
今日、とある車レビューの動画を見ていたら見覚えのある人物が登場しました。
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遡ることおよそ1年4ヶ月前、当時私は購入してまだ3ヶ月もたたないV12Vantageを手放すことを考えていました。
理由は過去のブログでも触れていますが、硬すぎた乗り心地、スペアキーを洗濯してしまうという失態、そしてスペアキーが想像以上に高価格であったことから維持費に対する不安が増幅し...。実際に売却を考え見積もりを取ったりもしました。
しかしガレージに佇むV12Vantageはあまりにも格好良く、いざ手放そうとすると踏ん切りがつかず悶々とした日々を過ごしていたように思います。
なんとかこのV12Vantageを維持することはできないか。
V12Vantageを購入した際に納車整備を行なった整備工場兼ディーラーにメールで事情を説明したところ、直接対面で相談に乗ってもらうことになりました。
まず乗り心地を改善する方法として
・乗り心地を改善させたいなら、サスペンションよりもまずはタイヤから
・ミシュランPS4Sも良い選択だが、乗り心地を最優先させるならファルケンFK510、コスパも良い。
そして旧世代のAston Martinの維持に関して
・アストンは世間のイメージとは逆で非常に壊れにくい
・エンジンオイル交換は5000kmもしくは年1度
・MTのクラッチはかなり長持ちする。セミATでは3〜4万キロ交換の事が多いがMTなら確実にそれ以上はもつ。ただし交換となると80万円以上。
・イグニッションコイルの交換はいずれ必要になる。その場合は一つだけの交換だとその時は安くなるが、交換のために必要な部品と工賃がその都度発生するため長期的に見れば全て交換した方が良い。
・O2センサーは世間で言われている通り壊れやすい部分である。放置するともっと費用がかかる部品の交換が必要になるため、エラーが出たらチェックを受けること。
上記の内容は限られた時間でメモしたものなので一部正確でないところや、いやいや結構アストン壊れるよという反論もあるかと思います。が、私が当時感じていた不安や疑問点を的確に把握し、それに対してネガティブな面も含めて起こりうることを丁寧に説明する姿勢に私は信頼を寄せ、彼の勧めるFK510を選択しました。結果には大きく満足しています。
その後何度かその整備工場に入庫していますが、その恩人が対応することはありませんでした。他のスタッフの対応にさしたる不満もなく、私のような整備を依頼するだけの一介の客が担当者を指名することもおこがましいと思っていましたので、恩人の不在を深く考えてはいませんでした。
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そしてその恩人が動画レビューで車の解説をしているのを見て、彼が転職したことを知りました。
そこはかなりお高い車を扱うお店、私がお礼を言う機会はなかなか訪れないでしょう。
その節はありがとうございました。新天地での成功をお祈りしております。
Posted at 2022/02/24 22:14:09 | |
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V12 Vantage