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NA&MT(アイろん)のブログ一覧

2025年04月27日 イイね!

Panamera E-Hybrid 4 vs 4S(971後期)

Panamera E-Hybrid 4 vs 4S(971後期)遡ること約1ヶ月前、購入して2年になる971後期のPanamera 4 E-Hybridを一年点検のために入庫しました。担当者から説明を受けながら点検内容と消耗品交換項目リストを確認すると、一際目を引く項目がありました。

・スパークプラグ交換(工賃込み約6万円強)

「意外と高いな…。うちのパナメーラはEV走行が多いから、今回は交換せずに様子を見ようかな。」この判断が後日裏目に出ることになりました。

それから一か月も経たないある日、エンジン警告灯が点灯しました。


メカニックに症状を伝えてテスター診断をした結果、スパークプラグの失火が疑われるとのことでした。「あの時、交換を渋らなければ…」と後悔しましたが、起きてしまったことは仕方がないと割り切り、良い勉強になったと思い直しました。

メカニック曰く、PHEVはエンジンの停止・再始動が多いため、スパークプラグへの負担が大きいとのこと。今後はエンジンの停止頻度が多いHybridではAutoモードの使用を避け、e-Holdもしくはスポーツモードを選ぼうと決めました。

翌週、スパークプラグ交換のために再入庫しました。代車は不要と伝えていましたが、用意されていたのは私のパナメーラと同じ971後期のE-Hybrid。ただし、私が乗る4ではなく、4Sでした。PorscheのPHEVモデルをグレード違いで乗り比べる機会は貴重です。ターボモデルとの比較にも興味がありますが、次の現実的な乗り換え候補である4と4Sの違いを体感できるのは特に有意義でした。

一方で少し寂しい発見もありました。この代車は少し前まで認定中古車として販売されていた車両でしたが、いつの間にかリストから消えており、販売ではなく代車として活用されていたようです。Panamera E-Hybridの魅力を感じている私としては、この車が市場では不人気であることを改めて実感させられました。

さて、E-Hybridの4と4Sはバッテリー容量・モーターパワー出力・航続距離は同じ。エンジンも同じ2.9L V6ですが、ターボの過給圧の違いで馬力とトルクに差があります。その違いを確かめるため、高速道路で比較しました。

ディーラーを出発し、まずはEVモードで走行すると「あれ?普段乗っている4より軽快に感じる」と少し驚きました。バッテリーやモーターのスペックは同一のはずですが…。

その後、高速道路に入りスポーツモードに切り替えると、明らかに4より鋭く、軽快な加速を体感できました。再び一般道に戻ってEVモードで走ると、やはり4より軽快に感じました。アクセル開度とモーター出力の設定に違いがあるのか、気のせいなのか。もしそうなら、航続距離とのトレードオフなのかと疑問が湧きました。

翌日、代車を返却する際に担当者とこの疑問を雑談しながら伝えました。貴重な乗り比べの機会を提供してくれたことに感謝し、自分の4 E-Hybridに戻り、Eパワーモードで発進すると「あれ?4Sと変わらない」と安心しました。

4Sから4に戻った際に差が大きかったら「乗り換えたい病」が再発するのではと心配していましたが、それは杞憂に終わりました。

結局、E-Hybridの4と4Sの違いは以下のようにまとめられます。
・モーター走行性能は基本的に同じ
・高速域では明確な差を感じられる

モーター出力に若干の味付けの違いがある可能性は否定できませんが、私の感覚では微差でした。高速域でのパフォーマンス差には魅力がありますが、新車価格の差額約250万円分(*)の価値を感じるほどではありませんでした。

*この差額は現行モデルの972PHEVの差額です

時々Taycanへの乗り換えを検討したくなるかもしれませんが、Panamera 4 E-Hybridとはしばらく長い付き合いになりそうです。
Posted at 2025/04/27 14:24:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | Porsche
2023年12月02日 イイね!

