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black frogのブログ一覧

2021年02月28日 イイね!

ポルシェを着る悦び

ポルシェを着る悦びもはや世界遺産の域に達しつつある空冷ポルシェ。その中でも、930ほど気難しくなく、993ほどは洗練されていない、ど真ん中のモデル。高騰が続く中、手が届かない領域に行ってしまう前に購入に踏み切りました。現代の水準から見れば決して速いクルマではありませんが、ほぼすべての点において想像以上に素晴らしいです。色々乗ってきましたが、私にとってはコレがアガリの一台になりそうな予感がします♪
Posted at 2021/02/28 22:25:58 | コメント(0) | クルマレビュー
2021年02月25日 イイね!

タイヤ問題の顛末

タイヤ問題の顛末先日ふと気になって、納車予定の964カレラ2にどんなタイヤが付いているか販売店に問い合わせた所、信じられないお返事が。何と2000年製のポテンザRE711が付いているというではありませんか!えーっと、今何年でしたっけ?2021年ですよね??21年前のタイヤということになります。クラック等はなく、問題なく走れてますよ、と販売店。いやいやいや、ちょ待てよ(キムタク風)、とww。

溝が残っていようが、クラックが無かろうが、21年前のタイヤを履いて公道を走って良いハズがありません。タイヤというものはゴム製品です。ゴムは生ものなので、どんなに良い状態で保管していても必ず劣化します。経年劣化したタイヤは本来の性能を期待出来るハズもありませんし、ぶっちゃけ危険です。とりわけ964はABSのみで、現代のクルマのようなトラクションコントロールやスタビリティマネージメントもついていませんので、タイヤ性能は極論すれば命に関わります。そんな状態で納車されても困るので、販売店に強く言ってタイヤを交換してもらうことになりました。

で、964のタイヤサイズですがフロント205/55R16、リア225/50R16という今となってはやや特殊なサイズです。昔は選択肢も豊富だったのでしょうが、今は知る限りミシュランPS4(非N認証)、ポテンザS-02A(N4認証)、ピレリPZero Rosso(N3認証)、ピレリPZero Rosso Assymetrico(N5認証)くらいしかありません。とりあえず、すぐに納品出来る物で探してもらったのですが、結局あったのがピレリP7 Contutaro Classic(復刻)という聞いた事のない銘柄。ネットにもほとんど情報は出ていなかったのですが、調べた所数年前からピレリは旧車用の復刻タイヤ(コレッツィオーネシリーズ)に力を入れていて、2015年に930用の15インチが販売後即完売したとのこと。

今回購入したのは、2019年に発売となったP7 Classicシリーズの16in版で、何とN4認証です。異論は色々あると思いますが、個人的に911は絶対にN認証に拘った方が良いと考えていて、今回のP7 ClassicがN4認証で本当に良かったです。本日販売店に物が届いたというので、さっそく写真を送ってもらいましたが、ブロックパターンを見るとうーむ、何ともクラシックな趣w。とはいえ、最新技術と最新コンパウンドを採用しているので、性能的には問題ないハズです。むしろ、旧車のパワーやウェイトを前提に作られているので下手な最新式タイヤよりも964には合うハズです(トレッドパターン的にブロック飛びが若干心配ですが^^;)



というワケで、納車直前になってドタバタしましたが、何とか間に合いそうでほっと胸を撫で下ろしているところです。964のタイヤの選択肢は減る一方ですので、旧車人気が背景にあるとはいえ、この手の復刻モノは本当にありがたいですね。しかも当時1本7~8万円もしたタイヤが、復刻版は大分お安い!ピレリ様様です。今日明日中には取り付け作業をしていただけるとのこと、予定通り明後日納車になります。納車になりましたら、このP7 Classicのインプレもその内アップしたいと思います。また、同じタイヤを履いていて、すでにご使用歴のある方からコメントがあると嬉しいです^^。

納車まであと2日
Posted at 2021/02/25 14:58:11 | コメント(5) | 964カレラ | クルマ
2021年02月22日 イイね!

市販車パーツをレーシングカーに使うという非常識!

