その①オイルキャッチタンクの見直し(+PCV側)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
※画像は完成後です。
自分の愛車のオイルキャッチタンクは、クスコのストリートオイルキャッチタンクをシリンダーヘッドとサクションホース間にホースを割り込ませていましたが、ちょっと全面的に見直しました。
いままでは、シリンダーヘッドとサクションホース間にオイルキャッチタンクをつけており、ターボやインタークーラー、パイピングがオイルでベトベトになるのを軽減させたかったからで、エンジン本体が燃焼する分には少しくらいカーボンなどの付着が多くなっても仕方ないかな?と、、、そもそも直噴エンジンはカーボンの付着が多いしなぁ、、、と無視を決め込んでいました。
その後、皆さんの投稿を見て、PCVの方からのオイルの回収量がとても多いなぁ、、、と感じて、改めて見直しを考えました。
2
ちょっと暇な時に、なんとかホースを分岐や結合するなどして、一つのオイルキャッチタンクで対応できないかなぁ、、、と、PCでイラストを制作して考えていました。
オイルキャッチタンクを取り付けるには、PCVとシリンダー間に取り付けるAとシリンダーヘッドとサクションホース間に取り付けるBの方法があります。
AとBのブローバイの流れを大雑把に考えると、サージタンク内が負圧時と正圧(ブーストがかかる)時でブローバイの流れが変化します。
【負圧時(スロットルが閉じている時など)】
Aでは、サージタンクが負圧になり、PCVの弁が開いて、ブローバイガスを吸引します。
この時Bでは、クランクケース内がPCV側の吸引によって負圧になることから、サクションホースから吸気し、クランクケース内にフレッシュエアが入ってきて、クランクケース内の換気をしている状況で、内部は大気圧を維持するようになっています。
【正圧時(ブーストがかかっている時)】
Aでは、サージタンク内が陽圧となり、PCVの弁が閉じるのでブローバイガスの流れはシャットされて、Aのブローバイガスの流れは止まります。
この間、クランクケース内はブローバイガスが溜まって正圧となるので、Bでは負圧時とは逆の流れとなり、シリンダーヘッドからサクションホースへ向かってブローバイガスが流れます。
結論としては、ホースを分岐させたり結合したりしても、一つのオイルキャッチタンクでは、PCVでのブローバイガス循環の形態を維持することができず、AとBの2系統のオイルキャッチタンクが必要になり、オイルキャッチタンクが一つの場合では、画像のAかBのどちらかに取り付けることになると思います。
PS ストリートでは圧倒的に負圧時の循環が多いので、Aにオイルキャッチタンクをつけた方がオイルの回収は多く、そっちの方がいいのかな?と思いますが、走行距離が出ている車のインタークーラーなどを外すと内部やパイピングがベトベトになっているので、自分的にはBのオイルキャッチタンクを無くすことは考えられないなぁ、、、と思います。
ということで、オイルキャッチタンクを2個、AとBの箇所へ別々の系統で設置することにしました。
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現状のクスコオイルキャッチタンクの取り出し口ですが、ホースなどをビジュアル的にもう少しカッコよくしたいなぁ、、、と思います。
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クスコオイルキャッチタンクの本体です。
溜まったオイルの排出がめんどくさいので、もったいないけど、外すことにします。
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今回のオイルキャッチタンクの見直しでは、細々といろいろ購入したので、パーツレビューには投稿せず、画像に写った時にぞれぞれ紹介していきます。
オイルキャッチタンク本体は、楽天で購入したのが、これ! 汎用のオイルキャッチタンクです。
大陸製で安価(2個で5千円以下)なので、これを2個使用します。
(後で確認したら1個2780円でした、、、m(_ _)m)
容量は300ml、バッフル(セパレーター)付、レベルゲージ付です。
お馴染みのアルミの切粉やバリはあり、バリ取り、清掃して使用しますが、以外としっかり(ずっしり?)している感じ。
ホースのジョイントは、10、12,15mmに対応しています。
付属のホース、Oリングはなんとなく信用できないので、別途購入しました。
※別途購入したパーツについては、後半で紹介します。
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取り付けステー部分です。
このステーは利用して固定します。
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【Bルートのオイルキャッチタンク】
Bルート(シリンダーヘッド、サクションホース間)に取り付けるオイルキャッチタンクには、シリンダーヘッドとサクションホースのブローバイガス取り出し口の口径が14mmなので、ホースジョイントは15mmを使用して組みつけます。
※画像で取り付けているAN10 ナイロンメッシュホースは内径14mm用なので、15mmのホースジョイントに入れるのにとても苦労しますので、オイルキャッチタンクをステーに固定する前にプラスチック用パーツクリーナーなどで潤滑しながら差し込んで取り付けています。
【Aルートのオイルキャッチタンク】
一方でAルート(PCV、シリンダー間)に取り付けるオイルキャッチタンクには、いろいろと検討しましたが、PCVの大端部に直接AN8のナイロンメッシュホースが使用できそうなのでホースジョイントは12mmを使用して組みつけます。
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オイルキャッチタンクの位置を決めます。
こんな感じで45度の角度で2個並べるようにしたい、、、。
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固定用のベース金具として、このアルミL字アングルを使用。
※楽天で長さ30cm、幅35mm×50mm、厚み4mmを購入
この位置にベース金具を固定します。
現物合わせでケガキを入れていきます。
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ケガキに合わせて、ハンドグラインダー、リューター、ペーパーホイール、ドリルなどで加工します。
こんな感じで取り付けます。
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ベース金具に対して、オイルキャッチタンクの角度を45度にするのに購入したステーです(※近所のホームセンターで購入)
このステーは、オレンジ線で切断して使用します。
あとは、ステーをベース金具に固定するのに4mmボルトを使用するので、その穴開け加工をします。
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ステーの切断や穴開け加工、ベース金具の加工ができたので、塗装します。
塗装は、
ミッチャクロン→プラサフ→ブルーメタリック
です。
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塗装が乾いたのでオイルキャッチタンクにステーを取り付けます。
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