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東京ジョー。のブログ一覧

2016年05月23日 イイね!

Doesn't have to be serious

私のVABのステアリングはK2ギヤ製の物に換えてたりなんかする訳ですが、
ステアリングの裏側のカバーの爪の掛りが浅く、
時々外れてここの所に隙間が開くので直してみました。



(この写真はちゃんと閉じた状態です)

カバーの爪が曲がってしまってるのか、ステアリング側が悪いのかはよく分かりませんが、
爪の掛りをしっかりさせるようにチマチマ加工するよりも、
カバーに適当に穴を開けてステンレスワイヤーで縫いつけた方が手っ取り早いですし、
敢えて外そうとしない限り絶対に外れなくなるので縫いつけた訳ですが、
それを行う為には一回ステアリングを外す必要があります。
で、ステアリングの取り外しに関しては皆さん苦労してるみたいですね。


ステアリングを外すには先にエアバッグを外す必要がある訳ですが、
VA系のWRXやレヴォーグではエアバッグの取り付け方法が変更されてます。

GRB/GVBの時は普通にトルクスボルトで固定されてたんですが、
VA系やレヴォーグではスプリング状のクリップで引っ掛けてあります。

エアバッグ側から出てる赤丸で囲った3本のピンのカリの部分に、
ステアリング側の青丸で囲った穴の中のクリップが引っ掛かるようになってます。




ステアリングを裏側から見てみると青丸の部分はこんな感じになってます。



クリップをステアリングの中心方向に押し込んでやると、
エアバッグのピンのカリから外れるようになってる訳ですね。


実際に押し込む部分はこんな感じになってます。



この場合は赤丸で囲ったクリップを左側に押し込んでやれば外れる訳ですね。


しかし、これをカバーに開けられた小さな穴から行わなきゃならないので、
確かに最初はやりづらいんじゃないかと思います。

だけど慣れちゃえば、っていうかクリップの位置さえ理解できればそう大変でもありません。
既に何度か取り外してる私の場合、3本外すのに10分も掛りませんので、
どうやってクリップを目視するかがキモになるんじゃないかと思います。

って訳で、まずはクリップを一番目視しやすい下側から始めるのが宜しいかと思います。



クリップが丸見えですね。
コイツをマイナスドライバーとかで押し込んでやればいい訳です。


で、左右のクリップに関しては、スマホが引っ掛かって肝心な部分が写ってませんが、
この写真より車両前方側から覗き込めばなんとかクリップが見えると思います。





で、作業を始めるにあたって、ネットで作業例を見てみたりなんかすると、
エアバッグが暴発しないようにバッテリーのターミナルを外して数十分放置するとか、
ステアリングの中立が分からなくならないように正確にセンターを出してから作業するとか、
作業前に行うべきお膳立て的な事が書いてあるかと思いますが、
その状態で作業を行うとアクロバティックな姿勢を強いられたり、
著しく作業しづらかったりすると思いますので、私流の作業方法をお教えします。

まず、エアバッグの暴発に関しては、カプラーを外す際に万一ショートさせると、
モジュール内のコンデンサーに残った電気によって起爆されるという事だと思いますので、
逆に言うとカプラーを外す時にコンデンサーが空になってればいいだけの話だと思うので、
先にバッテリーのターミナルを外して電源を落としちゃって、
ステアリングロックを解除する事ができずステアリングを回せないよりは、
カプラーを外す直前までは電源を生かしておいた方が楽なんじゃないなと考えます。

また、ステアリングの中立に関しては、
ステアリングを抜く時に中立になってればいいだけの話だと思うので、
それまではステアリングを回して楽な姿勢で作業出来た方がいいんじゃないかと思ったりします。


最悪の場合、エアバッグが暴発したりだとか、
舵角センサーが狂って直進状態でもVDCが介入したりだとか、
深刻な事態も予想されるので慎重になるのは理解できますが、
ぶっちゃけた話、ちょっとシリアスに考えすぎなんじゃないかと思っちゃったりもする訳です。
音楽でも流しながら軽い気持ちでやっていきましょう。



まぁ、私は更にビールなんか呑んじゃったりなんかして、更に軽い気持ちでやってますが…(笑)



ちなみに私の場合、エアバッグ全盛の今でこそ滅多に換えませんが、
元々はハンドルマニアだったりするので、今迄に買ったステアリングは余裕で50本を超えます。
当然、それ相応に交換作業も行ってる訳ですが、その作業はかなりアバウトです。

