洗車マニアでもある私がGRBに乗ってた時に常に気になってたのがヘッドライトの曇りなんですが、
他の人のGR系やGV系、GH系を見てみても殆どの車のヘッドライトの上の方が曇ってました。
もっと古くなってくるとヘッドライト全体が曇ってくるんでしょうが、
その初期段階として上の方が曇ってくるみたいです。
曇りは樹脂製ヘッドランプの宿命みたいですが、
これでも一応曇り止めのコーティングが施されてるようで、
磨けば一時的には奇麗になるものの、磨く事によってコーティングが剥がれてしまうので、
磨いてから暫く経つとむしろ今までよりも曇りやすくなってしまうようです。
また磨けば奇麗にはなるんですが、奇麗な状態を維持するにはマメに磨く必要がありそうです。
どうやら太陽光に含まれる紫外線の影響で曇ってしまうみたいですが本当にそれだけでしょうか?
というのも、たまたま見た某プライベーターの駆るR4仕様のラリー車のGRBは、
まぁ、プライベーターですから外観はガタガタのベコベコだったりするんですが、
何気にヘッドライトは全然曇ってませんでした。
また、別の機会に見た有名チームの国内ラリー仕様車や、
ジムカーナ仕様車なんかもヘッドライトは奇麗なもんでした。
どれも大切に車庫内に保管してるから紫外線の影響がないという訳ではなく、
ショップの敷地の片隅で野ざらしにされてたりなんかするので、
紫外線の影響という点では私のGRBと然程変わらないように見受けられます。
じゃあ何が違うのか?
決定的な違いは競技車か一般車か、もっと言えば街乗りに使われてるか使われてないか。
ヘッドライトの上の方から曇ってくるのは、
ボンネットとヘッドライトの隙間から流れ出てくるエンジンルームの熱風にやられてるんじゃね?
と思っちゃったりなんかした訳です。
競技車の場合、エンジンを掛けてる時は走ってるかボンネットが開いてるかで、
ヘッドライト上部が局所的に熱風に曝される機会は少ないですが、
街乗りに使ってる車だと当然信号待ちや渋滞など停車してる状態で、
ボンネットとヘッドライトの隙間から流れ出る熱風に曝される機会は圧倒的に多いです。
アクリルやポリカーボネートは紫外線の影響で曇るのは事実で、
その影響をなるべく受けないようにヘッドライトにはコーティングが施されてる訳ですが、
このコーティングが実は熱にあんまり強くないんじゃね?と思った訳です。
そこでVABが納車されたその日のうちに、ヘッドライトの上とボンネットの裏に
日東電工のエプトシーラーという対候性の隙間テープを貼って、
ボンネットとヘッドライトの隙間を塞いでみました。
これでボンネットとヘッドライトの隙間からエンジンルームの熱風が流れ出る事はない訳ですが、
まぁ、今すぐに結果が出るようなもんでもないですから、
数年後に周りのVA系やレヴォーグのヘッドライトの上の方が曇ってきた時に、
私のVABのヘッドライトが曇ってなかったら私の考えが実証されるかなと気長に構えてたんですが、
たまたまBRZのボンネットの裏を見て衝撃が走りました。
めっちゃおんなじ事やってるじゃん!
これってビンゴなんじゃね?
BRZはエプトシーラーではないですが最初からヘッドライトと当たる部分がシールされてます。
BRZは1円以下のコストも徹底的に管理するトヨタとの共作ですから、
意味がない物には例え1円以下であっても金は払いません。
それでも敢えて着いてる部品ですから、それなりに意味がある筈です。
製造コストを下げるのもそうですが、クレーム対策のコストも徹底的に管理する会社なので、
クレームでヘッドライトを交換するコストと、この部品代を天秤に掛けた結果、
わざわざこの部品が取り付けられてるのかもしれません。
メーカーに問い合わせた訳じゃないんで、本当に私と同じ事を考えてやってるかは不明ですが、
他に理由が思い当たらないんで恐らく同じ事を考えてるんじゃないかと思います。
さあ、乗るか反るかは貴方次第。
私の真似をして頂いても全然結構ですし、
もし貴方が乗らなかった場合、貴方の車のヘッドライトが曇った時に、
私の車のヘッドライトが曇ってなかったら私の勝ちって事で…(笑)