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東京ジョー。のブログ一覧

2016年07月20日 イイね!

禁断の車高調導入計画発動   車高調選び~下準備編

さて、先日書いたビルシュタイン製ダンパーの底付き問題も、
ダンパーをカヤバ製に換える事でほぼ解消した訳ですが、
カヤバの減衰力の立ち上がりの穏やかさからくる車の動きのダルさがしっくりきません。

最初からカヤバが付いてる奴を買ってビルシュタインを知らなきゃ、
こんなもんかと思って乗ってたんだと思うんですが、
ビルシュタインを知っちゃってるだけに動きの緩慢さが気になります。
っていうか、気になりまくっちゃってしょうがないです。

かといって今更底付き覚悟でビルシュタインに戻るのもなんなんですよね…

底付きさえなけりゃ満足して乗ってたと思うんですけど、
私の場合、底付きすると不快だという話じゃなく、
そのままコースアウトしちゃう可能性が多分にあるので、
いくら性能が良くても底付きするダンパーなど問題外。

暫くはカヤバで頑張ってみるとか言っときながら、早々に我慢の限界を超えちゃいました(笑)


じゃあ社外品のダンパーに換えましょうかという流れになる訳ですが、
車高の調整幅を確保する為にストロークを削った全長調整式車高調は、
バネレートより、減衰力より、とにかくストローク命な私としては使いたくない。
かといってVABの場合、全長調整式車高調以外の選択肢は殆どないんですよね…
純正形状のオーリンズなんかが売ってたら迷わず飛び付いちゃうんですけど(笑)

かろうじてビルシュタインがネジ式車高調を出してますが、
以前コレを装着したGRBに乗せて貰った事があるんですが今一ピンときませんでした。



で、そんな折にたまたま知り合った人のVABに乗せて貰ったら脚が結構良い。
聞けばHKSのハイパーマックスだと言うんですが、
ハイパーマックスって全長調整式でしょ? こんなに伸び側のストロークがある訳ないじゃん。

で、更によくよく話を聞いてみるとハイパーマックス4GT スペックAという奴で、
開発に元PWRCチャンピオン、世界の新井さんが参加してるそうです。

新井さんの名前を聞いた途端ピンときました。

ストローク命、特に伸び側のストローク命のラリーストが開発に参加してるなら、
私が欲しいサスペンションと方向性は一緒の筈です。

で、早速調べてみると、やはり思った通り。
車高の下げ幅を3cm程度に限定し、その分ダンパーのケース長を延長し、
ストローク、特に伸び側のストロークを確保する作りになってるようです。

現物を見てみたくて東雲に行ってみたら残念ながらVAB用の展示品はありませんでしたが、
構成が殆ど一緒のレヴォーグ用のスペックAとベースになった4GTが置いてありました。


ハイパーマックス4GT




ハイパーマックス4GT スペックA




スペックAの方がダンパー本体の長さが長いのが分かると思います。

たったこんだけ? と思う人も居るかもしれませんが、
たかだか10数センチしかストロークがないダンパーでこんだけ違えば、
これは大きな違いというもんですよ(笑)



もう決まりじゃないっすか。
そんな訳で早速買ってきました。

で、買ってきたら着けてみたいですよね?
って訳で着けてみました。

っていうのが私のいつものパターンですが、
今回は装着する前の下準備があります。


ハイパーマックス4GT スペックAの場合、調整する要素としては、
・スプリング セット長
・車高(ケース長)
・減衰力
がある訳ですが、VABのようにフロントがストラットの車の場合、
スプリングのセット長とケース長が別々に弄れる車高調は気を付けなきゃいけない事があります。

ストラットの場合、ハンドルを回すと概ねダンパーを軸にステアリングが切れる訳ですが、
そうするとハンドルを回す度にダンパーを捻る力が加わります。
それによってロックナットが緩み、セット長やケース長が変わっちゃう事があるんです。