市販車パーツをレーシングカーに使うという非常識!納車まで間が持たないため、色々過去の文献を読み漁っています。私がかつて911でサーキット遊びにハマっていたころに、スポーツドライビングの教科書として愛読していた『ポルシェ911ドライビングバイブル』(中谷明彦著・三推社◎講談社)を読み返してみると、大変興味深い記載がありました。空冷ポルシェ乗り、または空冷ポルシェをこれから買おうという人以外にとってはあまり興味のない内容になるかと思いますので、スルーしてくださいw。

以下抜粋:ー

「(前略)962Cは当時のグループC規格にそって生まれた耐久レース用のマシンで、先代の956からの流れを受け継いだポルシェ最強のレースカーだ。すでにル・マン24時間レースを数年勝ちつづけ、日本国内の耐久レースシーンでも無敵を誇っていた。(中略)そんな962Cをドライブして感じたのは、「どこかで運転したことがあるな」と思わせるドライブフィールだった。間違いなく初めてのレースマシンであるにもかかわらず、懐かしい感じさえしてしまうこのフィールはいったいなんだ?答えはすぐに見つかった。実はこの962Cをドライブするにあたり、サーキットへと足を運んでいたわけだが、その足として当時デビュー間もない911カレラ4(タイプ964)を使っていた。そのカレラ4と962Cがじつに似たフィールをもっていたのである。

(中略)私の感覚に伝わるクルマからのインフォメーションはとても似て居た。それはエンジンの回るフィール、ミッションや駆動系の回転フィールやバイブレーション、ミッションがリンケージするときのシフト感、さらにはコクピットに座っていて感じられるクルマからのさまざまなインフォメーションだ。いったいこれはどういうことだ?と考え込んでしまった。(中略)その時にチーフエンジニアであるノバ・エンジニアリングの森脇基恭氏が答えを見つけてくれた。「中谷、見てみろこのクルマ(962C)、911とほとんどパーツを共有しているぞ」と。彼は962Cのパーツリストを示しながらいった。見てみると962Cのパーツの多く(特にエンジン関係)は、部品ナンバーが「911-」で始まっていた。911-930-○○とか、911-964-○○とかいった具合にだ。おわかりのようにこれは930の911あるいは964の911のパーツナンバーである。つまり、962Cには市販ロードカーの911と同じパーツがふんだんに用いられていることを示していたわけだ。

これはとんでもないことだ!と思った。レースカーとロードカーでは要求性能がまったく異なるのだから、用いられるパーツは精度もコストもまったく次元の違うものとなる、とそれまでは一般的に考えられていた。当然レース用のパーツは高価で、それをロードカーに用いたらとてつもなく高いクルマになってしまう。しかし、ポルシェはその逆をやっていた。つまり、ロードカーのパーツをレースカーに用いていた事になる。普通のクルマでもんなことをしたら、間違いなくレースカーとして成功することはない。しかし962Cはル・マンで何度も優勝し、しかも私をデビューウィンに導いてくれた。レースカーとしては疑うべくもなく大成功を収めたクルマなのだ。

つまり、こういうことだ。「ポルシェは市販の911をレースカークオリティで作っている」のだ。とすると、例の1000万円という価格はとてもリーズナブルなものといえる。いや962Cが1億円以上したことを思うと、むしろバーゲンプライスに思えて来る。従来の尺度でとらえていたら、この居住性、実用性、大きさで1000万円という価格設定が無意味なものに思えていたのだが、事実を知ってからは本当に納得のいく価格であると理解できるようになった。(中略)おもしろいことに、911オーナーは逆に911をサーキットで走らせてみたくなるものなのだ。それはおそらく、911はロードカーだが中身はレーシングクオリティが息づいているからに違いない。」


これを十数年前に初めて読んだ時には衝撃でした。今改めて読み返してみても衝撃です。衝撃を通り越して畏怖の念さえ抱きます。964の心臓部であるM64ユニットはレーシングカーと基本設計を同じくし、その911が水冷化されてもGT3系やターボ系に引き継がれることとなります。メンテナンス性の悪さから、ついに997型の後期型でこのドライサンプ式レーシングユニットはポルシェの表舞台から姿を消す事になりますが、一時代を築いた名ユニットであることは間違いありませんし、耐久性という点でも折り紙付きだということが良く分かります。

私は殊更に空冷911が優れているとは思いません。どの時代の911も、その時代で最高の技術をポルシェAGの技術者が結集した結果、生まれた孤高のスポーツカーだと思っています。先般、992GT3が発表になりましたが、驚異のニュル7分切、まさに最新のポルシェは最良のポルシェです。でもね。どの時代の911も最高なんですよ。ポルシェは新車であれ、中古車であれ、買った者にしか分からない良さ、凄さがあります。ポルシェを買うという事はポルシェの歴史を買う事でもあります。本音を言えば、全世代の911をガレージに並べたいというのが私の率直な願望ですw。

納車まであと5日♪
Posted at 2021/02/22 14:39:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 964カレラ | クルマ
2021年02月20日 イイね!

