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東京ジョー。のブログ一覧

2016年06月01日 イイね!

DRAMATIC? DRASTIC!

VABも私が買ってから2年近く経ち年改でC型になった訳ですが、
その変更点を見てたら衝撃が走りました。
私が衝撃を受けたのはリアワイパーなんですが、
なんと風切り音が85パーセント低減されたと書いてあります。

85パーセントですよ? 85パーセント!

普通は改善されたといっても、せいぜい3パーセントとか5パーセントとかじゃないですか。
85パーセントなんてドラスティックな数字は初めて見たような気がします。

例えばこれが車重とかの話だったとしたら、
1490kgのVABタイプSが年改でいきなり223.5kgになっちゃったくらいの、
あまりにも劇的すぎるくらい劇的な変化です。
いくらなんでも劇的に変化しすぎじゃね?

あまりにも激烈な変化っぷりに思わず自分でも試してみたくなっちゃいました。


本来、私は新型車や上位グレード車のパーツへのアップデートやアップグレードを好みません。
なんか必死な感じがするというか、痛々しい感じがするじゃないですか。
勝手な思い込みなのかもしれませんが、旧型なのに新型っぽく見られたい感覚とか、
下位グレードなのに上位グレードっぽく見られたい感覚は私的には理解できません。
そんなに新型や上位グレードが良いなら、新型なり上位グレードなりを買えばいいじゃない…
と、割とっていうか、結構っていうか、かなり冷ややかな目で見てます。

しかし、85パーセントなんて途方もない数字を見ちゃったら、
どうしても自分で試してみたい衝動を抑えられず、
思わず当該パーツを買ってきちゃいましたよ。


そんな訳で早速変更された部品の品番を追ってみると、
品番が変わってるのはワイパーブレードとワイパーアームの2点のようです。






で、届いた部品と元々着いてた部品を見比べてみると、
ブレードの方は明らかに変わってます。





アームに取り付ける部分以外の全高が低くなっててガーニーフラップっぽい形になってます。
また、旧型ではゴムの部分が露出してますが、
新型は全体的にゴムの部分に覆い被さるようになってます。



ブレード本体の形状で気流を整流しつつ、
ブレード本体とゴムの部分の間を吹き抜ける気流を減らして、
そこを通過する際に発する音を低減しようって事なんでしょうね。


しかし、アームの方はどこが変わってるのかよく分かりません。




一応、上が新型で、下が旧型なんですが、特に変わってるようには見受けられません。
なんなら旧型のアームに新型のブレードも普通に着いちゃいます。



ブレードの方は明らかに変わってるんで、
こういう角度で見ると、旧型よりゴムの部分の露出が明らかに減ってますね。




ついでに言うと、ゴムの部分の形状も明らかに変わってます。

断面形状も変わってますが、



ロックする部分が、今迄見た事がない位置に変更されてます。




私の場合、ゴムの部分はPIAAの撥水機能があるシリコン製の物に換えてたりなんかするんですが、
新型用の物は今現在PIAAでラインナップされてる、どれとも互換性はないと思われますが、
今後これに適合する撥水機能付きシリコン製ゴムは発売されるんだろうか?

新型の製造元であるミツバが各メーカーにどれだけ売り込めるかに掛ってるような気がします。





って訳で、新型の85パーセント騒音低減ブレードで、どんだけ静かになるか実験してみます。
見た目ではまるっきり一緒に見えますが、せっかく買っちゃったんで、
アームの方も新型に換えて実験してみちゃったりなんかしてみちゃいますよ。



で、この結果がすげーぞ!




















