車の燃費についてですが、各々の乗り方、距離、走行条件、エンジンの個体差により大きく数値が変わるものです。燃費が良くなればガソリン代の節約にはなりますがはたしてどれだけ変わるのかを考えてみました。
十数年前までは燃費は1桁が当たり前の時代でした。ガソリン単価も安かったと記憶してますが分かりやすくするため同じとして比較します。
(仮定条件)
走行距離 1000km/月
ガソリン代 125円/L
燃費5km/L
消費1000/5=200L
燃料200×125=25,000円/月
燃費10km/L
消費1000/10=100L
燃料100×125=12,500円/月
燃費15km/L
消費1000/15=67L
燃料67×125=8,375円/月
燃費20km/L
消費1000/20=50L
燃料50×125=6,250円/月
燃費25km/L
消費1000/25=450L
燃料40×125=5,000円/月
燃費が良いほど燃料費は当然安く節約になりますが、燃費が良くなっていくと、比率は同じですが価格差はだんだんと少なくなっていきます。
5→10km/L 12,500円/月 節約 めちゃ嬉しい
10→15km/L 4,125円/月 節約 少し嬉しい
15→20km/L 2,125円/月 節約 ちょい嬉しい
20→25km/L 1,250円/月 節約 微妙
(極端な例)
25→ 50km/L たったの2,500円/月節約。
25→100km/L たったの3,750円/月節約。
この程度です。出費はもちろん少ない方が嬉しいのは間違いありませんが、想像していたよりもずいぶん少ない感じがします。「燃費が倍になれば燃料費が半分になる」のは事実ではありますが、支払う燃料費の絶対値が少なくなるので金額的には思ったほど安くなりませんね。実際には燃費の良いグレードは高価になるでしょうし、車購入時の価格交渉分でどうにでもなりそうな位の差です。
走る距離にもよりますが燃費15km/L近くの数値までくれば燃費はそれほど気にしなくてもいいと感じられますし、燃費競争も意味が少なくなってきます。なので燃費のことは気にせずに自分が気分良く楽しく走れるペースで運転するのがいいのかなと思います。
燃費5→20となった場合はガソリン消費量は1/4になっていることから売り上げも減りガソリンスタンドは経営が大変でしょうね。実際に店舗数も減ってきてますし、ガソリン単価が上がっていくのも致し方無いのかなと思います。今後の新たな燃料である電気や水素スタンド等に変わっていくタイミングが近づいているのかも知れません。
CO2削減を大義名分にして世界的に電気自動車化が叫ばれています。電気自動車のメリットもありますがそれよりも各国の思惑など大人の事情満載な感じがありますね。充電5分くらいで出来る様にバッテリー及び充電器の開発や、走行可能距離(少なくても500km)を伸ばす事や充電スタンド等のインフラ整備(少ない)をしないと使い勝手が悪く難しそうです。そうなるとまだまだハイブリッド車が必要だと思いますが、低燃費以外の付加価値(圧倒的加速力とか、飛んで(浮いて)走るとか?)を考えていかなければあまり意味が無いのではないかなって感じがします。画期的な楽しい車が出来ることを期待するしかありませんね。
でもどうなんでしょ、私が生きている間にはガソリンエンジンのない車(電気?水素?)のみの時代が来るとは思えないんだけど、自動運転化を含めこれから先はどうなっていくのでしょうねぇ。
Posted at 2021/01/12 22:41:03 | |
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