく、
柔軟な発想でクリエイティブにやってる私的には、
材料が違うなら違うで、違うアプローチで作ればいいじゃないって感じでやっていきます。
まぁ、適当なノリで適当にやってるだけとも言いますが…(笑)
そんな訳で材料のスポンジをドアポケットに突っ込んでみるとどうにも硬くて入らない…
ドアポケットのペットボトルホルダーの部分には、
当然ペットボトルを保持する為の出っ張りがある訳です。
前のスポンジなら適当にへっこんで逃げてくれたものの、
今回のスポンジではへっこんでくれないので出っ張りに当たる部分の溝を掘ります。
本当ならレシプロソーとかを使って切ってやると美しいんでしょうが、
どうせ見える部分じゃないんで適当にカッターでザクザク切り取っていきます。
で、スポンジをドアポケットに突っ込める状態になったら、
レンガ状のスポンジとサイコロ状のスポンジを貼り付けます。
前回のスポンジの時は両面テープでガッチリ固定できましたが、
今回のスポンジは両面テープが効かなそうな感じなので接着剤で固定します。
基本的にはシリコン系の接着剤を使いますが、
シリコン系の接着剤だと硬化に時間が掛るので続きの作業が翌日以降になります。
なので要所要所を瞬間接着剤で固定して接着剤の硬化を待つ事なく作業を進めますよ。
前回の仕様ではこれで完成だったりなんかもする訳ですが、
今回のスポンジは硬いが故にヤスリで削ったりといった作業も行えます。
って訳で、スポンジの角を削り落してみたりなんかしちゃいますよ。
まずは木工用おろし金(正式名称はなんて言うんだ?)で角をガリガリ削り落します。
で、良い感じに角を削り落とせたら粗目のサンドペーパーで形を整えつつ、
全体を良い感じに毛羽立たせてスエード調に仕上げます。
そんな訳でニーレスト2.0が完成しましたよ。
まぁ、そもそも間違った材料を調達しといてこう言うのもなんなんですが、
前回のニーレスト1.0よりクオリティ高くね?(笑)
前回のニーレスト1.0では硬めとはいっても柔らかいスポンジだったんで、
脚の重さを預けられはしますが感触的にはフニャフニャしてて、
要するにダイレクト感はなかった訳ですが、
今度のニーレスト2.0は非常にダイレクト感があります。
5年前にスポンジを買いにいった時もこのスポンジも売ってた筈なのに、
なんで最初からこっちのスポンジを使わなかったんだ?
と思うくらい今回のニーレスト2.0の方が完成度が高いです。
私の場合、夜な夜な自宅敷地内の裏山やら裏庭を走り回ってる訳ですが、
そういう使い方するんなら当然シートはフルバケですよね?と訊かれたりもします。
普通に考えたら横Gに耐えるんならフルバケなんでしょうが、
私的には膝のホールドさえ適切になされてるんであれば、
たかだか1.3G以下の使い方ならGRB純正のレカロでも充分だと思います。
上半身を支える筋力を獲得するのは割と簡単に可能。
っていうか、シートに適切に座ってやる事ができれば割と適当なシートでも充分に支えられる。
しかし脚が外側に持っていかれるのに耐える筋力を獲得するのは難しい。
脚が外側に持っていかれるのに耐えながら正確なペダルワークを行うのはもっと難しい。
なので脚を重量を支える、膝のホールド性は極めて重要視しています。
例えばFD3Sの頃はサーキットの路面でハイグリップラジアルで1Gを超えればなかなかでしたが、
今のVABでは自宅敷地内の裏山のサーキット舗装じゃない荒れぎみの路面でも、
PS3みたいなヘナチョコタイヤでさえ余裕で1Gを超えます。
求心加速度がそれだけ高まってるという事は、
それだけ運ちゃんの姿勢を正確に保持する事の重要性が高くなってると感じます。
なので、こんな感じで適当に作った物の癖に使ってみると効果覿面。
いきなり走りがグレードアップしちゃいますよ。