この記事は、
なるほど、こうなってたのか♪について書いています。
さて、そんな訳で、限界領域で走らせてる方々には、
本気出すとインナーフェンダーが脱落しちゃうという話でもちきりのインプですが、
ご多分に漏れず私のも何度もインナーフェンダーが脱落してます。
その都度タイラップで留めたり、ステンワイヤーで縫ったり、
ステーを追加してみたりして修理してますが、抜本的な対策を施す事はできないものか…
って訳で、なんでインナーフェンダーが脱落するのか私なりに考察してみました。
インプのインナーフェンダーは昔の車と比べるとペラペラな薄い物なんですが、
横の方とか後の方はクリップやボルトで固定されてますが、
前端の部分はバンパーに嵌ってるだけでクリップやボルトで固定されてません。
また、GR/GV系の場合、バンパーの横にエア抜きのダクトが付いてますが、
ダクトより後の部分にエアが溜まるようで、車高を落としてる車の場合、
インナーフェンダーが膨らんでタイヤと接触する事もあるようです。
この2点から考えるに、エアが溜まってインナーフェンダーが後方に引っ張られて、
バンパーとの引っ掛かりが浅くなってる時に、なにかのきっかけで外れてしまい、
そこから走行風が入り込んで一気にインナーフェンダーを引きちぎってしまうと考えられます。
つまり、前端部がバンパーから外れないようにするのと、
後方に溜まったエアを抜いてやれば脱落しないんじゃないかと思う訳です。
そんな訳で対策を考えてみますが、まずは前端部がバンパーから外れないようにしてやります。
ここは簡単、ただバンパーに嵌ってるだけの部分にクリップを追加して、
そうそう簡単にはバンパーから外れないようにしてやればいいでしょう。
で、後方に溜まったエア抜きですが、適当に穴を開けてやればエアは抜けるでしょうが、
インナーフェンダーを膨らませちゃうくらいの圧力が掛かってるならば、
このエアをただ捨てるだけじゃもったいない…
折角ならばこのエアをブレーキ冷却に使う事はできないもんでしょうか?
普段全くもって知的じゃない日常を送ってる私的には、
こういう1つの対策で2つ以上の効果を得られるというパターンは、
なんだか知的っぽい匂いがして結構好きだったりします(爆)
って訳で、エアを抜く為の穴を開ける場所を考えてみますが、
イージーに思いつくのはこの辺りでしょうか。
しかし、フェンダー内の空気の流れというのは想像以上に複雑で、
軽く空力を齧ってたりなんかする私的には、この辺りに穴を開けたところで
効率良く溜まったエアを引き抜けるとも思えませんし、
ここから引き抜いたエアをブレーキに導く事もできないんじゃないかと思います。
そこで他にもっと良さげな場所を探してみますが、
ここのストレーキの横の部分が良さそうな感じがします。
ここならタイヤがかき乱す乱流の影響を直接的には受けませんし、
ここから引き抜いたエアならばディフレクターで拾う事ができそうです。
ついでにここならタイヤが拾い上げた物をインナーフェンダーの中に放り込む事もなさそうです。
って訳で、早速バンパーを外してホルソーで穴をぶち開けてみます。
ピンボケな写真でアレですが、外から見るとこんな感じです。
この写真ではジャッキアップしてサスが伸び切ってますので、
穴の位置がちょっと上すぎるように見えますが、
ジャッキを下して通常の走行状態にしてやれば、
実際にはディフレクターのド真前に穴がある事になります。
これなら引き抜いたエアを充分ディフレクターで拾えそうですね。
ついでにディフレクターを手でグイッと押して、
ボディ側に当たらない程度まで拡げて、更にエアを拾いやすくしときます。
って訳で一応完成っぽくなりましたので、
早速自宅敷地内の裏山で実験してみたいところではありますが、
先日の台風15号で崖が崩れてしまいましたので暫く実走テストができません…
そんな訳で、近々サーキット走行の予定があったりなんかする方は、
速攻で真似して実戦テストしてみてください(爆)
Posted at 2011/10/05 02:06:29 | |
トラックバック(1) |
工作 | 日記