DAYTON AUDIO iMM-6 測定用コンデンサーマイク
【総評】
スマホ(iOS、Android、Windows Phone)の3.5mm TRRS ヘッドセット用ジャック(※)に差し込んで使う音響測定用マイク。
※マイク付きのイヤホンが差し込める3.5mmステレオミニジャックのこと。Amazonでは「iMM-6 iPhone用コンデンサーマイク」と紹介されているが、説明書の画像を見るかぎりでは測定するアプリさえあればiOS以外でも使えるはず。
iPhoneでEtani RTAアプリ(Realtime Spectrum Analyzer、無料版あり)に接続してピンクノイズで車内の音響特性を測定するために購入した。
ヘッドユニットをCarrozzeria DEH-970に換装し、DEH-970でオートイコライジングした後に本製品でその結果を測定する予定。
※まだ使用していないため評価は暫定★×3
【基本仕様】
・マイクユニット:6mm径エレクトレック・コンデンサー
・指向特性:無指向性
・周波数特性:18Hz~20kHz(キャリブレーション済)
・インピーダンス:200Ω
・感度:10mV/Pa (-40dBV,0dB = 1V/Pa)
・最高音圧レベル(耐入力):127dB(1% THD @ 1 kHz)
・S/N比:70dB(A-Weighted)
・接続端子:3.5mmミニ端子
・本体重量:約8g
【満足している点】
・安価でお手軽に測定できる。
・マイク毎にシリアル番号があり、メーカーサイト(関連情報URL)の製品情報内にある"Production Discription"のセクションからシリアル番号を入力することにより、マイクのキャリブレーション(校正)データをファイルを入手することができる。
【不満な点】
不満では無く仕様のミスマッチであるが、iOS版のEtani RTAアプリでiMM-6を使用する場合、Etani RTAアプリで設定できるマイク校正値が31バンドに対し、iMM-6のキャリブレーションデータが256バンドある。
そしてiMM-6のキャリブレーションデータが256バンドあるにもかかわらず、Etani RTAの31バンドの周波数に必ずしも合致しない周波数がある。
iMM-6キャリブレーションデータ例
20.00 -1.7 =20hz
20.55 -1.5
21.11 -1.4
21.69 -1.2
22.29 -1.1
22.90 -1.0
23.53 -0.8
24.18 -0.7
24.84 -0.6 ≒25hz
25.52 -0.6
26.22 -0.5
(中略)
12281.89 0.3
12619.15 0.2 ≒12.5kHz
12965.66 0.6
13321.69 1.0
13687.50 0.9
14063.35 1.2
14449.52 1.5
14846.30 1.6
15253.97 1.2
15672.84 1.2
16103.21 1.5 ≒16kHz
16545.39 0.5
16999.72 0.5
17466.52 0.2
17946.14 -0.8
18438.94 -0.3
18945.26 0.9
19465.49 1.6
20000.00 2.1 =20kHz
このためRTAのマイク校正値に近似値を設定するか、厳密に校正したい場合は表計算ソフトに256バンド分のキャリブレーションデータを入力してグラフ化することにより近い校正値を導き出す必要がある。
キャリブレーションについては整備手帳にまとめてみたのでそちらを参照。
https://minkara.carview.co.jp/userid/327906/car/1747559/3584895/note.aspx
【その他】
・缶ケースの底(裏側)にマイクのシリアル番号が貼ってあるため紛失しないこと。別途紙のメモやスマホのメモ等に書き写しておくとよいかも。
・マイクのサイズが分かるように、比較用にタバコも一緒に写り込んでいます。
関連情報URL:http://www.daytonaudio.com/index.php/test-measurement/imm-6-idevice-calibrated-measurement-microphone.html
購入価格 | 3,070 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(Amazon) |
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