なので、もしそうなっても元の状態に戻せるようにダンパー各部の寸法を測っておきます。

ハイパーマックス4GT スペックAの場合、取説にセット長やケース長は記載されてますが、
ご覧のようにケース長などはスプリングが着いた状態では正確に測れないです。
メジャーを途中で曲げなきゃダンパーに当てられません。




また、車によってはダンパー単体では取説通りに測れても、
車に取り付けたらメジャーが当てられなくなっちゃって、ちゃんと測れない場合があります。

なので、車に取り付けた状態でもメジャーを当てられる場所の寸法を測っておき、
万一ズレちゃっても車載状態で元に戻せるようにしておきます。

私の場合、ブラケットの下端(赤丸)からスプリングシートの下端(青丸)までの長さ、
ブラケットからダンパーの突き出し量(黄丸)等を測って、
それぞれの位置関係を把握しておきます。




車高を調整してる時にありがちな事ですが、
ロックナットを緩めてダンパーを回してケース長を変えてる時に、
スプリングシートにレンチを掛けて回してたらスプリングシート自体がズルッと回っちゃって、
ダンパーとブラケットとスプリングシートの位置関係が滅茶苦茶になっちゃった…
なんて場合にも、最初にこれらの位置関係を把握してれば原状復帰は容易だと思います。


もしこれらの採寸をしてなくて、このような状態になった場合、
取説の寸法に合わせようと思っても車載状態ではメジャーを当てられない。
仕方なくダンパーを外して寸法を測ろうと思ってもスプリングが邪魔で正確に測れない。
仕方なく更にアッパーマウントを外してスプリングをどけて測るなんて事になるかもしれませんよ。

こうなるとただ面倒だというだけの話じゃなく、
アライメントも取り直さなきゃいけないのでお財布にも優しくないですね。

なので、すぐに取り付けたい衝動をグッと抑えて、
まずは各部の寸法を測っておく事をお勧めしちゃいますよ。

それと、私の場合は現状の位置でペイントマーカーでマーキングしてます。




これはなにかの作業をしてる時にロックナットなどが緩んで回っちゃったのを発見する用ですね。
このマーキングを基準になにかを調整する訳じゃないんで適当でいいと思います。

ペンキが垂れちゃってるんでお分かりかと思いますが私自身かなり適当にやってます(笑)






そんな訳で勢い余って車高調を買っちゃった訳ですが、
更に勢い余って22日にアライメント調整の予約を入れちゃいました(笑)

明日も明後日も仕事なので率直に言って取り付ける時間がないんですが、
なんとか予約の時間に間に合わせるよう突貫工事で頑張ってみますよ。

アライメント調整まであと64時間
Posted at 2016/07/20 01:58:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工作 | 日記
2016年07月16日 イイね!

GLONASS

昨晩、出先でエンジンを掛けたらレーダー探知機が延々再起動を繰り返してます。



ここに来る時にはなにも問題なかったのに?

とりあえずその場でできる検証は電源ケーブルを抜き差ししてみる事くらい。
私の場合はOBD2から電源を取ってますので、
車両側と探知機側のカプラーをそれぞれ抜き差ししてみますが状況に変わりなし…

写真を見て頂ければ分かるようにパネルの隙間から無理やりケーブルを取り出してるので、
ケーブル内で断線してる可能性も否定できないので、
家に帰ってからシガー電源ケーブルで繋ぎ直してみても状況は一緒でした…


そんな訳で、今日になって試しにメーカーに問い合わせてみると、
ロシアのグロナス衛星が発信する不正信号を拾うと同様の症状が出るようで、
メーカーに送れば対策されたGPSエンジンに無償で入れ替えてくれるとの事でした。

(注:グロナスとはアメリカのGPSに対抗して作られたロシア版の衛星測位システムです。
要するにGPSと似たようなもんなんですが、同時に捕捉してる衛星の数が多ければ多いほど
精度が上がるので、最近のGPS機器はGPSだけじゃなくグロナスも併用して測位してます。)


