
ツーリング前に、ステアリングステム交換を思い立ち、フロントをばらすまではよかったが、下のインナーレースがうまく入らなかったため、作業は次週に持ち越しに。 いままで、いろいろなバイクのベアリング交換したけど、こんなに苦労したことがなかった。
1日頭冷やして、あらためて問題の挿入部の中を触ってみると、見事に筋状の段が見事についており、これじゃまっすぐレースが入らない。
そういえば、前回の交換は、もらい事故での修理をバイク屋さんにお願いしたっけ。その前は自分で交換したけど問題なく組付いたので、あまり気にしていなかったのかも。 まちがいなく、特殊工具使っていないのは確かなので、レースが斜めになったり、取り外すとき、傷をつけた結果なんだろうなあ。 次回はリムーバー購入しよう。
ほんとに困ったのは、このような事例はないみたいで、探してもみあたらず、どうやって修理するか思案してたけど、原始的にレース挿入部に軽くペーパー当て修正して、無事組付けができました。
修正後 すこし跡があるけど引っかかり無しで組付け開始。 削りすぎると圧入代がなくなるので、よゐこはまねしちゃダメ。(( ´艸`)
M16x30cm 寸切りボルト、φ52木工用ナット、M16ワシャとナットで作った圧入治具。この工具を使うのは、リテーナをプラハンでまっすぐ入ったところで使用すること。純正の特殊工具みたく、焼きもはいってないし、カラーでキッチリ決まっているわけでないので、はじめからだと斜めに入ってしまいます。無理に力をかけるとねじが潰れやすいので、時々はずして確認するのが吉です。
さてトラブルはこれだけではなく、・・・。 フォークオイル交換をしようと思い立ちフォーク外してオイル抜いて洗浄したまでよかったけど、よせばいいのに、ANDFの点検のため片方のピストンを押しこんだら、まったく戻ってこなくなり青ざめる。なぜなら、ブレーキをかけショックが沈むときに、突っ張ろうという機構が80年代のAnti Nose Dive Forkですが、そのまま組付けたら、片方はボトムすると、ピストンがお刺さっているほうは、突っ張るため左右のバランスが崩れてしまいますので走れません。 更にこのユニットはメーカが非分解でユニット交換させていた部品ですでに絶版です。
DIYで作業を行いたいところですが、こいつを壊したら目もあてられません。 油漬けとエアを吹込みをためしたが、ピストンはもどらずお手上げです。 今回は、近くに当該ユニットシールキットをリリースしているお医者さんがいるので相談し持込み修理を依頼しました。 せっかくなので左右OH依頼しました。 外れている部品なんですが・・・。写真撮り忘れ。(;^ω^)

さて、この装置をうごかすには、上にブレーキと連動するプランジャが上に装着されてます。 ブレーキをかけると、プランジャが飛び出してピストンを押すのですが、片側が固着してました。 少し油漬けして、引張ってみたらあっさり動いたので、なじませてスムーズに動くようになりOK。 これで、ANDFがきちんと働きますが、まだ懸念点が(´;ω;`)ウゥゥ

上の写真のプランジャがだいぶ汚れてますが、実は、このプランジャとユニットのピストンの間にダイヤフラムが入ってますが、随分前に腐って破けて取外した状態なんです。 直接バイクを雨ざらしにしないこと、雨の日は極力のらないことにしていたので、なんとか調子を維持できてましたが、今回の事態にあいなりました。
少し前に、UKのGPZ Zone がダイアフラム入りのリペアキットをリリースしていることを発見しましたが、如何せん為替がポンドで、非常にいいお値段で入手を躊躇してました。 https://gpzzone.com/gpz-750r/gpz-750r-suspension/gpz-750r-anti-dive せっかくOHしたので、ダイヤフラム(またはキット)を早く取寄せて装着しようかと思ってます。
お次の患者は、変形を直そうと割ってしまったフォークブレースは中古部品を入手。ペーパーで腐食部をきれいにして組付けしたのでした。割れたの取っておいて溶接するかな
次の患者は右ハンドルスイッチのブレーキスイッチの圧着端子がとれ修理しました。スイッチも、レタリングをいれなおしたいところですが・・・。
明日は所用で作業ができないため、台風が接近する中カーポート下で作業を行い、残りの作業がワイヤの取り回し、ANDFの装着、フォークオイル注入の3つまでこぎつけたのでした。 試運転する暇がなさそうですが、なんとか秋ツーリングに間に合いそうです。
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GPZ750R | 日記
Posted at
2020/10/11 00:15:32