皆様もご存じのように私の家の門から玄関の車寄せの間は15km程の直線路になってる訳ですが、
(うち10km程はトンネルで、残りの5kmは橋の上)
どうせなら最高速領域まで使って実験してみた方が良さそうなのでココで実験してみます。
周りの気流の影響を受けない方が適正な評価ができそうなので、
トンネル出口の所にあるバラ園の所でUターンして、トンネル内のみで評価を行います。
簡単に着け換えられる部品なので、往路は旧型、復路は新型で比べてみますよ。


で、結果ですが、ものの見事にわかんねーでやんの(爆)


元々VABに乗ってて、あ~リアワイパーうるせ~!と思った事もないですし、
色んな車に乗ってて、この車のリアワイパーの静かさハンパねーな!と思った事もないんですが、
っていうか、そもそもリアワイパーが音源であるという認識をした事がないんですが、
キャビン後方の音に集中しながら乗ってても全然違いが分かりませんでした。


例えば車全体で発する音を100とした場合、
リアワイパーが発する音ってのはどれくらいなんでしょうか?
恐らく2とか3とかなんじゃないかと思います。

仮にリアワイパーが発する音が3だと仮定して、
それが85パーセント低減されると0.45になります。
つまり車全体では、今迄100だったものが97.45になる訳です。

100と97.45の違いなんて、んなもんわかんねーよ!

やる前から薄々感づいてたりなんかもしなかった訳じゃありませんが、
要するに部品単体ではドラマティックかつドラスティックな変化なのかもしれませんが、
車全体で見れば微々たるものすぎて、もはや気のせいレベルだった訳です。

なので静かにする目的であれば非常にお勧めできませんし、
そんなに音が気になるなら耳栓しちゃえば?って感じですが、
見た目目的であれば値段も安いですし、お好きにどうぞという感じです。

まぁ、見た目目的だったとしても、
おぉ! C型のリアワイパーに換えてんじゃん! カッケー! なんて人は極々少数、
っていうか、概ね誰にも気付かれないと思いますので、
概ね徒労に終わるというか、自己満足の域を決して出ないと思われます。

ちなみに私は新型用の撥水機能付きシリコン製ゴムが発売されたら使い続けるかもしれませんが、
もし発売されなければ、適当に気が済んだら元に戻します(笑)
Posted at 2016/06/01 04:33:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 工作 | 日記
2016年05月23日 イイね!

Doesn't have to be serious

私のVABのステアリングはK2ギヤ製の物に換えてたりなんかする訳ですが、
ステアリングの裏側のカバーの爪の掛りが浅く、
時々外れてここの所に隙間が開くので直してみました。



(この写真はちゃんと閉じた状態です)

カバーの爪が曲がってしまってるのか、ステアリング側が悪いのかはよく分かりませんが、
爪の掛りをしっかりさせるようにチマチマ加工するよりも、
カバーに適当に穴を開けてステンレスワイヤーで縫いつけた方が手っ取り早いですし、
敢えて外そうとしない限り絶対に外れなくなるので縫いつけた訳ですが、
それを行う為には一回ステアリングを外す必要があります。
で、ステアリングの取り外しに関しては皆さん苦労してるみたいですね。


ステアリングを外すには先にエアバッグを外す必要がある訳ですが、
VA系のWRXやレヴォーグではエアバッグの取り付け方法が変更されてます。

GRB/GVBの時は普通にトルクスボルトで固定されてたんですが、
VA系やレヴォーグではスプリング状のクリップで引っ掛けてあります。

エアバッグ側から出てる赤丸で囲った3本のピンのカリの部分に、
ステアリング側の青丸で囲った穴の中のクリップが引っ掛かるようになってます。




ステアリングを裏側から見てみると青丸の部分はこんな感じになってます。



クリップをステアリングの中心方向に押し込んでやると、
エアバッグのピンのカリから外れるようになってる訳ですね。


実際に押し込む部分はこんな感じになってます。



この場合は赤丸で囲ったクリップを左側に押し込んでやれば外れる訳ですね。


しかし、これをカバーに開けられた小さな穴から行わなきゃならないので、
確かに最初はやりづらいんじゃないかと思います。

だけど慣れちゃえば、っていうかクリップの位置さえ理解できればそう大変でもありません。
既に何度か取り外してる私の場合、3本外すのに10分も掛りませんので、
どうやってクリップを目視するかがキモになるんじゃないかと思います。

