• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

black frogのブログ一覧

2023年09月08日 イイね!

ゴルフRインプレ後編 ~改善してほしいところ3選~

ゴルフRインプレ後編 ~改善してほしいところ3選~後編に移りたいと思います^^。まず最初にお断りしておきたいと思いますが、正直言ってゴルフRに決定的なネガはありません。少なくとも購入意欲を削ぐほどのネガはなく、飽くまでもう少しこういう所がブラッシュアップされるとより魅力的なんだけどな・・というレベルです。前編で述べさせていただいた通り、それだけゴルフRはそもそも完成度の高いクルマだという事が言えると思います。さて、それでは早速行きたいと思います♪

① インフォテインメントシステム

これは海外のサイトやYouTubeでも酷評されることが多いので、最初に述べておきたいと思います。まず、個人的な感想ですか・・「それほど悪いか?」というのが正直な所です。メインの液晶は高精細で反応性も悪くありませんし、メータークラスターもフルデジタル表記で非常に視認性は良いです。またヘッドアップディスプレイまで標準で備わるのもこのクラスのクルマとしては嬉しい点かと思います。オーナー登録する際にやや手こずりましたが、一度やってしまえばあとはそれほど困るということはありませんでした。設定も非常に細かく出来るため、フルデジタル液晶嫌いな方でも、その利便性を一度体験してしまえば、それほど悪いとは感じないのではないでしょうか?Bluetoothの応答性も良く、携帯を繋いでも繋がなくてもApple Car Playは快適に使用出来ます(純正ナビはまったく使っていません)。



ただ、「思ったほど悪くない」と言いつつも、不満な点が三つほどあります。一つ目はダッシュボード上の室温調節ならびに音量調節の非物理キーにバックライトが無い点。どういうことかと言いますと、夜暗いとブラインドでこれらの非物理キーを操作をする必要がある、ということです。ハッキリ言ってムリですw。この場所にバックライトはマストなんて、素人が考えても分かる事だと思うのですが・・。二つ目は、走行モードの設定が毎回デフォルトで「スポーツモード」になってしまう点。プリセットした走行モードが毎回リセットされる意味って何なんでしょう??最後に、非物理キーの操作方法が独特過ぎな点。要はスワイプ操作なんですが、反応性がイマイチなので微調整が難しいです。運転中にコレを操作できる人、居ます?これなら多少ごちゃついても、ブラインドで操作出来る物理キーの方が遥かに良いです。

② ブレーキ

前項で述べた通り、走行性能についてはほぼ盤石なゴルフRですが、唯一と言える欠点がブレーキです。昨今のブレーキは油圧式の物はほぼ絶滅してしまい、すべて電子制御式になっていますが、タッチ・フィーリングともにやや心もとないです。一言で言って普通乗用車っぽすぎる、と言えば伝わるでしょうか^^;。実際の制動性能そのものは言うほど悪くはないと思うのですが、足裏から伝わってくるブレーキのインフォメーションが希薄なんですね。ですので、一般道~少し飛ばす程度なら問題ありませんが、たとえばサーキットを攻めるような場面ではブレーキの限界が相当分かりにくいのではないか、と想像します。このクラスなのに片押しキャリパーがどうというスペックヲタからの批判はまあさておき、フィーリングやタッチの面では課題があるように思います。

③ 内装の質感

まず、褒めるべき点から。内装でまず褒めたいのはシートです。素Rのシートはレザーと比べれば安価なファブリック製ですが、非常に綺麗なブルー色のチェック柄で、サイドのサポート性も申し分ありません。前後、チルト、バックレスト全部手動ですが、私は一度ドラポジを決めてしまうとあまり変える事は無いのでほとんど気になりません。また、センターコンソールのピアノブラック塗装された部分と、ドアに一部貼られているアルカンターラちっくな素材、そしてダッシュボード内のカーボン調トリム(限りなくリアルカーボンぽい質感ですが、リアルカーボンではないそうです)は高級感の演出に一役買っており、シートに次いで褒めるべきポイントかと思います。