っていうか、力を入れるべき所と抜いてもいい所が分かっちゃってるので、
ちゃんとやらなきゃいけない所はちゃんとやってますが、後は概ね適当にやってたりなんかします。

ここだけの話、エアバッグを外す時もヒューズを抜くだけでバッテリーのターミナルは外さないし、
ヒューズを抜いて30秒程度おくだけで作業しちゃってます。

スプラインを1コマずらして差し込むとこれくらい豪快にズレちゃうので、
余程アレな人じゃない限り間違って差し込んだ事に気付くと思うので、
正確にセンターを出しておく必要もないと思ってます。



逆に言うと、構造上これ以下の角度のズレはありえないので、
微妙にズレちゃったかもと思った場合、間違いなく気のせいだと言えると思います。
なので正確にセンターを出してから作業をしなくても、
概ねセンターになってるっぽければ大丈夫だと思います。



って訳で、実際に作業を行う訳ですが、
まずは電源を生かしたまま3本のクリップを外していきます。

恐らくこのくらいの位置で作業を行うのがクリップを押しやすいと思うので、
適宜ACCに入れ直してステアリングロックを外し、
ステアリングを回してこのくらいの位置に持ってきて3本ともクリップを外します。




で、エアバッグが外れてこの状態になったら、
室内のヒューズボックスからエアバッグのヒューズを外します。
そしたら続いてエンジンルーム内のヒューズボックスからホーンのヒューズを外します。




まぁ、ホーンのヒューズは外さなくてもいいんですが、
作業中にホーンのコネクターがステアリングのフレーム等に触れるとホーンが鳴りますし、
最後にエアバッグを取り付ける時にもホーンが鳴りますので、
人里離れた山奥とかで作業を行うんじゃなければ外しておいた方がいいと思います。
いきなりホーンが鳴ったら作業してる本人もビックリしますし(笑)


で、ホーンのヒューズを外してる間に、
エアバッグのモジュール内のコンデンサーから電気が抜けてると思うので、
続いてエアバッグのカプラーとホーンのコネクターを外していきます。

しかしエアバッグのカプラーはロックが掛ってます。
マイナスドライバー等で黄色いロックを外し(持ち上げ)てからカプラーを外します。




そしたらステアリングのセンターのナットを緩めてステアリングを外します。




但しこの時点ではナットを完全に外さず数巻き分残しておきます。

この後にステアリングを抜く訳ですが、
全体重を掛けてステアリングをガコガコ揺さぶり抜いていきます。

ネットで作業例なんかを見てると、
やんわりと力を入れてたり、
それで抜けないもんだからCRCを吹き掛けてみたり、
それでも抜けなくて、わざわざプラ―を用意してみたり、
というのを見かけますが、私に言わせりゃお上品すぎるなという印象です。
なんならステアリングを曲げてやろうかという勢いでガコガコ揺さぶってやります。
(ちなみに曲げてやろうと思っても、そんなんじゃステアリングは曲がりません)

この時に勢い余って外れたステアリングで顔面を強打するというのも割とよく聞く話ですので、
いきなりステアリングが外れても、どこかに飛んでいかないように、
敢えて完全にナットを外さない事によって保険を掛けておく訳ですね。


で、ステアリングが外れてプランプランになったら、
ステアリングとコラムの隙間から養生テープを差し込んで、
舵角センサーを固定してやります。




ステアリングを外すとこんな感じで固定されてます。




構造上、この舵角センサーは360度、
つまり間違えて取り付ける場合でも一回転づつしか間違えようがないんですが、
このセンサーは軽い力でも回るので、ステアリングを外してる間にクルッと回っちゃったりします。
この時、カプラーや配線の重さで180度回転した状態で止まりますが、
ステアリングを外してる隙にクルッと回っちゃうので、
右側に回ったのか左側に回ったのか分からなくなっちゃう場合があります。
なので、面倒でもテープで固定しといた方が間違いないと思います。



って訳でステアリングが外れました。


あくまでも電源を落としてから、センターを出してから作業するのが正式なやり方なんで、
そんなの忠実に守る必要ないよと言うつもりもありませんし、
私の真似をしてエアバッグを暴発させちゃっても責任は取れませんが、
まぁ、私はこんな適当にユルい感じでやってます。
Posted at 2016/05/23 23:53:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工作 | 日記
2016年05月01日 イイね!

