
先日、夜間に猫を轢きそうになった。
片側二車線道路の右車線を走っていたところ、右側から白い猫がすごい勢いで視界に入ってきた。何のためらいもなく目の前に飛び込んでくる。
とっさに急ブレーキ。
すんでのところで猫は全速力でレビンの前を走り抜けたようだった。
轢いた感覚が全くなかったし、助手席にいたツレが猫が走り去るのを確認したので無事だったのだろう。とりあえず良かった。
猫を轢きそうになったといえば、過去にも一度ある。
それは、路上教習の3回目だったと思う。
同じく夜間に右側からだった。猫は反対車線から車が来るのを見ていないのかもしれない。
3回目。まだまだ運転操作自体慣れていない。周りを見る余裕があまりない。そんなところへ突然の猫右から全速力。とっさに、ほぼ本能的に、急ブレーキ。どうやら轢かずにすんだらしい、目をつぶらなかったのは我ながら上出来だとちょっと思った。
だが教官は「お前(当時はお前呼ばわり)!何やってんだ!後ろ確認したのか!後続車いたら追突だぞ!」
後ろ見る余裕ありませんでした、と言うと
教官「ああいう時は猫轢くつもりで行け。人と猫とどっち大事なんだ」
「あと常に後ろはどんな感じなのか、頻繁にチェックするのを怠るな」
その後動揺のあまりヘロヘロになった私から教官は教習車のハンドルを取り上げて自動車学校へ戻った。
次は、猫を轢かないといけないんだ。
運転免許持つって、そういうことなんだ。
多くのことを学んだ夜だった。
・・・はずだった。
今回、直前に後ろ確認する余裕なんて実際なかった。
ただ路上教習のあの頃と違い、猫を認識する10秒程前に後続車はいないな、となんとなく見てはいた。でも10秒で状況は変り得るので後続車がなかったのはやはり運が良かっただけだろう。
ああ、やっぱり猫は轢かないといけないのか。
反対車線も気をつけてね、と猫に言い聞かせたい。
(画像はご近所の猫、ツヤさん)
Posted at 2025/04/11 13:02:33 | |
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