Michelin ウィンタータイヤ PA4

Michelin ウィンタータイヤ PA44月に971.2Panamera 4E hybridを購入した時に、割引キャンペーン中であったウィンタータイヤ用のホイールを同時に注文していました。
はじめは19インチを購入するつもりでしたが購入したPanameraに装着されていた21インチの乗り心地が十分過ぎる程良かったため、これなら20インチでも乗り心地を損なう事は無いだろうと期待して20インチに変更。ホイールの色は汚れが目立たないサテンプラチナを選択しました。




それから約半年、今年は記録的な暖冬。ウィンタータイヤを購入する意味があるのかと思っていた所にホイールが納品されました。ホイールは選べてもタイヤの銘柄は運次第。何が装着されているのか気になっていたのですが結果は第一希望のMichelin、Pilot Alpine4(PA4)でした。

車は王道を避けがちですが、タイヤは王道Michelinが好みで我が家のタイヤはFIAT500CはオールシーズンタイヤCrossClimate、Panamera(夏)とV12VantageはPS4S、そしてPanamera(冬)もPilot Alpine4で全てMichelinで統一されました。

というわけで、先日雪を求めて奥日光〜金精峠〜丸沼高原を一往復してウィンタータイヤで走って来ました。
その日は暖冬を一気に覆すような寒気が流れてきて天気予報ではかなりの荒天が予報されていました。無理なら引き返すつもりで早朝のいろは坂を上り中禅寺湖を過ぎたあたりから小雪が舞だしました。

金精峠に差し掛かると路面は完全に雪道、横風もそこそこ吹いていましたが視界は良好、Michelinの安定性も手伝って山道をどんどん進んでいきました。




下り坂で不用意にブレーキを踏むとESCが介入しましたが基本的にはとても安心感のあるドライブ。平地で少し速度をあげてブーレーキ制動距離を確認しましたがおおよそイメージ通りに停車できました。

雪上ドライブを一通り楽しみ、丸沼高原スキー場でUターン。
過信は禁物ですが、このPanameraにPA4があればどこでもいけそうな気がします。





つい先日、新型Panamera(972)が発表されました。個人的に気なっているPHEVの航続距離は現在の60kmから80kmほどに伸びるようですが、内外装ともに気に入っているこの971.2を長く乗り続けるつもりです。
Posted at 2023/12/02 17:39:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | Porsche
2023年05月15日 イイね!

991.1タルガ4

991.1タルガ4昨日の天気予報は雨、気にせずにV12Vantageを都内に走らせました。今は春の交通安全運動期間、あちこちで取り締まりが予想されるためスポーツボタンは封印して燃費走行。
封印


用事を済ませて帰路も同じく穏やかな走行、いや高速で一度だけスポーツモードオンにして6000回転以上回しました。それ以外はずっとノーマルモードで法定速度をほぼ遵守。

その成果がこちら

いつもよりちょっとだけ良い成績です。

こんな走りをしているとさぞ退屈かと思われそうですが、全くそんな事はありません。以前から思っていましたが、流してよし、踏んでよしのV12Vantage。懸念要素だった坂道発進のストレスもだいぶ無くなりました。V12Vantageの用途がとても広くなった気がします。

971.2Panamera 4E hybrid、970からの進化は期待していた以上です。970は一人ドライブで出番は少なかったのですが、971.2に乗り換えてから私一人での運転機会が増えています。



991.1タルガ4、私のV12Vantageへの順応が進んだ事とPanameraの970から971.2への進化により、出番が少なくなりました。
見た目・Flat6NAの音・操作性・サイズ感、とても気に入っており不満は全くないのですが、今後出番がさらに少なくなる未来が見えました。
乗る機会が少なくなっても、長い人生そういう時期もあるかもしれないとそのまま所有することも考えましたが、現状を維持することよりも車に限らず生活全般に少し変化を求める気持ちが強くなりました。

手放すことにしました、991.1タルガ4。



そして2015年に購入した981BoxsterGTSから続いたFlat6NAのおよそ8年間も終了です。
これから後悔するかもしれませんが、今はとてもすっきりしています。
Posted at 2023/05/15 08:03:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | Porsche
2023年04月10日 イイね!