エア噛み、ダメ、ゼッタイ

さて、そんな訳で数回に渡ってクラッチのリザーバータンクを新設する作業を行ってた訳ですが、
その端々にクラッチの油圧系統にエアを噛ます事を極端に嫌ってる様子が滲み出てたと思います。

実際、念願のリザーバータンクを装着したにも関わらず、すぐにフルードの入れ替えを行わずに、
入ってるんだか入ってないんだか分からないエアが抜け切るまで放置してたりしますし。

これってなんでだか分かります?

まぁ、油圧系統にエアが入っても一つも良い事はないんですが、
私の場合、ほんの小さな気泡が一つでも混入したら致命的な事態に繋がるんです。



実は私の車はクラッチ機構のストロークとペダルのストロークが一致するよう調整されてます。

VABに乗ってる人は分かるでしょうが、
っていうか、VAB以外でもマニュアルの市販車はみんなそうなんですが、
実際にクラッチ機構が必要とするストローク以上にペダルのストロークが大きく取られてます。

つまり、クラッチが完全に切れてからも更にペダルを踏み込めますし、
クラッチが完全に繋がってからも手前にまだペダルのストロークが残ってます。
クラッチが必要とするストロークの前後にペダルのストロークの余裕を付けてあります。


で、コレが私的には非常に鬱陶しい。
クラッチのストロークとペダルのストロークは一致してて欲しいんです。


って訳で、こんな部品を使ってペダルのストロークを規制してたりなんかします。






要するにクラッチペダルのストッパーなんですが、
左が純正品、右が私の使ってる部品です。

まぁ、見れば分かると思いますが、黒いジュラコンを削り出したカバーを純正品に被せて、
ストッパーの厚さが厚くなるようにしてる部品ですね。

赤丸で囲った部分に着いてる部品なんですが、コレを社外品に入れ替え、
っていうか更にワッシャーを足してクラッチとペダルのストローク量を一致させ、
青丸で囲ったロッドの長さを調整してクラッチとペダルの作動範囲を合わせてあります。




レーシングな車なんかだと割と普通にやってる事なんですが、
要するにペダルから足を離さなきゃクラッチが完全に繋がらない、
ペダルをキッチリ踏み抜かなきゃ完全にクラッチが切れない、
ペダルを踏んでるけど踏み抜いてない時は全部半クラという状態にしてあるんです。

フォーミュラなんかだとストロークを減らせた分ペダルを奥に追い込んで、
フットレストとペダルの高さを一致させておいて、
フットレストとペダルの踏み換えがスムースに行えるようにしたりもするんですが、
そこまでレーシングなセッティングにはしてませんし、
まぁ、全く遊びがないのもアレなんで微妙に遊びは残してますが…


で、コレがダイレクト感があって非常に心地良い。

あまりにもギリギリまでセッティングを追い込むと、
常にペダルに足を乗せてる運ちゃんだと必ずクラッチを焼きますし、
確実にペダルを踏み抜いてシフトしないと必ずミッションかクラッチを壊すんで、
あんまり人にはお勧めできないんですが、
っていうか、レーシングな運ちゃんでも壊す人は居るんでお勧めし辛いですが、
どんな状況でも確実に正確に操作できる人には非常にお勧めです。

正確に乗れてなきゃミッションかクラッチか或いは両方を必ず壊すんで、
自分が正確に乗れてるかどうかを測る物差しとして利用するのも面白いかもしれませんね(笑)

また、正確な操作を習得する手段としても利用できそうです。
正確に操作できなきゃ数十万の修理費が掛るというプレッシャーを与えながら練習すれば、
ごく短期間で正確な操作を身に着ける事ができちゃったりなんかしますよ(笑)



まぁ、そんな訳でほんの小さな気泡が油圧系統に混入しただけで、
エアの分ストロークが足りなくなってクラッチを完全に切る事が物理的に不可能になるので、
油圧系統にエアが混入するのを極端に嫌ってる訳です。

Posted at 2016/05/01 02:54:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工作 | 日記

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明日のクリスマス用には生食用ズワイガニ700gを3個買えば1個無料だというので買ってみた。 
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何シテル?   12/24 01:33
放浪癖があるので暇があると関東全域とその周辺を彷徨ってます。 また、以前と比べると頻度が少なくなりましたが、自宅敷地内の裏山を走り回ってます。
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