
V12Vantageの購入を具体的に考え出したのは、一年前のちょうど今頃だったと思います。仕事で疲れた体で970Panamera s e hybridをモーターで走行しながら「ああ、滑らかで気持ちいい。これは車のEV化は止められないな」と思ったと同時に「今のうちに12気筒、乗っておきたい」と思ったことがきっかけでした。
当時12気筒で真っ先に思いついたのは以前から憧れていたFerrari GTC4 Lusso、しかしこれは私には高すぎて現実的ではありません。もう少し値段が安いものはないかと、私の嗜好である右ハンドルの中古車で検索をしてでてきたのが英国車Aston Martin。
Aston Martinは名前こそ知ってはいましたが未知の存在、Ferrariのような派手さはなく、Porscheほどポピュラーでない、知る人ぞ知る的な存在が妙に魅力的に感じました。
DB9とV12 Vantageが購入できそうな価格帯。田舎の峠は981BoxsterSpyderに任せて、都会を流すような車を当初は求めていたので本来ならDB9を買うべきところ。しかしV12 VantageにMTがある事を知り一気に気持ちが傾き、実車確認と試乗をしました。
経営不振、都内正規ディーラー移行による旧モデル整備に関する不安、故障しやすく維持費も高いといった噂、そうしたネガティブな情報も気にはなりましたが(まるで1990年代暗黒時代の阪神タイガースのよう)、V12 Vantageの実物を見て魅了され、もう買うしかないと決心、現在に至ります。
前CEOのアンディ・パーマーさんは最後までMTを作り続けると言ったそうですが、2020年8月に新CEOに就任したトビアス・ムアースさんがMTをもう作らないと宣言。トップが変われば方針が変わるのは仕方ありません。残念ではありますが、現行モデルにNAがない時点でそもそも乗り換える事はないと思っていたので、私はこの撤退をすんなり受け入れる事ができました。
ありえないと思いますが、V12・NA・MTに100Km走行できるバッテリーを積んだPHEVのスポーツカーがでたら乗り換えるかも。
新CEOが
MT撤退に言及した記事(https://genroq.jp/2021/05/12/118668/)
を読むと、DBXに2モデル追加予定があるとのこと。V6エンジンやPHEVと予想。個人的にはPHEVのDBX登場に期待しています。
この新CEO、記事によると就任早々3000台の在庫を処理するために工場を停止して4ヶ月で目標を達成したようで、剛毛なだけでなく剛腕のようです。その手腕でAston Martinの経営が安定して、旧モデルのパーツも安定供給される事を期待しています。
Posted at 2021/05/15 13:13:57 | |
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V12 Vantage | 日記