で、調べてみると実は2014年10月にグロナス衛星の軌道修正を行った際、
測位にグロナスも用いてる探知機は軒並み同様のトラブルが発生したらしく、
主要メーカーのセルスターユピテルコムテック、各社とも対策を行ったようです。

私の場合、その時には特になにも問題は発生しなかった訳ですが、
最近またなにかグロナス衛星の修正を行ったんでしょうか?
未対策の私の探知機は今更トラブルが発生したようです。

早速、取り外した探知機を着払いでメーカーに送り、
後は対策された探知機が送り返されてくるのを待つだけです。

私が使ってる探知機はセルスター製ですが、
既に対処法を確立してる問題だった事もあって話も早く、
送料を含めて無償対応して頂けるとの事で、とても満足できる対応でした。



そもそも私がセルスターの探知機を使い始めたのは、
たまたまなんとなく探知機でも買ってみようかと思って、
たまたまなんとなく既に探知機を使ってる友人に話を訊いたからでした。

その友人は「このメーカーが良いよ!」とA社を強烈にプッシュしてたんですが、
後で別の友人に訊いてみると、その友人はB社を猛烈にプッシュしてきました。

で、気になったのが、君達は両方試した上で○社が良いって言ってる?


これは探知機に限らず、タイヤやブレーキパッドなんかにも言える事なんですが、
ある程度値段が高くて、それなりに交換頻度が低い物で、各メーカー間の競争が激しい物で、
双方を試してから買う事が難しい物の場合、自分が使ってる物を強く推す傾向にあります。

自分が吟味して選んだ物が間違いじゃないと思いたい心理が働くんでしょうか?
吟味といっても実際に自分で試した訳じゃないのに、
たまたま自分が選んだ物が、たまたま大きな不具合が出なかったというだけで、
強烈に、猛烈にプッシュしちゃったりなんかしちゃいます。

大絶賛してる割にはなんの根拠もないんですよね…
本人達はそれぞれに美点を熱く述べてたりはするんですけど、
熱く述べちゃう人に限って他は試した事がないという…



って訳で、ユーザー視点の評価は曖昧すぎるという事が分かりましたので、
主要3メーカーの最新最上級モデルを買ってきてみました。

たまたまA社とB社の最新モデル発売が同じ週、C社の発売日が翌週だったんで、
C社の発売日に合わせて纏めて買ってきて、ダッシュボードに3台並べて実験して、
結果が良かった物だけ残して、駄目だった2台は早々にヤフオクに流す作戦です。

この方法だと一時的には多くの資金を必要としますけど、
駄目だった奴も発売直後とあって、それなりに高額で流せちゃったりするので、
何気に数千円の損金で全てを自分自身で実際に使ってみて、
公正に評価した上で一番良い物を選べちゃったりなんかするんですよね。



で、主要3メーカーの品を同時に試してみて分かったのは、
必要な時にだけ必要な警報を発してくれるのが良い探知機だという事です。

いくらレーダー波を受信する機械としての性能が優秀だとしても、
不必要な時にもいちいち警報を発する機械は駄目だという事です。

やたらと警報が鳴ってると、そのうち警報が鳴っても注意しなくなっちゃいますもんね。


総じてレーダー波受信機としての性能が優秀な機械は、その分誤報も多い印象です。

逆に言うと、取り締まりをしてるポイントさえ正確に教えてくれりゃ、
そこは気をつけてゆっくり走ればいいだけの話なので、
取り締まりポイントさえ的確に網羅されてれば、
レーダー波受信機としての性能はむしろ悪い方が良いとも言えます。


そんな訳で、取り締まりGPSポイントの登録数がダントツに多く、
使われなくなった取り締まりポイントの削除も適宜行われてる、
そしてそれらの登録情報が月に一回無料で更新されてる、
セルスターの探知機を取り締まりに関係のない警報は全てカットさせ、
レーダー波受信機能は最低感度に設定して使うのが私的には良いように思います。
Posted at 2016/07/16 01:58:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年07月04日 イイね!