一方、どういうところが気になるのか、と言いますと細かい所です。ダッシュボードのプラスチックとか、手に触れるパーツの多くがなんとなくチープな感じがします。バニティミラーにライトが付いていない(天井側についている)、コンソールリッドにレザーが使われていない、輸入車では見た事無いほど安っぽいグローブボックスリッドなど、涙ぐましいコストダウンの跡が随所に見て取れます。一番安いベースグレードの素ゴルフであっても乗り出し400万円もするのですから、もう少しマシな素材を使っても良かったのではないか、と思わずにはいられません。ポロでこの質感ならある程度は納得ですが。全体として見れば、デザインの妙で国産コンパクトカーのような陳腐さは無いのですが、一つ一つ細かく見るとちょっと残念な感じがします。



総括

後編は、改善してほしい点について意見を述べさせていただきましたが、冒頭で述べた通りいずれも些細と言えば些細な点ばかりで、これらを理由にゴルフRに魅力を感じなくなる、購買意欲をそそられなくなる、というレベルの問題ではありません。ただ、こうした声はネット時代ということもあって、かなりVWのCEOの耳にも入っているようで・・近々投入予定の次期ゴルフ8.5ではかなり大幅なテコ入れがされるようです。とりわけインフォテインメントシステムの刷新、そして一部操作系の物理キーの復活などはすでにリークされていますので、これらの変更はほぼ確実かと思います。8.5がこの辺を大幅にブラッシュアップし、かつ純ICEモデルを残すようであればかなり魅力的ですが・・予想されているようにマイルドhybrid化するようであれば、個人的には敢えて8から買い替えるほどのメリットは恐らく感じないであろうと思います。

Posted at 2023/09/08 14:07:15 | コメント(2) | ゴルフR(ゴルフ8) | クルマ
2023年09月07日 イイね!

ゴルフRインプレ前編 ~気に入ったところ3選~

ゴルフRインプレ前編 ~気に入ったところ3選~ゴルフRが納車になり、2週間弱が経過しました。しばらく乗ってみて、ファーストインプレでは見えなかったいくつかの事が見えて来たので、今回はゴルフRの良い所を3つ述べたいと思います。実際には他にも色々気に入った所はあるのですが、今回は敢えて3つに絞らせていただきたいと思います。また、次回は逆に気に入らなかった所についても少々触れたいと思いますので、興味のある方は前後編お読みいただければ、と思います♪

① 非凡な走りのクオリティ

海外のYouTube動画でもよく取り沙汰されていますが、現行ゴルフRは7.5に比べて大幅に走りの性能が進化しています。具体的にはトルクベクタリングの採用が大きいと思います。これまでのFFベースのAWDはVWに限らずどうしても曲がらない(曲がりたがらない)性質のモノが多く、特に限界域に近づくと「梃子でも曲がらない」という悪癖が見られることが往々にしてありました。しかしながら、現行ゴルフRはリア左右のトルクを自在に制御できるため、さながらFRベースのAWDのような挙動を(ある程度は)見せることが出来ます。エンジンは横置きでプロペラシャフトを介した駆動なので、どうしてもFRやRRと比べるとダイレクト感という点ではやや希薄ですが、それでも電光石火の7速DSGと相まってかなりレベルは高いと思います。



もう一つ特筆すべきは、ボディの堅牢さDCCの制御の優秀さです。1秒間に200回も演算処理してフィードバックする制御ですが、これは本当に素晴らしいの一言です。路面の凹凸を綺麗にいなしてくれて、それでいてロードインフォメーションが希薄ということもまったくありません。タイヤがブリジストンのS005ということで多少のコツコツ感はありますが、ダンピングで綺麗に吸収する感じですね。ボディ剛性の高さは伝統的にゴルフのお家芸ですが、ミシリとも言わない巌のような剛性感は「ハッチバック版の911」と称したくなるほどです。ボディが比較的コンパクトであるにも関わらずピッチング方向の動きもほとんどなく、本当に舐めるように路面を走る、そしてAWDならではの怒涛のトラクション性能もボディ剛性の高さによりフルに活かされていて、上位ブランドのAudiも真っ青です!