971.2 Panamera 4E hybrid ファーストインプレッション

971.2 Panamera 4E hybrid ファーストインプレッションパナメーラPHEVモデルを970から971.2に乗り換えて約1週間、忘備録を兼ねてファーストインプレッションを書きました。

1.充電器の違い
970の充電器は、このPorsche Mobile Charger(以下PMC)。

小さな液晶画面、機能はごくシンプルで充電を50%に留めるか100%まで行うかを設定するのみ。わずか9.4kWhの小さなバッテリーの充電を50%に留める需要がどこにあるかわかりません。また50%に設定しても満充電されるので本当に謎でした。

これが971世代になるとこの少し薄型のシンプルな充電器に代替わり。PMC plus。

しかしこのPMC plus、いくつかの理由から私は使っていません。

理由1)7.5mケーブルに対応していない

Porscheの充電器の本体と車体を繋ぐケーブルは標準で2.5mです。私の使用環境では電源と駐車位置の都合上7.5mを選択する必要がありますが、このPMC plusは7.5mケーブルに非対応です。

理由2)日本国内では100V充電しか出来ない。

これは技術的な問題ではなく、PCM plusに対応する200Vのソケットが日本国内で認可されていない為だそうです。このPMC plusで200V充電を行うにはケーブルを200V電源に直付けする工事が必要だそうです。

ほとんどの人は2.5mケーブルで事足りるはずですが、200Vでないと困る人は多いのではないでしょうか。

というわけで、970の充電器の筐体に大きな液晶画面とソフトウェアが改変されたこの充電器Porche Mobile Charger Connectを使用しています。7.5mケーブルにも200Vにも対応しています。

Connectという名前、ネットに接続して色んな事が出来る事に由来するらしいのですが、私はまだ理解しきれておりません。

PorscheのPHEV中古車を買う人は、どちらのPMCが付属しているか確認が必要です。

2.モーター航続距離
満充電で55kmから60km航続可能と表示されます。エアコンを使用すると流石にここまで走らないと思いますが、ディーラーやネットの情報を信じるなら40kmは航続可能なようです。



バッテリー容量が17.9kWhの971.2に対して14.1kWhと少し小さな971.1では航続距離が劣ると思われますが、中古車価格は971.1と971.2でそれなりに開きがあります。日常の運転距離が短い人は971.1が賢い選択になるかと思います。

3.モーター走行(E power mode)
970に比べて971のモーター走行は明らかに軽快感があります。
970はしっとり、971はキビキビ、そんな感じです。970PHEVのトランスミッションはティプトロ、971ではPDKですが低速でも全くギクシャクする事なくモーターの滑らかな味わいを全く損ないません。

4.ハイブリッドモードの走り
970のハイブリッドモードはバッテリー残量をキープしながらエンジンをモーターがアシストするのに対して、971では積極的にバッテリーを消費しながら低燃費を目指しているようです。ハイブリッドモードなのにエンジンが停止してモーターのみで走行する時間が結構ありました。

満充電から2時間、およそ下道と高速100kmを走行してバッテリー残量は5%。燃費は25km/ℓ。


バッテリーが無くなってからのハイブリッドモードは、エンジンでバッテリーチャージをまめに行いつつ(私がではありません、コンピューターが勝手に)要所要所でモーターアシストを効かせていました。首都高とまあまあ渋滞した下道を37分走ると燃費は11.5km/ℓ。2トン超える車重を考えると優秀。


スポーツモード、スポーツプラスモードは少しだけ試しました。足回りが硬い設定になっても乗り心地は良し(ホイールは21インチ)。
遮音性が高い為かエンジンと排気音は控えめに感じますが、4E hybridに刺激を求めようとは思っていない為不満はありません。滑らか〜にジェントルな走りを堪能しています。
しかし簡単に赤青切符をいただく速度になる獰猛さは兼ね備えているので、油断せず安全運転を心がけています。

まだインフォテイメントなど使いきれていない機能がたくさんありますが、とても満足度の高い乗り換えです。

Posted at 2023/04/10 08:18:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | Porsche
2023年03月24日 イイね!