で、結局のところビルシュタインとカヤバ、どっちがお勧めなの?

そんな訳で、前回はビルシュタインの底付きが酷いので、
お試しでカヤバに換えてみましたよという話
をした訳ですが、
その直後からタイトルの通り、
「ビルシュタインとカヤバ、どっちがお勧めなの?」
というメッセージを数件頂いてます。

個別にお答えするのもアレなんで、
一通り検証が済んだらブログに書きますという事で待って頂いてるんですが、
私の本来の目的である底付きの低減を中心に検証実験をしてると、
ついでにハンドリングだとかの検証もできちゃうので、
それなんかも併せて書いていこうかと思います。


そんな訳で、今迄にビルシュタインで底付きした場所に通って、
その時と同じ状況を可能な限り再現して実験してます。
今迄で一番底付きが激しかった山道を走らせてみたりなんかもしてみましたが、
私の主目的である底付きに関してはダンパーをカヤバ製に換えてほぼ解消しました。

ネットではカヤバでもそれなりに底付きぎみなどと書かれてたりなんかしますが、
私が指す底付きとは本当にバンプラバーが潰れ切って、
これ以上ビタ一文ストロークしない状態ですので、
底付きぎみなどと書かれてる状態は多少当りが強いだけで、
それってまだまだストロークしてる途中じゃね?という感覚です。

そもそも底付きは、するかしないかの2通りだと思いますので、
底付きぎみという言葉が指す真意が今一つ分からなかったりなんかもするんですが…

前車のGRBスペCと同等の底付き頻度ですので、
概ね普通に乗れちゃうと思います。

ビルシュタインもカヤバも外寸は一緒ですし、
倒立式単筒ダンパーという基本的な構造も一緒ですが、
ピストンやフリーピストンの厚み、ガスチャンバーの容量の設定も違うでしょうし、
そもそもロッド長やケース長の設定が違うかもしれません。
恐らく実質的なストローク量の違いは1cmあるかないかだと思いますが、
その1cmあるかないかの違いが明暗を分けてるように思います。


で、最初のご質問に対する私の回答ですが、
ある程度スポーティな感じを出しつつ、
ファミリーカー的な使い方もしたい人には断然カヤバがお勧めです。

全体的にカヤバの方が減衰力も低めに設定されてますし、
ビルシュタインよりカヤバの方がダンパーの動き出しの減衰力の立ち上がりが悪いという弱点も、
裏を返すと乗り心地が良いという事でもありますので、
人を乗せて走るという用途であればカヤバの方が向いてます。

実際、常日頃私の横に乗せられ、自宅敷地内の裏山やら裏庭やらで、
ガッツンガッツン揺さぶられまくってるバラスト君1号を横に乗せてみたら、
「凄く乗り心地が良くなりましたね!」と言ってました。


但し、減衰力の立ち上がりが悪いという事は、
コーナーの途中で更に切り足したり、逆に戻したりした時の反応も曖昧になりますので、
そういうのが気になっちゃう使い方、
要するに、よりスポーティな使い方であればビルシュタインの方がお勧めです。

カヤバと比べるとダンパーの動き出しからキッチリ減衰力が出てるので、
それなりにゴツゴツした感触もありますし乗り心地も悪いです。

でも、そういうのがヤッてる感があって好きって人も結構居るじゃないですか。
そういう人にはビルシュタインの方が合ってると思います。

コーナーの途中で更に切り足したり、逆に戻したりという操作に対しても機敏に反応しますので、
そういう使い方ならビルシュタインの方が合ってます。


但し、それなりのペースで、それなりのギャップに乗ると、それなりに底付きします。
「んなことねーよ! ビルシュタインで底付きした事なんてねーよ!」
って人も居るかと思いますが、要するにそれなりのペースじゃなかったってだけの話だと思います。

