
エンジンを捻ると、こんな警告。
左リアを確認すると、釘が…。
その日は雪を求めて新潟に行く予定でしたが、仕方ありません。遡る事1週間前、新潟にいきなり行く前に群馬の雪道で試走してシミュレーションもバッチリだったのに…
四駆オールシーズンタイヤのタルガをFRスタッドレスタイヤのパナメーラに乗り換えて目的地に出発。結局、宿までの道中は積雪が無くどちらで行っても同じでした。
さて旅行から戻り、タイヤどうしよう。
タイヤを購入したお店に相談すると、パンク保険に加入していた為、かかる費用は工賃のみ。入庫日を予約し、パンク修理キットを利用して自走するように言われました。
「パンク修理キット?」
恥ずかしながら車に搭載されている事を初めて知りました。

フロントトランクに怪しげな箱

この中に修理キットがありました
Amazonで購入したポータブル空気入が到着してから作業に取り掛かります。
パンク修理キットの管をタイヤバルブに取付て、本体部分を握力いっぱいにぎりしめ充填剤を注入しました。
ふーん、充填剤ってこういうものなんだ。結構ドロドロしているなあ。
ここで、私はハッとしました。
充填剤は思っていたより粘度があり重く、重力に従ってタイヤの中で落下しているはずです。
私は充填剤を泡状のもので、簡単に注入できてタイヤ壁面全体に勝手に行き渡り、釘が刺さった場所を塞いでくれるものだと、漠然と思っていました。
無知とは恐ろしい…。
待てよ?釘の位置は今2時、このままこの位置まで充填剤届くのか?都合良い解釈をしようと思いましたが、そんなはずはありません。そこで私は間違いに気がつきました。
修理キットをタイヤから外し、勢いよく抜ける空気に慌てながらバルブを閉じ、エンジンをかけてタイヤをゆーっくりと転がして釘の位置を6時に合わせて、作業再開。
マニュアルには充填剤を全部入れると書いてありましたが、充填剤が少し固まり始めたのか、とてもではありませんが握力が持ちません。恐らく半分ぐらいしか注入出来なかったと思いますが、ここでギブアップ。
祈るような気持ちでポータブル空気入れを使用すると、空気圧2.3まで回復。
疲れ果てた私はそのまま試走を兼ねて近くのラーメン店で普段は食べない夜食を腹に注入。
帰り道、空気圧は減る事無く維持されました。
翌朝、タイヤ店入庫の為およそ100km走行しましたが問題なし。
私の初めてのパンク修理応急処置は無事成功しました。帰りに新たなパンク修理キットを購入、今度はシガーソケットの電力を利用して注入出来る製品の為、握力の心配もありません。
今回の作業は自宅で行えた事が救いでした。
ツーリング先で初めてこの作業をしていたら更に難儀だったと思いますので、いいシミュレーションになりました。もう修理キットのお世話にはなりたくありませんけどね。
Posted at 2023/01/27 13:53:35 | |
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