② 秀逸なデザイン

デザインについては、ゴルフ8登場当初は賛否があったようです。しかし、実車を見てみると、個人的には歴代ゴルフの中でもっとも洒脱なデザインだと思います。フロントのキャラクターラインがライトの中まで入り、その下の横一文字のLEDデイライトが存在感を示します。横一線基調のこのモチーフは実際の車格以上のモノを感じさせてくれます。過去のVWのデザインでもっとも雰囲気が似て居るのはシロッコでしょうか?低く、ワイドなハッチバックボディなんですが、どことなくスポーツクーペっぽい雰囲気もあり、非常にスポーティです。ホイールも、やや凡庸なデザインの標準18インチに対し、ゴルフRの19インチはカットが斬新で純正ホイールとしてはかなり攻めてます。一方、リアスポイラーは少々控えめなので、これでもか!という感じの20 Yearsの大型スポイラーの方がカッコイイと個人的には思います^^。



③ 実用性の高いパッケージング

ゴルフR(というか歴代ゴルフすべて)は5ドアハッチバックというパッケージングですが、FFベースなので車内はそれなりの居住空間が確保されています。我が家は子供の送り迎えで使用することも多いため、ISOFIXのジュニアシートを2脚積んでいますが、それでもかなり後席スペースに余裕があります。下手したらG63よりもこちらの方が広いかも?^^;トランクもフラットで、高さも奥行きもそこそこあって、デイリーユースやちょっとした旅行で積載量不足で困る事はまず無さそうです。ゴルフバッグを横積み出来るかと言われれると・・少々厳しいと思いますが、チャイルドシートが無ければ分割可倒式のリアシートですので、長尺物も問題無く積めると思います。必要にして十分スペースユーティリティが確保されているのは流石だと思います。



総括

総じて、ゴルフRにはそこはかとなく「いいモノ感」が漂っています。前車のメガーヌR.Sは走りに特化したクルマでしたので、なんというか・・相対的に玩具っぽい感じでしたが、ゴルフRにはクラスを超えた重厚感があります(逆に、価格的にも気軽に乗るのは少々気が引ける所もあります)。これは恐らく好みの分かれるところで、私は「大人のハッチバック」に乗りたかったので、ゴルフRに乗り換えて良かったと思っていますが、いわゆる「ホットハッチ」と世間一般でイメージされる「やんちゃなクルマ」ではありません。ゴルフRはどこまでも冷徹に速く、高速道路ではもはや万能感が漂うほどに速く安定しています。アウトバーンでの高速走行を前提としたクルマ作りの真髄をここに垣間見ることが出来、私の中ではゴルフRはホットハッチならぬ、究極のクールハッチだと評価しています♪

気に入った点 追記

上記3点で書ききれなかった点を列挙しておきます:ー

・握りやすく、デザインも良いステアリング
・車内のエロい雰囲気のアンビエントライト
・ドアを開けた時に光るRロゴイルミ
・超超高性能なマトリックスLEDヘッドライト"IQ. LIGHT"
・車格を超えたキーの高級感
・車格を超えた車内の静粛性の高さ
・右Hにも関わらずエルゴノミクスに配慮されたペダルやシートの配置




後編につづく
Posted at 2023/09/07 16:07:14 | コメント(2) | ゴルフR(ゴルフ8) | クルマ

プロフィール

「無事12Rの試乗を終えて、帰宅しました♪詳細インプレはまた後日✨」
何シテル?   10/05 17:14
Ohne Porsche kann ich nicht leben. 趣味車:991GT3TP(2018年式 左MT) アシ車:GR86“リッジグリーン...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2023/9 >>

     12
3456 7 89
101112 13141516
1718192021 2223
242526 2728 2930

リンク・クリップ

MICHELIN PILOT SPORT 4S 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/09/07 13:47:59
車検(3回目)+スタンドアローン保証 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/11 19:54:48
最後は GT3ツーリング 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/10 11:04:54

愛車一覧

ポルシェ 911 ポルシェ 911
初代GT3ツーリングパッケージです。私にとってはラッキーセブンの『人生7台目のポルシェ9 ...
トヨタ GR86 箱根エディション (トヨタ GR86)
GR86のD型、RZベースの国内200台限定車で、私にとってはン十年ぶりの国産車になりま ...
ポルシェ カイエン ポルシェ カイエン
MY2025新型カイエンGTSです 2024年5月3日オーダー 2024年6月生産枠確 ...
ポルシェ 911 ポルシェ 911
2022年10月21日 オーダー 2023年5月5日 生産枠確定 2023年5月8日 仕 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation