街中に住んでいるので車は生活に必要なし。大きなオモチャに過ぎない。運転したくなったら時々好きなレンタカーをいろいろ借りて楽しんでやろう。
というつもりでした。自分の心に言い聞かせた理屈は、そういうことだったのです。でもしかし、そう簡単なことではなかったのです。
30年ぶりくらいに車の無い生活に戻ったわけなのですが、なにかこう、心の真ん中にぽっかりと大きな穴が開いてしまい、す~す~と風が通り抜ける感じなのです。そして3~4日が経ったころ、ふと気づくと車のカタログをめくっていたのです。そうなんです、明らかに、禁断症状が出ていたのです。
いくら経済的な観点で車を手放すべきだとしても、心が病んでしまっては元も子もありません。そこで、止むを得ず、誠に残念ながら、不本意ではありましたが、再び車を持つことにしたのです。
さあそうなると、何を買うかです。RX-8を手放す前に、最早試乗出来ることはあるまいと思い、様々な車を試乗したのですが、やっぱり身体に一番ピッタリ来たのがBMWだったのです。
BMWを買うとなると、RX-8で実行したオークション代行しかありません。BMWやメルセデスは新車プレミアムが大きいですから、激安で買えるのです。
その結果、走行距離がたった7kmのHi-Lineパッケージの未使用車を、前回と同じHAA神戸のオークションで入手しました。その日はラッキーにも6台もの3シリーズの未使用車が出品されましたので相場より若干安く落札出来たとはいえ、290万円(消費税抜き)は新車価格の2/3という安さ。もちろん、新車メーカー保証付きですし、自賠責保険料も重量税も不要です。
BMWとのみんカラ生活はブログで詳しく紹介していますが、大きな故障も無く、満足度の高い充実した日々でした。最初の「北海道グランドツーリング」もこのクルマだったからこそ決断したのかもしれません。
しかし、想像だにしていなかったブログ「BMW F30 320dMスポ 試乗記 第2弾」の事件がきっかけとなり、手放すことになりました。