って訳で、まずはクリップを一番目視しやすい下側から始めるのが宜しいかと思います。



クリップが丸見えですね。
コイツをマイナスドライバーとかで押し込んでやればいい訳です。


で、左右のクリップに関しては、スマホが引っ掛かって肝心な部分が写ってませんが、
この写真より車両前方側から覗き込めばなんとかクリップが見えると思います。





で、作業を始めるにあたって、ネットで作業例を見てみたりなんかすると、
エアバッグが暴発しないようにバッテリーのターミナルを外して数十分放置するとか、
ステアリングの中立が分からなくならないように正確にセンターを出してから作業するとか、
作業前に行うべきお膳立て的な事が書いてあるかと思いますが、
その状態で作業を行うとアクロバティックな姿勢を強いられたり、
著しく作業しづらかったりすると思いますので、私流の作業方法をお教えします。

まず、エアバッグの暴発に関しては、カプラーを外す際に万一ショートさせると、
モジュール内のコンデンサーに残った電気によって起爆されるという事だと思いますので、
逆に言うとカプラーを外す時にコンデンサーが空になってればいいだけの話だと思うので、
先にバッテリーのターミナルを外して電源を落としちゃって、
ステアリングロックを解除する事ができずステアリングを回せないよりは、
カプラーを外す直前までは電源を生かしておいた方が楽なんじゃないなと考えます。

また、ステアリングの中立に関しては、
ステアリングを抜く時に中立になってればいいだけの話だと思うので、
それまではステアリングを回して楽な姿勢で作業出来た方がいいんじゃないかと思ったりします。


最悪の場合、エアバッグが暴発したりだとか、
舵角センサーが狂って直進状態でもVDCが介入したりだとか、
深刻な事態も予想されるので慎重になるのは理解できますが、
ぶっちゃけた話、ちょっとシリアスに考えすぎなんじゃないかと思っちゃったりもする訳です。
音楽でも流しながら軽い気持ちでやっていきましょう。



まぁ、私は更にビールなんか呑んじゃったりなんかして、更に軽い気持ちでやってますが…(笑)



ちなみに私の場合、エアバッグ全盛の今でこそ滅多に換えませんが、
元々はハンドルマニアだったりするので、今迄に買ったステアリングは余裕で50本を超えます。
当然、それ相応に交換作業も行ってる訳ですが、その作業はかなりアバウトです。

っていうか、力を入れるべき所と抜いてもいい所が分かっちゃってるので、
ちゃんとやらなきゃいけない所はちゃんとやってますが、後は概ね適当にやってたりなんかします。

ここだけの話、エアバッグを外す時もヒューズを抜くだけでバッテリーのターミナルは外さないし、
ヒューズを抜いて30秒程度おくだけで作業しちゃってます。

スプラインを1コマずらして差し込むとこれくらい豪快にズレちゃうので、
余程アレな人じゃない限り間違って差し込んだ事に気付くと思うので、
正確にセンターを出しておく必要もないと思ってます。



逆に言うと、構造上これ以下の角度のズレはありえないので、
微妙にズレちゃったかもと思った場合、間違いなく気のせいだと言えると思います。
なので正確にセンターを出してから作業をしなくても、
概ねセンターになってるっぽければ大丈夫だと思います。



って訳で、実際に作業を行う訳ですが、
まずは電源を生かしたまま3本のクリップを外していきます。

恐らくこのくらいの位置で作業を行うのがクリップを押しやすいと思うので、
適宜ACCに入れ直してステアリングロックを外し、
ステアリングを回してこのくらいの位置に持ってきて3本ともクリップを外します。




で、エアバッグが外れてこの状態になったら、
室内のヒューズボックスからエアバッグのヒューズを外します。
そしたら続いてエンジンルーム内のヒューズボックスからホーンのヒューズを外します。




