
日銀の金融政策決定会合が21日行なわれ、金融政策の現状維持が決まりました。
明朝発表になる6月の消費者物価指数のデータを踏まえた上での決定と思いますが、特に何のサプライズもありません。
各指標を見れば当たり前の結果なんですが、何故か不満そうな論調のメディアがあります。自分が気付いた限りでは共同と日経がこの決定をネガティブに報じました。
日銀、大規模緩和を維持 景気優先、円安誘発の恐れも | 共同通信
https://nordot.app/922692658696880128
日銀、物価2%超でも動かず 緩和策揺さぶるのは円安: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD202G60Q2A720C2000000/
他にも同様の報道があるかもしれませんが、ちょっとどうなんでしょうか?両社とも円安を懸念されているようですが、このニュースが流れた後、これに反応して為替が更に円安に動いたという形跡はありません(冒頭画像)。
東京市場が閉じた後になって少し円安に振れてますが、別要因でしょう。
日経や共同の懸念は秒で否定されました。マーケットで生活掛けて投資してる人達にとってはとっくに織り込み済みの話であり、何のサプライズもなかったのですから当たり前です。
明朝発表の消費者物価指数の数値によってはまた何か動きがあるかもしれませんが、今年度のインフレ予想が5月の前年比のインフレ率より低い2.3%という数値になってますし、こちらも何らかのサプライズがあるとは思えません。
円安を心配されるのは結構ですが、
5月の消費者物価指数を見て、それでも物価高・インフレの心配をされているようなら、義務教育レベルの経済学から学び直した方が良いでしょう。円安・原油高でも物価が上がらないの事の方が大問題です。
日経にしても共同にしても一体何と戦っているのでしょうか?意図的に日本経済の足を引っ張ろうとしているとしか思えません。バブル以降の30年以上もの間、これらメディアは何を学んで来たのでしょうか?日本経済の衰退を望む勢力の影響下にあるとしか思えません。
昨日からは日本の貿易赤字のニュースがメディアを賑わせました。
貿易収支6月は11カ月連続の赤字、資源高騰や円安影響 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/japan-trade-june-idJPKBN2OW008
別に「それがどうした?」っていうニュースですし、ロイターのこの記事は淡々とそれを書いているだけです。これで日本の外貨が流出して日本円の信用を失う事を心配されるのであれば、日本の過去数十年の経常収支や外貨準備のデータを見るべきでしょう。
それでもまだ心配なら、原発の再稼働を訴えれば良いです。実際に岸田首相は再稼働を言明しています。選挙が終わった途端に言い出したのはいかがなものかと思いましたが、エネルギー資源価格の高騰を過剰に問題視し、それで日本経済の将来に絶望するのであれば原発再稼働を強く主張すべきです。
ただ「日本はもうおしまいだー\(^o^)/」って言いたいだけで、何の建設的意見も出せないのであれば「馬鹿は黙ってろ!」としか言いようがありません。
いや、ホント一体何なんでしょうか?
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2022/07/21 20:10:37