ベンツのエレガンスグリルにガラスコーティング

中華製のパナメリカーナグリルが劣化したので純正エレガンスグリルに交換する事とした。

そこでメッキ部分の保護を目的に硬化系ガラスコーティングを行ってみた。

本来であればメッキ専用のコーティング剤が良いのだが手元にある硬化系ガラスコーティング剤で行う事とした。

参考
整備手帳
中華製 パナメリカーナグリルの劣化状態
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/7473125/note.aspx

クロームメッキの性質としてメッキ部に点錆が発生してくる。
長年点錆を放置していると目立つようになる。

これはメッキ表面に無数のピンホール(穴)がある為である。
このピンホール(穴)に水分等が侵入し下地のメッキ部分が錆びる事で点錆が発生する。

ベンツ純正のメッキなのでクロームメッキだと思われるが確認をしてみた。

クロームメッキであるならば樹脂部にメッキされていても通電する。

通電が確認されたのでクロームメッキであると判断した。

こちらはメッキ塗装の通電状態。
通電はしない。

確かほとんどクロームメッキに見える銀鏡メッキも通電しないと覚えている。

メッキ部へのガラスコーティングは塗装部と比べると定着が悪い。

中性洗剤で洗浄後に乾燥させ、十分に脱脂洗浄を行った。

まずはいつのの高濃度イソプロピールアルコールの水抜き剤を塗布拭き上げで脱脂。


参考
整備手帳
ベンツ ヘッドライトの劣化防止 プロテクションフィルム貼りDIY①
https://minkara.carview.co.jp/userid/3251546/car/2933630/6645452/note.aspx

その後、無水エタノールで再度脱脂清掃。

1層目の硬化系ガラスコーティングを施工。

その後1日放置し2層目を施工。

この硬化系ガラスコーティング剤は塗装用ではなく、樹脂部やホイール等の小物用である。

塗装用よりも濃度が高いので施工が難しい。
フィン1枚塗ったら即拭き取りで丁度良い。

使用するコーティング剤の成分でメッキが変色する事があるので事前のバッチテストは必要である。

塗装部やホイール、樹脂部のガラスコーティング施工ではマイクロファイバークロスの新しい面での拭き取りでムラは出ないがメッキ部分ではムラになる。

そこで眼鏡拭きのクロスを使用してみた。
これが中々良い。
ムラは消える。

その後、一週間室内でコーティング剤を硬化させた。

前車(国産車)でも同じ施工をしたが1年近くコーティング層は持ったと記憶している。