
ポルシェフリークの皆さまこんにちは♪いよいよ関東地方も梅雨入りとなり、しばらくは天気予報とにらめっこしながらポルシェに乗る日々が続きそうです。
クルマ好きの悪癖として、クルマに乗る機会が減ると、ついつい
よからぬ妄想をするようになります
(私だけ?w)。カレラTには週1回程度のペースで乗っていますが、乗ると
やっぱり最高!だと感じます。最新の911は最良ですよ、やっぱり^^。
しかしながら、再三このブログでも触れて居ますが、
992のサイズ感だけはどうにも馴染めません。実際のサイズは991比でそれほど大きくなって居るワケではなく、先日発表になったフェラーリ・12チリンドリ辺りと比べると
随分とコンパクトなのですが、それでも往年の911と比べるとデカく感じます。コクピットに収まると、シートを991までのモデルと比べて低く設定出来てしまうこともあり、
潜り込んだ感が凄いです。それでクルマとの一体感が増せば良いのですが、ダッシュボードの位置が高くフロントガラスも遠く感じるので、
車両感覚が掴みにくいんですね。数分で慣れることは慣れるのですが、普段アバルトに乗っていることもあり、やはり相対的にサイズが大きいと感じます。翻って、964を思い返すと
とにかくコンパクトでした。操作系が重たいこともあり、軽快感は正直言ってそれほど無いのですが、とにかく
車内がタイトで
一体感がありました。これは残念ながら現代の911が失ってしまった、空冷911の
大きな美点だと思います。
とまあそんなこんなからついついカーセンサーで空冷911を物色している自分が居ます。ただ現実問題、空冷911はほんの数年前と比べても
さらに高騰しており、空冷最終の993辺りになると、走行距離の少ない個体はついに2000万円の大台を超えています。かつて、993RSが1000万円台で買えたことを考えると
隔世の感があります。空冷911が作られることは金輪際ありませんので、市場に出回る車両は
減少の一途、需要が変わらない事を鑑みると10年後には3000万円以上になることは不可避と思われます。964は確かにコンパクトで味の濃い911でしたし、その進化形である993が未だ人気なのも頷けます。とは言え、最新の911の
圧倒的なパフォーマンス(やホスピタリティ)を知ってしまうと、敢えて1000万円台後半~下手すると2000万円という金額を出す価値があるかと問われれば・・常識的には
否と思います。私は一度空冷を所有しているので、維持するのにそれなりに
手間暇や
コストが掛かることを身を以て知っている事も、否定的に考える要因です。
よって、今更空冷を買うという事はよほどの事が無い限りないだろうな、と思います。少なくともカレラTを下取りに出してまで買い換える、という可能性はほぼありません。「増車」という
悪魔の囁きも聞こえますが、これも保管場所の問題や、持ち出し金額の多さを考えると正直厳しいです。故に、妄想はすれど、現実的には空冷再び・・というのは
絵にかいた餅なのかな、と思います。本音を言えば、ジンガーみたいなレストモッド911が私の中では「究極理想系」ですが、それこそ
億単位の資金が必要となりますので、中古の空冷911を購入・維持する以上に
非現実的です。衝突安全性の問題や、ポルシェ自身が911をより
ラグジャリーな方向に進化させようとしている以上、かつての空冷911のような「着る感覚で乗れる911」にはもうご縁が無いのかもしれません。少々寂しい気持ちもありますが、これも時代の流れ、と諦める他無いのかもしれませんね。サイズが無理なら、せめて
車重だけでも最新技術でどうにかならないものか、と思います(溜息)。
Posted at 2024/06/17 13:32:02 | |
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