ご近所でたまに見かけるかっこいい車がいる。
ランドクルーザー70。
それが普通ではない。尋常ではない。かつて他に見たことがない程にボディ全体の塗装がハゲハゲ状態になっている。
それは想像するに、紫外線や風雪、潮風、たまに砂嵐(当地の海沿いでは時々砂混じりの強風が吹き付ける)に長年晒され脱色したブルー。
部分によって色が濃かったり、薄かったりする。実に味わい深い。絶妙なハゲハゲ具合。
人工的なエイジングではなさそうに見える。
圧倒的なスタイルの良さ、存在感と相まって、そのかなりな塗装のヤレ具合がかっこいい。とてもかっこいい。
で。
レビンはランクルとは違う。
塗装剥がれが似合うクルマと似合わないクルマがある。
レビンは似合わない。傷は許せてもハゲハゲは許せない…気がする。今のところ。
レビンには過去3年にわたり、3回ほど塗装を守るべくボディコーティングを施した。
コーティング以前は艶の無い黒が白っぽく見えたのだが、今はそこそこ艶が出て黒みが増し、本来のメタリックな輝きも取り戻しつつある。
もちろん、ドアをぶつけられたり、小石が飛んで来たり、小傷は数多くある。頑固な水シミもある。
それでも艶があるせいで美しいと思う。現状まだクリアの剥がれも目立たない。
しかし塗装の衰えが進行しつつあるのも確かである。
レビンがハゲハゲになっても本当に変わらない?
それでも愛せるだろうか。
ランクルは経年で美化する。なんてこった。うらやましい。
Posted at 2024/03/04 09:56:13 | |
トラックバック(0) | クルマ