まぁ、ホーンのヒューズは外さなくてもいいんですが、
作業中にホーンのコネクターがステアリングのフレーム等に触れるとホーンが鳴りますし、
最後にエアバッグを取り付ける時にもホーンが鳴りますので、
人里離れた山奥とかで作業を行うんじゃなければ外しておいた方がいいと思います。
いきなりホーンが鳴ったら作業してる本人もビックリしますし(笑)


で、ホーンのヒューズを外してる間に、
エアバッグのモジュール内のコンデンサーから電気が抜けてると思うので、
続いてエアバッグのカプラーとホーンのコネクターを外していきます。

しかしエアバッグのカプラーはロックが掛ってます。
マイナスドライバー等で黄色いロックを外し(持ち上げ)てからカプラーを外します。




そしたらステアリングのセンターのナットを緩めてステアリングを外します。




但しこの時点ではナットを完全に外さず数巻き分残しておきます。

この後にステアリングを抜く訳ですが、
全体重を掛けてステアリングをガコガコ揺さぶり抜いていきます。

ネットで作業例なんかを見てると、
やんわりと力を入れてたり、
それで抜けないもんだからCRCを吹き掛けてみたり、
それでも抜けなくて、わざわざプラ―を用意してみたり、
というのを見かけますが、私に言わせりゃお上品すぎるなという印象です。
なんならステアリングを曲げてやろうかという勢いでガコガコ揺さぶってやります。
(ちなみに曲げてやろうと思っても、そんなんじゃステアリングは曲がりません)

この時に勢い余って外れたステアリングで顔面を強打するというのも割とよく聞く話ですので、
いきなりステアリングが外れても、どこかに飛んでいかないように、
敢えて完全にナットを外さない事によって保険を掛けておく訳ですね。


で、ステアリングが外れてプランプランになったら、
ステアリングとコラムの隙間から養生テープを差し込んで、
舵角センサーを固定してやります。




ステアリングを外すとこんな感じで固定されてます。




構造上、この舵角センサーは360度、
つまり間違えて取り付ける場合でも一回転づつしか間違えようがないんですが、
このセンサーは軽い力でも回るので、ステアリングを外してる間にクルッと回っちゃったりします。
この時、カプラーや配線の重さで180度回転した状態で止まりますが、
ステアリングを外してる隙にクルッと回っちゃうので、
右側に回ったのか左側に回ったのか分からなくなっちゃう場合があります。
なので、面倒でもテープで固定しといた方が間違いないと思います。



って訳でステアリングが外れました。


あくまでも電源を落としてから、センターを出してから作業するのが正式なやり方なんで、
そんなの忠実に守る必要ないよと言うつもりもありませんし、
私の真似をしてエアバッグを暴発させちゃっても責任は取れませんが、
まぁ、私はこんな適当にユルい感じでやってます。
Posted at 2016/05/23 23:53:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工作 | 日記
2016年05月01日 イイね!

エア噛み、ダメ、ゼッタイ

さて、そんな訳で数回に渡ってクラッチのリザーバータンクを新設する作業を行ってた訳ですが、
その端々にクラッチの油圧系統にエアを噛ます事を極端に嫌ってる様子が滲み出てたと思います。

実際、念願のリザーバータンクを装着したにも関わらず、すぐにフルードの入れ替えを行わずに、
入ってるんだか入ってないんだか分からないエアが抜け切るまで放置してたりしますし。

これってなんでだか分かります?

まぁ、油圧系統にエアが入っても一つも良い事はないんですが、
私の場合、ほんの小さな気泡が一つでも混入したら致命的な事態に繋がるんです。



実は私の車はクラッチ機構のストロークとペダルのストロークが一致するよう調整されてます。

VABに乗ってる人は分かるでしょうが、
っていうか、VAB以外でもマニュアルの市販車はみんなそうなんですが、
実際にクラッチ機構が必要とするストローク以上にペダルのストロークが大きく取られてます。