970後期Panamera s e hybrid バイヤーズガイド

970後期Panamera s e hybrid バイヤーズガイドタイトル写真は拾い物です。

約4年所有した970Panamera s e hybridを手放すにあたり、バイヤーズガイドをほぼ自己満足の為に書きました。かなりニッチな車です。どれぐらいニッチかというと、2023年3月時点でカーセンサーに登録されている同車種は5台です。とても似た名前の車にPanamera s hybridという[e]がないものがあります。これは970前期でプラグインでないハイブリッドモデルになります。

1)この車の立ち位置
今でこそPorscheもtycanやカイエンパナメーラにPHEVモデルを量産していますが、この車が販売され出した2014年頃はまだ欧州全体で自動車の電動化がどこまで進むのか不透明な状況だったと記憶しています。
そんな電動化黎明期にPorscheが世に出した充電できるハイブリッド車が970後期Panamera s e hybrid。

ちなみに970後期はs e hybridのみがティプトロニックで他は全てPDK。なぜこのような事になっているか詳しい人に聞いたら単純にPDKとPHEVをマッチさせる開発スケジュールがなくカイエンPHEVのティプトロニックを流用したとの事。それだけ他メーカーとの開発競争が熾烈だったのかも知れません。

2)モーター航続距離とバッテリー
モーター用バッテリーは9.4kWh、カタログ値では約32kmモーターのみで走行可能とうたっていますが、私の経験ではエコ走行を意識しつつエアコン不使用でも20km程度だと思います。でもこのエコ走行がなかなか味わいがあります。

初年度登録が2015年の車を2018年に購入しましたが、購入当時から航続距離は20km、その後4年間航続距離が短くなることはありませんでした。つまりバッテリーの劣化は7〜8年間はほぼなかったと考えて良いでしょう。

200Vの充電器で満充電まで3時間半〜4時間、100Vの充電器は使用経験がありませんがおそらくその2倍で8時間程度かかります。それでも自宅に充電施設があれば一晩寝かせれば十分満充電できますね。

ちなみに走行中にエンジン動力で充電するEチャージモードでは小一時間で満充電されます。

3)燃費
市街地で10km/ℓ、高速道路では15km/ℓ。2トンを超える車両重量を考えるとかなり優秀です。モーターの燃費への貢献度は高いですね。自宅に充電設備があり、なおかつ日常の通勤が20km以内であれは普段はガソリンを使用しないzero emissionが達成されて燃費は更に改善します。

4)購入時の注意点
モーターバッテリーが充電されているにも関わらず、エンジンが強制的に駆動してモーター走行ができない事がありました。某車系SNSでもモーターとガソリンエンジンの切替が故障したというレビューを見た事があります。私が経験した事象と違う可能もありますが症状は似ているため、この車種のウィークポイントである可能性はあります。

970 s e hybridを購入する場合は必ずこの部分、「Eパワーモードの不具合」が発生していないかを確認する必要があります。

バッテリー残量10%以上充電させていればモーターのみの走行Eパワーモードが選択できるはず、試乗時に確認してください。試乗ができなければ充電もしくはEチャージモードでバッテリーを充電するように販売店に依頼すればEパワーモードが正常に動作するか確認できます。それを断る販売店からは購入しない方が良いと思います。971以降のPHEVにこのトラブルがあるのかは分かりません。

5)4年間所有しての感想
Panamera自体の走行性能はその他のネット情報やレビューが詳しいので割愛します。
EVが環境に本当に優しいのかは私には分かりませんが、モーターの走行はとても滑らかで味わい深くエンジン車との対比という意味でとても満足度が高いです。
日常はエンジンを動かさずモーターでゆっくりと安全運転、チョイ乗りでエンジンを動かすことがなければエンジンにも優しい。遠出する時はちょっと踏めば上質なサルーンでありスポーツカー。1台で2度美味しい車です。

970 s e hybridは冒頭でも述べた通り2023年3月時点でカーセンサーに5台、価格帯は400〜550万円。

自宅もしくは職場に充電施設がありポルシェのEVに興味はあるけど、価格がネックだったり外出先の充電インフラに不安があり、一歩踏み出せない。そんな人の入り口には最適な車だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
Posted at 2023/03/24 13:52:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | Porsche

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何シテル?   05/24 10:16
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