少なくとも私の使い方では、ビルシュタインを底付きさせない為には、
それなり以下のペースに落す以外の選択肢を見付ける事はできませんでした。

逆に言うと、ギャップがあるからゆっくり走るという基本的な事ができない、
残念な運ちゃんだったからこそ問題になったとも言えると思います(笑)

底付きしないなら、それはそれで幸せだと思いますので、そのまま使って頂くとして、
これから買う人にお勧めするとしたら、とりあえずカヤバ装着車を買って、
それで物足りないなら社外品の車高調などに換えるのが宜しいかと思います。

それなりのレートのスプリングを組んでる車高調なら、
とりあえず底付きの問題はないと思いますから…



で、私の方は、今迄にVABを走らせて蓄積した経験を元に、
特にカヤバに換えてから得られた経験を元に、
アライメントのセッティングを変更して次のステージに進めました。

っていうか、ここのところ散々走り込んでるので、
一気に車に対する理解が進んじゃいました(笑)

ぶっちゃけた話、今迄はGRBの最終仕様のセッティングを載せただけの暫定仕様だったんですが、
それでも結構イケちゃってた、っていうかGRBよりちょっと良かったんでそのままにしてましたが、
今回はVAB用に更に突っ込んだセッティングにしてみました。

具体的にはリアのトーを今迄の+2mmから-2mmにしてみました。

実はこのセッティングはGRBの時にも試してみた事があるんですが、
GRBだとちょっとシリアスになる場面もありましたけど、
VABはボディ剛性が上がってる事やホイールベースが延長された事で、
車自体のスタビリティが上がってるんで問題なかったりするんじゃね?
って事で試してみる事にしました。

で、さっき自宅敷地内の裏庭で試してみたら結構イケてますね。
GRBでシリアスになっちゃった状況をわざと再現してみても、
VABだと特にどうという事はありませんでした。

このセッティングを誰にでもお勧めできるか?と問われると、
特定の条件が重なった時にシリアスな状況になったりもするんで微妙ですが、
私自身ではどうにでもできちゃうんで、暫くはこの仕様で走らせてみる事にします。
Posted at 2016/07/04 01:47:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年06月26日 イイね!

VAB純正のビルシュタイン脚とカヤバ脚の違い

事あるごとに何シテル?とかに書き込んでるんでご存知の方も多いでしょうが、
VABに乗り換えてからフロントダンパーの底付きに悩まされてます。

要するにダンパーのストロークを使い切っちゃう訳ですが、
車に慣れてくればくる程、それに伴ってアベレージが上がってくる程、
底付きする機会も増えてきて日に日に事態は深刻になってきてます。

特に深刻なのは良い感じにコーナリングしてる最中に路面のギャップに乗ると、
フロントダンパーが底付きして一気にドアンダーに転ずる事なんですが、
最大Gで曲がってる最中にいきなりサスペンションがない状態になる訳ですから、
それはそれはシリアスな状態にいきなり転じちゃったりなんかする訳です。

昨年の秋には、ジャンプした後の着地姿勢が悪かったとはいえ、
底付きが原因で強度優先で買った筈のBBSのホイールを曲げてますし、
このまま放っておいたらまたホイールを曲げそう、
っていうか、もっと豪快に壊しちゃいそうな気もするので、
抜本的な対策を考えてみようと思います。


考えてみれば前車のGRBではコーナリング中にギャップに乗ろうが、
林道でジャンプしようが底付きした事など殆どなかったりするんですが、
車重もほぼ一緒、サスペンションのレイアウトもほぼ一緒、
スプリングのレートもほぼ一緒なVABではなんでそこまで底付きしまくるんでしょう?

サスペンション関係で唯一違うのは、GRBではダンパーがカヤバ製だったのが、
VABではビルシュタイン製に変わってるくらいでしょうか。
ひょっとしたらカヤバ製ダンパーに換えればいきなり解決するんじゃね?