つまり、クラッチが完全に切れてからも更にペダルを踏み込めますし、
クラッチが完全に繋がってからも手前にまだペダルのストロークが残ってます。
クラッチが必要とするストロークの前後にペダルのストロークの余裕を付けてあります。


で、コレが私的には非常に鬱陶しい。
クラッチのストロークとペダルのストロークは一致してて欲しいんです。


って訳で、こんな部品を使ってペダルのストロークを規制してたりなんかします。






要するにクラッチペダルのストッパーなんですが、
左が純正品、右が私の使ってる部品です。

まぁ、見れば分かると思いますが、黒いジュラコンを削り出したカバーを純正品に被せて、
ストッパーの厚さが厚くなるようにしてる部品ですね。

赤丸で囲った部分に着いてる部品なんですが、コレを社外品に入れ替え、
っていうか更にワッシャーを足してクラッチとペダルのストローク量を一致させ、
青丸で囲ったロッドの長さを調整してクラッチとペダルの作動範囲を合わせてあります。




レーシングな車なんかだと割と普通にやってる事なんですが、
要するにペダルから足を離さなきゃクラッチが完全に繋がらない、
ペダルをキッチリ踏み抜かなきゃ完全にクラッチが切れない、
ペダルを踏んでるけど踏み抜いてない時は全部半クラという状態にしてあるんです。

フォーミュラなんかだとストロークを減らせた分ペダルを奥に追い込んで、
フットレストとペダルの高さを一致させておいて、
フットレストとペダルの踏み換えがスムースに行えるようにしたりもするんですが、
そこまでレーシングなセッティングにはしてませんし、
まぁ、全く遊びがないのもアレなんで微妙に遊びは残してますが…


で、コレがダイレクト感があって非常に心地良い。

あまりにもギリギリまでセッティングを追い込むと、
常にペダルに足を乗せてる運ちゃんだと必ずクラッチを焼きますし、
確実にペダルを踏み抜いてシフトしないと必ずミッションかクラッチを壊すんで、
あんまり人にはお勧めできないんですが、
っていうか、レーシングな運ちゃんでも壊す人は居るんでお勧めし辛いですが、
どんな状況でも確実に正確に操作できる人には非常にお勧めです。

正確に乗れてなきゃミッションかクラッチか或いは両方を必ず壊すんで、
自分が正確に乗れてるかどうかを測る物差しとして利用するのも面白いかもしれませんね(笑)

また、正確な操作を習得する手段としても利用できそうです。
正確に操作できなきゃ数十万の修理費が掛るというプレッシャーを与えながら練習すれば、
ごく短期間で正確な操作を身に着ける事ができちゃったりなんかしますよ(笑)



まぁ、そんな訳でほんの小さな気泡が油圧系統に混入しただけで、
エアの分ストロークが足りなくなってクラッチを完全に切る事が物理的に不可能になるので、
油圧系統にエアが混入するのを極端に嫌ってる訳です。

Posted at 2016/05/01 02:54:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 工作 | 日記
2016年04月30日 イイね!

クラッチのリザーバータンク新設作戦(施工編)

そんな訳でクラッチフルード交換中にエア噛ませちゃった事件に端を発し、
クラッチ用のリザーバータンクを新設しようと思って色々な方法を検討してましたが、
一応の結論を得ましたのでご報告しちゃいますよ。


当初に設定したプランは、

プランA:GRB/GVBのリザーバータンクを移植

プランB:バイク用のリザーバータンクを流用

プランC:特になにもせず現状維持

この3パターンでしたが、
プランAのGRB/GVBのリザーバータンク流用に関しては、
マスターシリンダーの形状が全く違うので不可能。
情報を収集してる過程でBRZのリザーバータンクが使えそうな気もしましたが、
更に調べてみると着くか着かないかは微妙。
現物を手に入れて実際に着けてみないとなんとも言えない状況ですが、
タンクだけでは部品が出ない為マスターごと買わなきゃいけないのでコスト高、
あまり魅力的なプランじゃありませんでした。

