
自粛要請されているGW期間中に旅行、外出する事については色々な考えがあると思います。私は予定していた2泊3日の一人ドライブ旅をキャンセルしました。目的地の隣県が緊急事態宣言対象である事や変異株の実態がよくわからない事もありましたが、一番のキャンセル理由は天候不順。天気予報によると雹が降る可能性も指摘され、予定していたルートは山の中でさらに天候が荒れる事が心配されます。一人旅の気楽さ、あくまで個人的な理由で旅行を前日にキャンセルをしました。
しかし昨日(本来であれば旅行出発の日)、朝3時に目が覚めてしまい、朝風呂や軽い身支度を終えると何もする事がありません。ふとスマホで天気を調べると、旅行を予定していた日本海側から中部地方の山中の予報は悪天候でしたが、太平洋側は天気が良さそう。
以前はよくBoxsterで行っていた圏央道〜ターンパイク〜伊豆スカイラインを通るコース、おそらく1〜2年ぶり。今回は初めてV12Vantageで行くことにしました。
今までのV12Vantageの楽しみ方はガレージで外装を見る事、一般道では内装に触れる事、高速道路では上品な加速とエンジン音を味わう事でした。ハンドリングについては正直言いまして特に意識することはありませんでした。高速道路でBoxsterがちょっとステアリングを切ると瞬間移動のように車線変更が終わるのに対して、V12Vantageはそこまで俊敏に反応はしません。今回V12Vantageをいわゆる峠に持ち込んだのはまだ2回目ですが、ハンドリングに対する評価が大きく変わりました。
「こんなに気持ちよく曲がったっけ?、気持ちいい!」よく考えれば、10年以上前とは言えAston Martinが本気で作ったスポーツカーなのであたり前と言えばそうなのですが、私が今までVantageを本領発揮できる所に連れて行かず気がつきませんでした。本当に思うように描いたラインを曲がってくれました。一般道で硬めに感じた足回りも、峠でこれだけ気持ちよく走ってくれるのならば納得して受け入れられます。エンジン音とともに時々聞こえるタイヤの音も心地よい。
途中、空冷4台の集団とすれ違いました。V12Vantageがこれだけ峠で楽しければ、BoxsterSpyderを空冷に乗り変えるのもありかな?もちろん本気ではありませんが、そんな事が頭をよぎるぐらい峠のV12 Vantageは思っていた以上に楽しかった。
帰宅して気になっていた右MTの空冷930をネットで見ると、既に商談中。残念な気持ちも多少ありますが、いい車はすぐに買い手が見つかることを嬉しく思います。また欲しい病の心配がなくなり安堵しています。
Posted at 2021/05/03 11:36:17 | |
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V12 Vantage | 日記