目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
PCジャパンへ、GT3のオプション用アルミペダルセット(新車時オプションコード:EFA)の品番はと問合わせると一般的な商品である「991-044-700-00」と回答される。
にもかかわらず、このセット商品では、3個setのうちアクセルペダルAssyがPDK用カレラ~ターボS向けの「991-423-022-01」になり、なんとGT3/GT3RS/GT2RS系統には非適合である。
GT3等向けの場合アクセルペダルAssyは「991-423-020-01」(上述のカレラ用とは+2違う)、ブレーキペダルは「991-423-112-00」(カレラ共通)、フットレストは「991-551-987-00」(カレラ共通)のトリオというのが本当の正解であり、これらのセット売り品番はないので、生真面目な人ならば3個それぞれバラで発注する必要がある。
2
ここで具体的に、GT3用とカレラ用アクセルペダルにおける構造上の違いが何かと言うと、まず目立つのは「(キックダウン入力用)クリッカーの有無」だが、その他に「踏み込み角(アクセル開度)」も全く異なる。
要するに、GT3のPDK用アクセルペダルAssyは6速MT用と同一品なのだ。
GT3は、PDKにもかかわらずクリープもキックダウンも実装されていない(=ATの2大要素が全くない)ので、スロットル入力のみを司るMT用ペダルでアクセル操作を行う原始的な仕組みが流用された。
※写真上がカレラ用、下がGT3用のアクセル台座。上層のペダル板は取り外した図。
3
本題だが、このMT兼用のアルミニウムペダルAssy「991-423-020-01」は単品80,800円(!)と超強気の価格で、また国外在庫もそうはない。
そもそも、本来Assy交換する必要性が全くないのに、皆が欲しがるアルミ板のみを1万円で売らずアッセンブリー販売する神経も相当“ワル”だが─。
とはいえ上述のカレラ用「991-044-700-00」お徳セットならば3個で税込99,000円と安いので、ボクスターやケイマン共通で国内在庫豊富なこちらをさっさと注文し、届いたら写真のごとく目的のアルミペダル板のみをDIYで右にスライドして取り外し、GT3用の純正台座に差し替えるのがエンドユーザーとしては賢い(付いてきた新品のカレラ用台座部分は…環境に優しくないが不燃ゴミに捨てることとなる)。
こうすれば当然ながら台座が元のままなので、電子入力的な心配をする必要も皆無なのだ。
だから現実的に、わざわざ自分で作成できる「991-423-020-01」を高値で買う人が出現するとは思えない(元の台座が割れている人くらいか?)。
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メーカーには悪いが、上述の通りアクセルもアルミプレートのみ簡単に移植出来る。
標準グレードのゴム製のタイプよりも、機能的にも滑りにくく、また写真のように見栄えも良い。
もちろん、ペダル表面しか交換していないわけなので、当日は走行チェックなども必要ない。
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