って訳で、カヤバのダンパーを調達してみました。



たまたま偶然相場の半額くらいで調達できたので、
万一カヤバが気に入らなくて売っ払ってもお得ですし、
カヤバが気に入ってビルシュタインを売っ払うなら更にお得ですし、
こういう、どう転んでもお得なパターンは大好きです(笑)


で、どうせ足回りをバラすなら、ついでにお疲れになったアッパーマウントのピロも交換します。
まぁ、今のところ特にガタが出てるとかじゃないんですが、
指で軽く押しただけでも動くくらいスコスコになってるんでついでに換えときます。


ところがアッパーマウントの製造元のマルシェに問い合わせたら、
ピロ単体じゃ売ってなく、ハウジングごと買わなきゃいけないみたいです…

恐らくピロアッパー界ではド定番のミネベアのMBWTD18-207というピロが使われてる筈ですが、
本当にMBWTD18-207が使われてるか一回バラして確認して発注し、
新しいピロが届いたら、またバラして交換するのも面倒なんで今回はハウジングごと買ってみます。


で、送られてきた物を見てみたら、ピロの品番が刻印されてる面が奥側になるよう圧入されてて、
ピロを打ち抜いてみなきゃ品番が確認できません。
私の家にある設備でピロを打ち抜いたら再使用はできなくなるので、
新しいピロが届くまで車を動かせなくなるところでした。
ハウジング代をケチらなくてよかったですね。

とりあえずハウジングごと交換しておいて、
後から旧ハウジングからピロを打ち抜いて品番を確認して、
新しいピロを買って打ち込んどけば、次に作業する時に楽できちゃいます。




で、材料が揃ったんで早速交換作業を始めますが、
今迄使ってたハウジングを見てみると、今回送られてきたハウジングと違ってました。



こんなんじゃマイナスキャンバーが全然付けられない…


今現在着いてるピロにガタが出てるとかじゃないんで、
仕方なくピロは交換せずに作業を進めます。

後日、旧形状のハウジングを送ってくれるらしいんで、
二度手間にはなりますが、それが届いたらまたハウジングを交換します…




で、翌日に再度送られてきたハウジングを見てみると、
最初に送られてきた奴よりはマシですが、
それでもやっぱり今迄よりマイナスキャンバーが付けられない…




仕方ないのでサンダーで角を削り落として目一杯マイナスキャンバーを付けれるようにしました。




翌日に予約を入れてるアライメント調整に間に合うよう突貫工事ですが、
時間的に制約のある中で作業を続けてきたお陰で、
ラリーのサービス並みの短時間で足回りを脱着できるスキルが身に着いちゃいましたよ(笑)






そんな訳でアライメント調整ですが、本当は思うところもあったりもするんですけど、
公正に新旧比較する為、敢えて前と同じ
F.CAM-2°R.CAM-2°F.TOE-3mm R.TOE+2mm
に設定します。



VABはそもそもGRBと比べて車自体のスタビリティが高いので、
リアのトーを0にしちゃうとか、いっその事アウトに振っちゃってもイケちゃいそうなんで、
試してみたいところではありますが、今回は純粋にビルシュタインとカヤバの比較の為、
敢えて今迄と同じアライメントに設定します。



で、足回りも交換した、アライメントも調整した、
となると実際に走らせて試してみたいですよね?

