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今月車検を迎えるGTV。諸般の事情により、次のオーナーにバトンを渡すことになりました。

Euro2のBusso V6 3.0Lは快調そのもの。長い直線のETCゲートでは、官能的なエンジン音と気持ち良い加速感(+強めのトルクステア)を制限速度+αで楽しむことができました。
その一方で、個体差もありそうですが、横羽線や古い首都高のように、カーブがきつく荒れた路面の高速道路は大の苦手。頼りない操舵感やきしみ音に、80km/h超で騒音と化す窓の隙間の風切り音。自分の腕と度胸では飛ばす気になれず、元気の良い最近の軽自動車といい勝負でした。

それはともかく、この塊感と躍動感に溢れるデザインは唯一無二。プロテオレッドのGTVは、自分にとって最高に美しい車でした。
その昔、145QVの新車を購入した頃には高嶺の花だった916V6との邂逅は、得難い思い出になりました。ありがとう。