プランBのバイク用のリザーバータンク流用に関しては、
VABのマスターシリンダーのプラグ径とバイク用のリザーバータンクのプラグ径が違うので除外。

プランCの現状維持もなんなんで第4の方法(プランD)を探してたんですが、
色々調べてたらブレーキやクラッチのマスターとタンクが別体になってる車もありそうなので、
っていうか、ブレーキ用も含めれば結構あるので、
(タンク自体が使えればブレーキ用かクラッチ用かは拘ってません)
サイズ的に手頃なZ34のクラッチ用のリザーバータンクを流用してほぼ完成に漕ぎ着けました。




ただ、Z34のタンクとVABのマスターのプラグ径が結局違ってた上に、
その時に使用したホースに問題があったのでプランDも破棄。
どのみちプラグ径が違うなら問題ないホースを使えるプランBに戻る事にしました。
このホースの問題というのも後述します。

実はその時の作業内容を書いたブログも、
完成写真を1枚貼れば出来上がりという状態まで書き上げてたんですがこちらも破棄。
この時は入手困難なパーツ多数、加工も多数でコピーは難しかったので、
今度は逆に可能な限りお手軽に手に入る材料を使用して、
可能な限り加工を減らして誰でも簡単にコピーできるようにしてみました。


って訳で、ニッシン製のバイク用のリザーバータンクを入手しました。



(デイトナマスタータンクセットNISSIN36205 AMAZON価格1,553円)


で、コレに付いてるホースは使わないので取り外し、
(ホースクリップは使いますんで捨てないでね)
ステーを取り付けるのに邪魔なヘソをカッターで切り落とします。




で、適当に買ってきた汎用ステーを適当な長さに切ります。




そしたらステーを直角に曲げます。




ステーを良い感じに曲げられたらタンクに取り付けます。




で、ステーをココのボルトと共締めして固定します。




で、タンクが固定できたらタンクとマスターをホースで繋ぐ訳ですが、
ホームセンターとかで耐油ホースを探すと、こんな奴しか売ってないと思います。




実はこの手のホースを以前レーシングなバイクに使ってた事があるんですが、
この手のホースにブレーキフルードを通すと汗かくんですよ。

耐油とは書いてあってもホースの分子の間を通り抜けて、
フルードがホースの表面に染み出しちゃうみたいです。

染み出すとは言ってもボタボタと漏れてくる訳じゃありませんし、
当時ホンダやヤマハ、スズキのワークスマシンもこの手のホースを使ってましたので、
特に問題はないのかもしれませんが、あんまり宜しいようにも見えません。

そこで前回はブリジストン製の耐油耐熱耐圧ホースを使ったんですが、
それでもブレーキフルードを通すと染み出しちゃうみたいです。
どうやらブレーキフルード対応を謳ってるホースじゃなきゃ駄目っぽいですよ。

で、コレがほぼ完成してたプランDを放棄した理由でもあります。


そんな訳で、デイトナリザーバータンクホース 330mm38114 AMAZON価格1,564円を調達しました。

デイトナというのは4輪だけしか乗ってない方にはお馴染みじゃないかもしれませんが、
2輪にも乗ってる方にはお馴染みの、HKSやクスコ的なド定番の総合パーツメーカーです。


このホースでタンクとホースを繋ぐ訳ですが、
先程タンクから取り外したホースクリップを使用して固定します。
で、ホースが固定できたらクラッチ用に買ってきたフルードをタンクに注ぎます。

ちなみに私はクラッチ用のフルードとしてトヨタ純正DOT3を買ってきました。
トヨタ純正を選んだのはたまたま安かったからで、
別にスバル純正でも日産純正でも良いと思います。

また、純正タンクの方はホースを抜いた後メクラ蓋をしときます。
JURANシリコンキャップ内径8mm AMAZON価格1,080円




そしたらホースを揉み揉みしてホース内のエアを追い出すんですが、
ただこのままホースを揉み揉みしただけじゃ不十分です。

プラグとホースの境目のこの辺りにエアが残りがちです。



(わざわざこんな写真を用意しちゃうマメさはもっと評価されていいと思います(笑))