って訳で、自宅敷地内の裏山で走らせてみました。


自宅敷地内の裏山に向かう途中で分かるのが、かなりマイルドになった事。
逆に言うとビルシュタインってやっぱ性能が良いんだなと思うのが、
低速からキッチリ減衰力が出てるビルシュタインに対して、
カヤバの方は、その辺りがユルめです。
(低速というのは、ゆっくり走るという意味じゃなくて、ダンパーがストロークするスピードの話です。)
ビルシュタインよりカヤバの方が硬いという話も聞きますが、そんな事は全然ありませんでした。

動き出しはユルいものの、それなりにストロークするスピードが速い領域では、
カヤバの方もちゃんと減衰力が出てるんで、
街乗りでは穏やかなのに頑張る時には頑張れるという意味ではカヤバの方が優秀だと言えます。

街乗りからヤッてる感を感じられるのはビルシュタインの方なんで、
そういうのが好きな人はビルシュタインの方が楽しめるんじゃないでしょうか。


で、実際に自宅敷地内の裏山を走らせてみると、
単純にダンパーの性能の良い悪いの話だけじゃなく、
全体的にカヤバの方が穏やかなセッティングになってます。

特に動き出しの減衰力の立ち上がりが穏やかな為、
一度姿勢を決めた後から足したり引いたりという操作を行うのは厳しいというか、
それをきっかけに乱れ出しちゃいがちな印象です。

逆に一撃で決められちゃう運ちゃんにとっては、
結構頑張れちゃうなという感じだと思います。



純正のカヤバ脚は結構イケるという話も聞きますし、
純正のカヤバ脚はてんで駄目という話も聞きます。

まるで正反対の意見ですが、その評価の分かれ目は運ちゃんの技量によるものと思われます。


一撃で決められる運ちゃんにとっては、
街乗りではマイルドなのに、頑張ろうと思えば頑張れる良い脚。
そうでない運ちゃんにとっては、肝心な時にフニャフニャでヘナヘナな駄目な脚。

面白い脚ですね。





ちなみに自宅敷地内の裏山には、
どんな車でも、どう乗っても必ずアンダーステアが出るコーナーがあって、
リバースステアを使って、どう収束させて弱オーバーステアに持っていくかがテーマなんですが、
今迄に乗った全ての車(ポルシェGT3とかガヤルドとか錚々たる車を含みます)の中で、
何気にVAB純正カヤバ脚が一番良いです。

まぁ、そのコーナーだけなら一番でも、他ではアレだったりもするんで、
全体的な評価としては一番じゃないですけど…


で、当初の目的である底付きに関しては、
ビルシュタインからカヤバに換えた事によって今のところ概ね解決されました。
まぁ、また慣れてきたらまた底付きしてくる可能性はありますが…

自宅敷地内の裏山だとか裏庭とかで頑張る用途なら、
底付きさえなけりゃ間違いなくビルシュタインの方が良いんですが、
いくら性能が良くても底付きしたらお話にならないんで、
暫くはカヤバ脚で頑張ってみようと思います。
Posted at 2016/06/26 03:47:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工作 | 日記
2016年06月07日 イイね!

C型リアワイパー続報

さて、前回は年改でC型になったWRXの変更点の一つ、
風切り音85パーセント減というリアワイパーの、
85パーセント減というドラスティックな数字に踊らされて、
自分のA型WRXにC型用のリアワイパーを着けてみたら、
違いが全然分からなかったというドラマティックな結末を迎えた訳ですが、

このC型用のリアワイパーを使い続けるか否かは、
PIAAからC型リアワイパー用のシリコン製替えゴムが発売されるか否かに掛ってました。

私の場合、窓に水を弾くコーティングをしてたりなんかするんですが、
ワイパーを使うとそのコーティングがだんだん削ぎ落とされていきます。
しかしPIAAのシリコン製替えゴムは、それ自体にコーティング効果があるので、
削った側から補修してくれたりなんかしちゃう訳です。
ついでにシリコンゴムは耐久性が高かったりするので、
お手軽かつ長寿命なので愛用してたりなんかする訳です。


って訳で調べてみると、同形式のワイパーがプリウスαなんかにも採用されてるようです。
世界販売台数トップのトヨタの基幹車種の一つであるプリウスαに採用されてるなら、
実は既に発売されてたりするんじゃね?と思って調べてみると、やっぱり発売されてました。




