実は先程ブログを上げたんですが、認識に誤りがあった為削除致しました。
お読み頂いた皆様にはお騒がせした事をお詫び申し上げます。
調査の結果得られた情報を整理して仕切り直しさせて頂きます。
前回のブログではVABからブレーキとクラッチのリザーバータンクが共用化されて、
運用上共用化されちゃうと困っちゃいますよという事と、
それによってやらかしちゃいましたよという事を書いたんですが、
やっぱりブレーキフルードはDOT5.1等のガチな奴を使いつつ、
クラッチフルードはメンテナンスの手間を省けるDOT3を使いたい。
って事で対策方法を考えていきたいと思います。
って訳で、改めてブレーキとクラッチのマスターシリンダー、
リザーバータンク付近をよくよく見てみます。
(赤丸で囲った部分がクラッチマスターにフルードを供給するホース)
当初はクラッチのリザーバータンクが撤去されただけじゃなく、
マスターシリンダーも変更されていると思っていた為、
既存のフルード供給ラインを切り離して
バイク用のリザーバータンクを新たに設置すればいいんじゃないかと思ってました。
しかし、よくよく見てみると、フルード供給ラインが変わっただけで、
恐らくマスターシリンダーそのものはGRB/GVBと変わってないような気がします。
(GRBのマスター付近の写真を残してないんで未確定ですが…)
そしてGC8からGRB/GVBまで20年以上ブレーキとクラッチのリザーバータンクを分けてたのを、
なぜ今更共用化させてきたのか、その答が見えてきました。
その答に近付くヒントが、この三角窓にあります。
GRB/GVB以前のインプにはなかった三角窓がVABから追加されてます。
もっと突っ込んで言うと、この部分がポイントでしょうか。
GRB/GVB迄は、この部分を含めてサイドウィンドウの前端、
っていうかミラーの土台とドアの前端が一致してましたが、
VABでは、この部分がドアの前端より前に飛び出してます。
要するにフロントガラスやAピラーの下端が前方に移動してる訳です。
確かにGRBからVABに乗り換えてみると、
運転してても、フロントガラスやダッシュボードを拭いたりなんかしてても、
VABになってフロントガラスが遠くなったなという印象があります。
洗車なんかをしてても、車の前に立ってボンネットを拭いてると、
GRBの頃はボンネット後端を拭くのは大変でしたが、VABでは余裕で手が届きます。
つまりフロントガラスの下端が前に出たので、その分ボンネットが短くなってる訳です。
で、エンジンルームを見てみると、
GRBの時はフロントガラス前の樹脂パーツとバルクヘッドの位置が概ね一致してましたが、
VABでは樹脂パーツが前に張り出してインタークーラーの上まで覆い被さってます。
(GRBの方はエア抜きしてる時の写真ですかね?
加圧式ブリーダーが写ってますが気にしないでください…)
この事から分かるのは、GRB/GVBの時もクラッチのリザーバータンクに、
缶から直接フルードを注ぐのは困難でしたが、
VABではもはや不可能と判断したんじゃないでしょうか。
なのでクラッチのリザーバータンクを廃止して、
ブレーキのリザーバータンクと共用化したと考えると合点がいきます。
軽量化とかコストダウンとかの結果ではなさそうな気がします。
しかし、作る側の理論は理解できても、
それを運用する側としては改悪以外の何物でもないので、
何らかの対策を検討していきたいと思います。
プランA
既存のフルード供給ラインを切り離しGRB/GVBのリザーバータンクを増設
但しフルードを缶から直接注ぐのは無理なので、
スポイトなりシリンジ等でフルードを注ぐ必要あり
プランB
既存のフルード供給ラインを切り離しバイク用のリザーバータンクを増設
運用は楽になる可能性はあるが、設置場所の自由度はそれほど高くない
プランC
既存の状態を維持し、クラッチにもガチなフルードを使い続け、マメに交換をし続ける
プランA、Bのコストや手間によってはこの選択肢もあるんじゃないかと…
考えられるプランは3つですが、どれがお得なのか、ちょっと検討してみますよ。