一回タンクを取り外してホースが垂直に近くなるまで持ち上げ、
更にホースを揉み揉みしたりトントン弾いたりして徹底的にエアを追い出します。

ホースのエアを抜いたらフルードを全量入れ替える訳ですが、
ホースの中が見えないだけに本当に完全にエアが抜けてるか分からないですよね?
エアが残ってるのにフルードを入れ替えたらマスターにエアを吸わせちゃうかもしれません。

なので暫くこのまま走らせちゃいます。

本当はDOT5.1等のレーシングなフルードとDOT3のフルードを混ぜちゃいけないんでしょうが、
同じグリコール系同士なら早々に問題が発生する事はないでしょう。
エア抜きが非常に面倒なこの車の場合、マスターにエアを吸わせちゃう方が遥かに問題あります。

なので適当に気が済むまでこのまま走らせちゃいます。

私は今度の休みの日にでもフルードを全量入れ替えて完成とします。









DOT5.1等のレーシングなフルードを使ってても、マメにクラッチの方まで交換してれば問題ない。
そもそもレーシングなフルードを使ってなきゃ全く問題ない。
ごくごくスイートスポットの狭い情報ですが、
ごく一部の人にとっては有益な情報だったりなんかもするんじゃないでしょうか。

ここに至るまでに結構な量の情報を収集してますんで、(ついでに無駄に材料買いまくった(笑))
他の方法についてもご質問頂ければ、お答えできる事は多いと思います。
私の場合、ショップでもなけりゃ営利目的でもないんでお気軽にどうぞ。










*追加情報*

私の場合、ふと思い立って作業をおっ始める事が多いので、
それ用に汎用ステーやボルトナット類を割と豊富にストックしてたりなんかする訳ですが、
今回も適当に転がってた汎用ステーをサンダーで適当な長さに切り、
適当に曲げてタンクのステーとして使ってます。

しかし、誰でも簡単に同じ物が作れるというコンセプト上、
いきなりサンダーを使うのは難易度が高くなっちゃったりなんかもするかなと引っ掛かってました。

で、たまたまホームセンターに行ってみたら、
良い感じに最初から曲げてある汎用ステーも売ってるじゃないですか。

で、良さげな奴を買ってきて、自前加工ステーと置き換えてみました。




これなら普通に売ってる物を普通に使うだけで、
長すぎるホースを適当な長さに切る以外は完全に無加工でイケますね。

私はこの汎用ステーを島忠で買ってきましたので、
恐らく他の島忠でも同じ物を扱ってるんじゃないかと思いますが、
もし近くに島忠がない場合でもタグに書かれた寸法図を載せときますので、
似たような物が調達できちゃったりなんかするんじゃないかと思います。

Posted at 2016/04/30 02:12:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 工作 | 日記
2016年04月16日 イイね!

ヘッドライトの曇り対策

洗車マニアでもある私がGRBに乗ってた時に常に気になってたのがヘッドライトの曇りなんですが、
他の人のGR系やGV系、GH系を見てみても殆どの車のヘッドライトの上の方が曇ってました。




もっと古くなってくるとヘッドライト全体が曇ってくるんでしょうが、
その初期段階として上の方が曇ってくるみたいです。

曇りは樹脂製ヘッドランプの宿命みたいですが、
これでも一応曇り止めのコーティングが施されてるようで、
磨けば一時的には奇麗になるものの、磨く事によってコーティングが剥がれてしまうので、
磨いてから暫く経つとむしろ今までよりも曇りやすくなってしまうようです。
また磨けば奇麗にはなるんですが、奇麗な状態を維持するにはマメに磨く必要がありそうです。


どうやら太陽光に含まれる紫外線の影響で曇ってしまうみたいですが本当にそれだけでしょうか?


