
金網の内側に入れないアマチュアにとっては、常に金網との戦い。勿論、金網の上から撮ればそんな苦労は不要だが、レースカーは迫力出すために低い位置で撮ってナンボの世界?故。金網越しの写真ってどうやって撮るの?って偶に訊かれるんだが、いや、スローで流さずシャッター速度早くして止まってる様な写真撮るだけなら誰でも普通に撮れるよと。ピントはカメラ勝手に合わせてくれるしね。ただ、出来るだけ開放値低い(F5.6とかF4)の400mm以上の超望遠レンズ使うだけ。
この3コーナーの場合、奥の赤く囲った部分を撮ってる。
ただ、こうやってスローシャッター速度で走ってる雰囲気の写真撮ろうと思うと、ISO感度を64~200位で常に絞り開放値付近で撮れる様にNDフィルター何個か持ちながら、露出(天候)によってNDフィルター入れ変えながら調整して撮ってるね~。自分はND8, 16, 32は常に持って、光の加減で入れ替えてるよ~ と答えると、大概の人は何言ってんだが分からない顔をする。。まあ、写真やってる人なら基本中の基本なんだけど。。要は、スローシャッター速度で、かつ金網消すために絞り開放にしちゃうと、光が入り過ぎて超オーバーで白飛びした使えない写真になってしまうので、敢えてレンズ側に暗いフィルター入れて露出を合わせてあげる必要がある。
そして、どれだけスローSS(シャッター速度)で流せるかが、我々の勝負所。例えばこのFSWの3コーナー~100Rだと、GT3 carで180km/hくらい。このカローラだと150km/h未満。この位の速度だとSSは1/60~1/100位が丁度良い。車速が100km/hに満たないコーナーなら、1/30~1/60位かなぁ。。
F1の様な超絶に速い車は、1/60~1/125くらい。。
要はそれ以上SS高くしちゃうと、このような走ってる感じの写真は撮れない。でもシャッター速度遅いとブレブレの失敗写真だったり、ピン(=流しの中心)合わせたい車両フロントやヘルメット(F1等のOpenの車の場合はこれが基本)に合わせるのが至難の技。まあ、ここは練習するしかないんだが。。流し撮りをトライしたい人は、最初は振り幅大きい真横からの写真の方が簡単。一定速度で90°とかの長い距離を振るのは簡単。難しいのは下記の様に向かってくる車をスローシャッターで振り角30°位で少なく斜めに流して合わせる技術。最初は難しいね~。練習あるのみ。
更に、Focusポイントは一点測距が基本。オートとかにしてFocus pointがファインダーの中でチラチラ動くとどこに流しの中心が合ってるか分からなくなってブレブレになる。GT carの場合は、ヘッドランプやグリルなどのブランドバッジに合わせて流す。
F1やバイクなら、ドライバーのヘルメットの一点に合わせる。

金網の内側の世界で撮ってるプロのカメラマンは逆にNDフィルター無くとも絞り絞って撮れるので、そこが唯一の違いかな。。勿論、金網越しだと、どうしてもボヤけた感じの写真になりやすい。特にFSWは金網が遠い場所にあるので残りやすいし、岡山は金網が思いっきり錆びてる所が多く二重金網の箇所が多いので、赤みがかった写真になりやすいので、撮影後にソフト側で補正が必要。
一番撮りやすいのは、断然もてぎ。次に鈴鹿。その次が富士。最後に岡山国際。
もてぎは、金網の上からでも比較的低く撮れる場所が多く、更に金網との距離が短いコーナーが多いので、ほぼ金網の影響は無視できるかなぁ。。
カメラ本体は測距追従性の早いカメラが良いし、レンズも然り。そうするとどうしても高級機になっちゃう。エントリー機でも撮れるんだけど、歩留まりは悪くなる。けど、それ以上に流しのテクが大事。あとはカメラ本体はレフ機かミラーレスどっちが良いの?という難題も。こればっかりは慣れの問題かな~。ちなみに自分は両刀使い。このS-Tecの写真は全部ニコンのミラーレス機で撮ってる。
また、報道で使ってる写真って素人でも撮れるレベルの写真が多いね~ 。プロ名乗るならちゃんとスローで撮れ と言いたいが、殆どの場合1/250以上のタイヤ回り切れてない安全ショットが多いよなぁ~。
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2023/02/25 18:25:53