PIONEER / carrozzeria AVIC-RA801  

AVIC-RA801という輸入車用のモデルですが、ベースは楽ナビです。
その為、位置精度が良くて地図も大変見やすいのですが、一般的な楽ナビと較べて劣る点が多々あります。

１、オーディオの音声と共存しない
ナビの音声案内が始まった途端、ラジオや音楽が完全に遮断されます。
私はUSBメモリに入れたMP3ファイルで音楽を聴いているのですが、機嫌よく音楽を聴いている最中に、突然プツッと切れてしまいます。それでもナビの音声案内が終わると続きの場所から音楽が始まるのでまだマシですが、最悪なのはラジオです。
音声案内が流れる間のラジオが全く聞こえないので、肝心な部分が聞けずじまい。

２、操作性が悪い
タッチセンサー付きのLCDに各国毎のナビを表示させる仕様のため、一般的な楽ナビで装備されている物理スイッチがありません。その為、何を行うにも操作回数が多くなります。
例えば、地図をスクロールした後に現在地へ戻したい時は、まず２本の指で画面をタッチし、表示された「MAP」をタッチするという２アクションが必要です。
目的地を設定する為にも、２本の指で画面をタッチして表示された「MENU」から下の階層に入っていかねばなりません。
さらに、そもそもこのタッチパネルの感度が悪く、例えば電話番号で検索する際には、相当ゆっくりと操作しないと反応しません。
なお、画面右下の「カスタム」ボタンのDefaultが「この場所を登録する」という、およそ使用頻度が少ないであろう機能だったので、「登録地の表示」に変更しました。

３、拡張性が劣る
電話番号のデータもそうですが、どうも標準の楽ナビよりも検索用のデータが少ないようです。
さらに操作回数も多いので、少しでも簡単にセットできるようにスマホで行き先を検索しておけるNaviConアプリを使おうにも、対応していません。

こんなプアなナビにも関わらず、価格が27万円以上と大変高価なのですが、無粋な後付けナビは見苦しいので、我慢してこれを選びました。