というのも、たまたま見た某プライベーターの駆るR4仕様のラリー車のGRBは、
まぁ、プライベーターですから外観はガタガタのベコベコだったりするんですが、
何気にヘッドライトは全然曇ってませんでした。

また、別の機会に見た有名チームの国内ラリー仕様車や、
ジムカーナ仕様車なんかもヘッドライトは奇麗なもんでした。

どれも大切に車庫内に保管してるから紫外線の影響がないという訳ではなく、
ショップの敷地の片隅で野ざらしにされてたりなんかするので、
紫外線の影響という点では私のGRBと然程変わらないように見受けられます。


じゃあ何が違うのか?

決定的な違いは競技車か一般車か、もっと言えば街乗りに使われてるか使われてないか。

ヘッドライトの上の方から曇ってくるのは、
ボンネットとヘッドライトの隙間から流れ出てくるエンジンルームの熱風にやられてるんじゃね?
と思っちゃったりなんかした訳です。

競技車の場合、エンジンを掛けてる時は走ってるかボンネットが開いてるかで、
ヘッドライト上部が局所的に熱風に曝される機会は少ないですが、
街乗りに使ってる車だと当然信号待ちや渋滞など停車してる状態で、
ボンネットとヘッドライトの隙間から流れ出る熱風に曝される機会は圧倒的に多いです。

アクリルやポリカーボネートは紫外線の影響で曇るのは事実で、
その影響をなるべく受けないようにヘッドライトにはコーティングが施されてる訳ですが、
このコーティングが実は熱にあんまり強くないんじゃね?と思った訳です。



そこでVABが納車されたその日のうちに、ヘッドライトの上とボンネットの裏に
日東電工のエプトシーラーという対候性の隙間テープを貼って、
ボンネットとヘッドライトの隙間を塞いでみました。







これでボンネットとヘッドライトの隙間からエンジンルームの熱風が流れ出る事はない訳ですが、
まぁ、今すぐに結果が出るようなもんでもないですから、
数年後に周りのVA系やレヴォーグのヘッドライトの上の方が曇ってきた時に、
私のVABのヘッドライトが曇ってなかったら私の考えが実証されるかなと気長に構えてたんですが、
たまたまBRZのボンネットの裏を見て衝撃が走りました。




めっちゃおんなじ事やってるじゃん!

これってビンゴなんじゃね?


BRZはエプトシーラーではないですが最初からヘッドライトと当たる部分がシールされてます。

BRZは1円以下のコストも徹底的に管理するトヨタとの共作ですから、
意味がない物には例え1円以下であっても金は払いません。

それでも敢えて着いてる部品ですから、それなりに意味がある筈です。

製造コストを下げるのもそうですが、クレーム対策のコストも徹底的に管理する会社なので、
クレームでヘッドライトを交換するコストと、この部品代を天秤に掛けた結果、
わざわざこの部品が取り付けられてるのかもしれません。


メーカーに問い合わせた訳じゃないんで、本当に私と同じ事を考えてやってるかは不明ですが、
他に理由が思い当たらないんで恐らく同じ事を考えてるんじゃないかと思います。



さあ、乗るか反るかは貴方次第。

私の真似をして頂いても全然結構ですし、
もし貴方が乗らなかった場合、貴方の車のヘッドライトが曇った時に、
私の車のヘッドライトが曇ってなかったら私の勝ちって事で…(笑)
Posted at 2016/04/16 03:20:52 | コメント(4) | トラックバック(0) | 工作 | 日記

プロフィール

「この前まで2,500円出せば中トロだけの丼が食えた。 
 
これが2,500円だと一見高いように見えるが、例えばスシローで中トロだけで腹一杯にしようとしたらとても2,500円では済まない。 
質はスシローなんかより全然上なのでお気に入りの高コスパメニューだったのに…」
何シテル?   08/20 00:07
放浪癖があるので暇があると関東全域とその周辺を彷徨ってます。 また、以前と比べると頻度が少なくなりましたが、自宅敷地内の裏山を走り回ってます。
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