
またまた車欲しい病を発症しました、今度はFIAT500e。
最近休憩時間をFIAT500Cで過ごす事が多いのですが、暑い時期はエアコンが欠かせません。エアコンをかける為にエンジンを流かけっぱなしにするわけですが、これがPHEVのパナメーラだとエンジンをかけずに静かな快適な車内空間になります。FIAT500Cにも休憩場所としての快適性が欲しい…そんな動機からあまり興味が無かった電気自動車のFIAT500eが欲しくなりました。
現在所有しているFIAT500C エンジンは1.2L直列4気筒、Fully Integrated Robotized Engine(以下FIRE )。往復20kmの通勤に利用、道程は一般道で速度はせいぜい60km/hであれば非力な69馬力のFIREでも全く不満はありません。高速道路を走らせるのは年に一度の点検に出す時のみ。
制限速度100kmの高速道路では力不足を感じるFIRE、走行車線をのんびり走っていると様々な車に抜かれます。追越車線に相応しくないブレーキの車が車間距離ピッタリで走り去ったり、見応えのある911が颯爽と駆け抜けて行ったり。FIAT500Cに乗っていると抜かれる事が不思議と気持ち良く感じます。後進に道を譲るような感覚。遅くても速くても自分のペースで走っていると楽しい。
高速道路を降りてディーラーでの点検が4時間程度で終わり、点検とエンジンオイルエレメント交換して45,000円、お財布に優しいFIAT500C。
時間が余ったので、都内のディーラーにFIAT500eの問い合わせをすると試乗可能との事。そのままFIAT500Cで首都高経由して都内某ディーラーを目指しました。この車で首都高走るのは何年ぶりでしょうか記憶にありませんが…無茶苦茶楽しいではありませんか!
制限速度60kmの首都高と69馬力のFIREは相性抜群。法定速度で回し切れるエンジン、非力なエンジン故シフトチェンジをサボれず本当に必要なクラッチ操作(私のFIAT500cはMTです)、首都高の程よいカーブで腰高なFIAT500Cが適度にロールすると楽しさが増幅します。
駐車場を選ばない車で都内に買い物、そう言う役割をFIAT500eに期待していたのですが、FIAT500Cで十分じゃないか。500eを試乗する前に購入モチベーションは落ち着きつつありました。
都内ディーラーに到着してアンケートに答えつつ試乗車の手配を待っていると10分ほどで試乗車到着。
走り出しに「キュッ」という異音が気になりましたがその後出足はトルクフルで楽チン。試乗コースは渋滞の一般道、道幅は狭いもののコンパクトなFIAT500eなのでストレスなし。信号の先頭でちょっとアクセルを勢いよく踏むと制御できる範囲内の速さで気持ちよく走ります。
セールスマンに「どうですか?」と聞かれて「いい車ですね、扱いやすいです。」とどこか他人事のように答える私。
いい車だと思ったのは事実でしたが、購入したいと思うには今一歩。
500eを首都高でも試乗したい気持ちがありましたが、さっき首都高を走らせたFIRE・FIAT500Cの魅力を再認識したのでセールスマンに首都高で試乗可能か聞くのをやめました。聞いても許可されないと思いますが…
近距離の移動を想定したコンパクトな車の方が出先の充電インフラや航続距離の心配が要らずBEVとの相性は良いと思いますし、その点FIAT500eはよくできているように思います。しかし首都高走らせて自分のFIRE・FIAT500cの魅力を再認識したため500eの購入を見送る事にしました。
また私はBEVには近距離移動手段としての実用性ではなく、先日代車で借りたタイカンのような快適さ・圧倒的な速さ・安定感を求めてしまいます。そう思って視野を広げてBEVを探していたら値段激下がりしているEQSが欲しくなっちゃいました。ニチコンの蓄電機買ってV2H(Vhiecle to House)にチャレンジしようかな…。
タイカンは新モデルがでて、EQSはマイナーチェンジがあるらしい。もうちょい待てばさらに値段が下がるかな?
ここ最近EV化の流れが見直されつつありますが、個人的には今後ほしくなる車は当分BEVになりそうです。そして近距離専門だったFIAT500cの出番が今後増えそうな気がします。
Posted at 2024/06/20 17:24:53 | |
トラックバック(0) |
Fiat500 | 日記