
調音施工のおかげでロードノイズが減り、以前に比べてクリアに聞こえるエギソーストノートを楽しんでいます。街乗りの楽しさはかなりアップして走行距離が伸びそうです。
しかし人間の欲望は尽きません。排気バルブを常時開放するリモコンを見つけたので、eBayで購入しました。
正式にはAston Martin Exhaust Bypass Remote Control S5。
対応車種はDB9 ,DBS,Virage,V12Vantage。
このマニュアルによると、V12vantageはノーマルモードで4000回転、スポーツモードでは3500回転でバルブが開くが、このパーツを取り付けてLoud Modeを選ぶと常時バルブが解放されるとのことです。
V8VantageにはS4という別のパーツが販売されています。
注文から15〜16日でパーツが到着。
マニュアルに従ってNo.22のヒューズを外しパーツを取り付け。DIYとは無縁の私でもできる簡単な取り付け作業でした。
感想
・一般道を1000回転台で流す時は音に変化は感じませんが、3000回転手前ぐらいから音が変化したのを感じます。バルブが常時開放されたとはいえ、その効果を感じるにはある程度エンジンを回さないといけないようです。ポルシェのスポーツモードのようにアイドリング音から変化するような大きな違いはありません。
V12Vantageは通常では 4000回転からバルブが開くため、常時解放の効果を感じる3000回転とその差はわずかです。しかし一般道ではこの差は大きく、ちょっと踏み込むだけで快音を聴ける機会は明らかに増えたと思います。一方で高速道路では最初から開いていると回転数が上がって音が変化する事がないため、逆に盛り上がりに欠けるような感じもしました。
もともと派手な音ではないためバルブを開いただけでは若干の期待外れ感はありますが、街乗りが今までよりも少し刺激的になったかなと思います。
〜〜〜
V12 Vantage、今後の付き合い方について
更なる刺激を求めるなら、社外マフラー。YouTubeではブリリアントマフラーなる製品がいい音してました。フェラーリのような高く響き渡る音は魅力的で一瞬これに付け替える事が頭をよぎりました。しかしそれはフェラーリだから似合うのであって、アストンにはこの純正の音がベストだと思い直しました。アストンが高音を響かせるのは布施明が普段歌わないロックの曲を高音でシャウトするような違和感。僕はマフラー音はこのまま純正品でいこうと思っています。
V12Vantage、購入当初はだいぶ持て余している感覚でしたがだいぶ馴染んできているように思います。スポーツカーとしては満点です。欲を言うとGTカー的な要素、つまりは乗り心地の改善を求めたくなるのですが、なかなか長距離を遠出する機会もありません。一人で日帰りのドライブを楽しむには今の乗り心地で問題はありません。隣に誰か乗せるためにはKW version3導入など足回りをいじるか、可変ダンパーのあるV12 Vantage Sに乗り換えるかする必要があります。しかしこの12気筒の音、車が好きでない人にとってはおそらく雑音騒音でしかなく仮に乗り心地を改善させたとしても彼女ら(注1)にとって心地よいGTカーにはならないでしょう。
注1)妻と娘です
やはりV12 Vantageはこのままスポーツカーとして楽しもうと思います。
とはいえ、今気になる一台はこれです。V12Vantage 「S」 右ハンドルMT。£175,000。あー高い高い...。

Posted at 2021/07/14 17:21:37 | |
トラックバック(0) |
V12 Vantage | 日記