しかしC型リアワイパーと同じ400mmは発売されてないようなので、
少し長い奴を買って400mmに切って使えないか試してみます。

って訳で、たまたま安かった650mmの品番111を調達してみました。

で、純正ゴムと並べてみると断面形状は一緒のようです。




しかしブレードにロックする部分の位置が違ってます。




私が調べてる時に見たプリウスαのワイパーの写真では、
ロックする部分の位置がC型リアワイパーみたいに中途半端な位置っぽかったので、
サイズによってロックする部分の位置が違うのかもしれませんね。


しかし、はい違いました、おしまい。
ってのもなんなんで、コイツをなんとか使えないか試してみる事にします。


って訳で、品番111をよく見てみると、
板バネの抜け止めの突起はちゃんと付いてるようです。
なのでワイパー作動中に板バネが抜け出してくる心配はありませんね。




で、本来の赤丸で囲った突起にロックする事は出来ませんが、
青丸で囲った突起にロックできないか試してみます。




で、やってみましたが、普通にロックできました。




まぁ、通常は一番端の青丸の所でロックさせるところを、
敢えて赤丸の所でロックさせてるのは何らかの意図があるんでしょうが、
とりあえずは青丸の所でロックできてるので、
400mmの替えゴムが発売されるまではこれで様子を見てみます。

様子を見てる途中でゴムが抜け落ちる等の問題が発生してもリカバーできるように、
純正ゴムも捨てずに品番111が入ってた袋に入れて車の中に保存しときますよ。






















で、そんなこんなをブログに書こうかと思って、
品番等の確認の為にPIAAのサイトを見てみると…





普通に400mmもラインナップされてるじゃねーか!




赤枠で囲った品番103のロックする部分の位置がC型リアワイパーと一緒かは、
このリストから読み取る事は出来ませんが、
青枠で囲った品番112Fはフリーサイズって書いてあるくらいですから、
恐らくC型リアワイパーにも使えそうです。





WEBサイトに載せてるリストを全部更新しておいてくれりゃ、
わざわざ品番111なんぞ買わずに、最初から品番103か品番112Fを試してるところですが、
リストが中途半端に更新されてた故にハズレを引いちゃうのも人柱的チャレンジの醍醐味ですね。



いや、リストを中途半端にしか更新できないような脳なしWEB担当者は死ねよ!
とか、そんな事は全く、全然、微塵も思ってませんって…































PS.先程会社の車用の用品を買う為に近所のオートバックスに行ったんで、
ついでにPIAA製ワイパーをじっくり見てきました。
(無理やり用事を作ったんだろとか言うな)

小さなオートバックスなので旧ラインナップしか在庫してなかったんで、
新ラインナップの分がどうなってるのか不明ですが、
どうやらPIAAに関してはロックの位置は下のタイプに統一されてるっぽいです。
プリウスα用のサイズも下のタイプになってました。




つまり、赤丸で囲った純正ゴムのロック位置ではなく、
青丸で囲ったロック位置で固定するようになってました。




どうやら上で紹介した私の取り付け方法で正しかったようです。

まだ適合が出てない物を取り付けてるんで、
純正品と仕様が違ってる場合、それで合ってるんだか間違ってるんだか分からないので、
売ってる物を全部見比べてみるという確認方法しかないのがアレですね…

Posted at 2016/06/07 02:52:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工作 | 日記

プロフィール

「この前まで2,500円出せば中トロだけの丼が食えた。 
 
これが2,500円だと一見高いように見えるが、例えばスシローで中トロだけで腹一杯にしようとしたらとても2,500円では済まない。 
質はスシローなんかより全然上なのでお気に入りの高コスパメニューだったのに…」
何シテル?   08/20 00:07
放浪癖があるので暇があると関東全域とその周辺を彷徨ってます。 また、以前と比べると頻度が少なくなりましたが、自宅敷地内の裏山を走り回ってます。
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ランボルギーニの恐怖 
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ENDLESS MX72再評価(そんなオチとは、、) 
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2017/05/14 01:36:23

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