結論
5年半で 走行可能距離が 140キロ から130キロに 10キロ減少した。
オンボード上では18.4kwhが17.1kwhに 走行部分は93%で7%の劣化。
5年半。走行距離3万キロ で SOHが87% (アプリでの数値)
バッテリー全体では13%の劣化。(i3は最初から21.8kwhのバッテリーのうち18.4kwhしか駆動用に使っていないため走行距離の減少は少ない)
バッテリー温度管理をしっかりしているため、距離よりも経年劣化により劣化している印象。
他車との比較
8万キロで5%しか劣化しないテスラ3に比べると劣化率が大きいがテスラはバッテリー温度管理に毎日1-3kwh(25-100円)の電力を消費する。大容量+電池命の素晴らしい制御だが、同じレベルの制御をi3で行うと2週間で電池切れ。車の寿命等含めてi3は実利をとる形の制御をしていると思う。
i3の電力は数日で1%ほど消費する程度の軽いバッテリー温度管理。駐車時に夏は外気が30度の超えたら外気マイナス5度がバッテリー温度になる感じ。一番暑い外気40度直射下でバッテリーは35度だった。それ以上の温度を見たことがない。
冬は-10度より下がると加熱するらしいが、本州のため見たことがない。
それ以外はそれほど積極的な制御はしていない。バッテリーに致命的なダメージが起きる温度までは基本放置の穏やかな制御。
運転中は積極的に30度以下になるようにしている。(運転を続けているとバッテリー温度がどんどん上がり30度に近づくがそれ以上にはほぼならない。これは普通充電、急速充電時も同じ)
年平均3%劣化するといわれる初代リーフ(バッテリー空冷)と比べると連続使用時の温度の上昇を抑えているので個体差はずっと少ないと思われる。
バッテリーの劣化は最初は大きく、その後少なくなる傾向が多いのでここからは劣化は緩やかになるかな?と勝手に想像しています。この調子だと8年で15-18%程度の劣化になりそう。普通に使ってる限り8年で70%(メーカー保証)を割るのは難しいと予想。
これから中古EVを購入しようとされる方にアドバイス
レンジエクステンダー付きの個体であれば、5-6年落ちのi3を手に入れても劣化は無視するレベルだと思います。今回の例でもレンジエクステンダー起動までの距離が10キロ短くなった程度の変化です。電池劣化よりも車そのものの状態を気にした方が良いかな?
i3は乗り方による電池劣化の差がリーフより少ないので、その意味でははずれを引くことが少ないと思う。ただ、初代リーフを買って電池だけ買い直しても、程度の良いi3より安いのでレンジエクステンダーに魅力を感じなければリーフかなぁ。。
Posted at 2021/06/17 23:08:56 | |
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