
クリスマスですが日本列島や北米では寒波や大雪のニュースで溢れています。
米中西部中心に大荒れの天気、ホリデーシーズン旅行者に影響 | Reuters
https://jp.reuters.com/article/canada-weather-vancouver-idJPKBN2T51O9
かつてなら
「クリスマス休暇」と報じられていたでしょうが、この記事では
「ホリデーシーズン」という言葉が用いられています(笑)
「メリークリスマス」と言うのはやめて
「ハッピーホリデー」と言いましょうなどという
ポリコレ界隈の妄言により、ロイターもこのように配慮した報道を強いられています。
それはともかく、先日は日本海側で大雪となり、新潟県の国道8号線などでスタック車が続出し丸一日以上動けなくなるなどの事態が発生しました(冒頭画像)。
この事態にネット界隈では
EVでこの渋滞に巻き込まれたら…
という指摘が相次いだようです。
暖房もバッテリー稼働によるエアコン頼りですので電欠になれば終了です。ガス欠になったクルマには燃料の支援があったようですが、電欠になったEVはレッカーで充電設備のある所まで移動しないとどうにもなりません。
まあ、こんなのは事前に予見しておかなければならないリスクです。お盆時期の高速道路の大渋滞や年末年始の帰省・Uターンラッシュの時にこのような異常気象が発生したり、地震災害などで長期間停電したりなどの事態は当たり前に想定していなければなりません。
将来EVを普及させ、化石燃料車の走行を禁止する時までに電力インフラ、EV向け充電設備をどのように整備しておかなければならないのか?あまり具体的で真面目な議論を見聞きしたことがありませんが、少なくともこの程度の「異常事態」は想定しておかなければなりません。
地球温暖化・気候変動問題を声高に叫ぶ人達に言わせれば、人類は化石燃料消費を次の図のようなスケジュールで終了させなければならないらしいです。
Global Carbon Project figures
https://robbieandrew.github.io/GCB2022/
こんなの無理ゲーです
2050年までに人為的CO₂の排出を
「実質」ゼロにするという日本その他先進国の到達目標を達成出来たとしても、ロシアや中国、そしてインドなどで達成できなければ意味がありません。
そしていわゆるカーボンニュートラルを達成出来たとしても温暖化を止められる訳ではありません。
食料生産、農業の場で使用される化学肥料由来の亜酸化窒素の問題もあります。
化学肥料の使用を止めれば、農業の生産性は落ち、食料不足や食料品価格の高騰を招くでしょう。これは現在のウクライナ紛争による食料品価格高騰の比ではないでしょう。
エネルギー不安と食料品不足によるエネルギーと食料品のコスト上昇が何を引き起こすのか?
新たな戦争が始まる予感しかありません。
気候変動・地球温暖化というのが本当に確実に近い将来やってくるのだとしても、それを容認した上で人類は何をすべきなのかを考えた方が現実的なのではないでしょうか?
「温暖化?何?それ?」と思ってしまうくらいよく冷え込んだクリスマスの日の朝です。
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2022/12/25 06:43:34