ASKだらけの怪

ASKだらけの怪空冷ポルシェが高騰しています。私が買った964カレラ2も現行992の新車価格を大幅に超える事は過去ブログで書きましたが、異様とも言える状況が続いています。今回964の購入が決定してから、過去の雑誌をヤフオク等で買い漁っていますが、10年ほど前までは964のMTが300万円~400万円でゴロゴロ出ていました。それが今では比較的低走行で程度の良い個体だとTipでさえ1000万円近いプライスタグを掲げています。日本は程度の良い中古車が多いため、海外からの買い付けも多いのも一因ですが、とにかく生産から時間が経って全世界的に品薄なのが最大の要因だと思います。下手すると今後は愛好家の間での取引やバックオーダーでの販売が主体となり、そもそも中古車市場に出て来なくなる可能性すらありますね。

そんな中、中古車検索サイトを見ていると、とにかく930、964、993はASKが大変多くなっています。964に限って言えば、驚愕のASK率8割といった状況です。これにはいくつかの理由があると分析しています。まず販売店からすると、価格を出してしまうとそれが「相場」になってしまうことを恐れている。そして仕入れ値も高騰しているでしょうから、ある程度高い値付けでも買ってくれる人に売れれば良い、という考えが透けて見えます。そもそも価格を比較することが出来なければ、買い手は「そんなものか」と納得して買うか、スルーするかしかありません。

相場が無いというのは販売店を利することはあっても、クルマを買う人にとっても売る人にとっても非常に不利です。実は先日アバルトプントを手放す時も、3社に買取見積り依頼を出しましたが、実に60万円ほどの開きがありました。いずれの会社にも「相場がないので~」と言われました。レアなクルマほど相場がなく、要は言い値を飲むしかない状況です。となると、売る場合は個人売買が一番良いのかもしれませんが、トラブルの温床なので注意が必要です(私も過去にZ4Mロードスターを個人売買で売却しましたが、色んな意味でかなり気をもみました^^;)。

この空冷ポルシェに於けるASKだらけの状況は今後さらに加速するものと思われます。RSやターボと言った役物はいうに及ばず、通常モデルであってもASKの現状を考えると、空恐ろしくなります。私が今回、内心高いな~(><)・・と嘆きつつも購入を決意したのは5年後、10年後には完全に手の届かない領域になってしまうと思ったからです。裏を返せば、購入して大事に乗ればどんどん資産価値は上昇するハズです。いみじくも妻が「家宝にしよう」と言ったのも言い得て妙だと思います。事故や盗難が怖いですが、車庫に眠らせておくのは勿体ないので、良い状態を維持しつつ楽しめれば、と思います。

・・納車まであと1週間。
Posted at 2021/02/20 08:44:25 | コメント(5) | 雑学 | クルマ
2021年02月17日 イイね!

ついに出た!992型GT3!!

ついに出た!992型GT3!!ハイ、長~いティザー期間を経てついに出ましたね、992型GT3。先代からキャリーオーバーされた4.0Lフラット6NAエンジンは510㎰を発生、エンジン最高回転数もきっちり9000回転まで回る模様。レーシングカーを彷彿とさせる6連スロットルは動画を観る限りカミソリのようなレスポンスで吹け上がり、音も高性能NAエンジンらしい官能的な物になっていますね。ニュルのタイムは脅威の7分切り、正に文句のつけようがないスペックですね。さすがです。



エンジン、シャシー、ブレーキ、電子制御デバイスすべてがブラッシュアップされ、正に最新が最良というポルシェの哲学を体現したスーパースポーツカーに仕上がっているのは間違いなさそうですね。個人的にはスパルタンな外装と豪奢な内装のちぐはぐ感や、フロントボンネットに設けられた"エラ"のやり過ぎ感にやや興を削がれますが、パッケージングやスペック、走行性能を考えると些末な問題という気がしています。パフォーマンスカーとしての説得力は相当なモノがありますね。腕のあるドライバーがサーキットで走らせたらさぞかし速いと思います。これから出て来るGT3RSはどうなっちゃうんでしょうか?!



オーナーにとって悩ましいのはPDKMTかという選択。ラップライムは圧倒的にPDKでしょうが、駆る歓びはMTに軍配が上がりそう。ただ、正直この領域になって来るともはやMTではドライバーの操作がクルマの速さに追いつかないのでは?という気がします。私ならPDKを選ぶかな、さすがに。それでもMTという選択肢を残してくれたポルシェの企業姿勢は素直に称賛したいと思います。日本でのデリバリーはまだ当分先になりそうですが、実車を見るのが楽しみです。ちなみに"エラ"が目立たないという意味で(笑)、今度のGT3はブラックがカッコいいと個人的には思います^^。



Posted at 2021/02/17 13:54:57 | コメント(2) | ポルシェ | クルマ

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「最近めっちゃ詐欺DMみたいの来ますが、何なんですかね??それでなくとも斜陽のプラットフォームなんだから、垢BANするなり運営しっかりやってもらいたい😡」
何シテル?   10/07 18:12
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:GR86“リッジグリーン...
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