新品デスビ取り付け&点火タイミング調整

ディストリビュータを新品のものに交換しました．走行距離は60076kmでした．

　今回紹介する方法は自分はうまくいきましたが保障はできません，，，何か間違っている所がありましたら教えていただけると幸いです．　
　まずメンテナンスリッドを開け、エンジンの右側のフライホイールの覗き窓からゴムの蓋を外します。
　次に進行方向左リアタイヤを外してタイミングベルトカバーにある十字の切れ込みから17㎜のソケットレンチを差し込んでクランクプーリを反時計回りに回す．割と硬いので驚きました．
　まず初めに赤の線が現れますが，これは点火タイミング調整用のサインのようです．
　次にポンチが左側に現れます．そろそろ1番上死点の白十字マークが現れるのでレンチをゆっくりと回します．
白の十字と針が一致したら上死点になるのでここで止めます．レンチは安全の為外します．
ここらへんでサービスカプラをショートしておきます．

次にデスビ本体の取り外しです．
プラグコードにはテープで１から３までメモしておき，取り外します．デスビキャップに繋がる黒い端子も外します．
3本のデスビキャップねじを７ｍｍのレンチで外します．プラスドライバーでも外れるようですが，自分の場合は穴がつぶれていたのでレンチで行いました．
次にデスビに繋がるカプラを外し，デスビのアース線（細いやつ）を外します．
こちらが室内からのぞいたデスビキャップ内になります．
黄色く囲った所がデスビの接点，これがデスビキャップの接点（アルミ，プラグコードとつながっている）に触れる？

①から③が各プラグの接点の場所．

デスビを取り付ける際はサービスマニュアルには「デスビのハウジングの線とギアのポンチを合わせる」とあるが，この通りにすると合わない．
　そのため，デスビ本体にある青マークとロータが，デスビを取り付けたときに一致するように取り付ける．
デスビを取り付けると，その際にかならずロータが反時計回りに回転するので青マークより手前（フロント側）にロータを設定して取り付けるとロータが回転してちょうど青マークと一致する．
　あとは元に戻して組み上げ、エンジンがかかればタイミングライトを使って調整します。サービスマニュアルのデスビの合わせ方ではエンジンはかかるのですが明らかに1番の点火がばらついていました。他の方も青マークで合わせていたのでこの方法で問題ないと思われます。
　またデスビからのオイル漏れを引き起こしている方はデスビ本体とハウジングのOリングを交換すると良いそうです。

取り出した旧デスビです．
ロータもくるくる回るので交換しなくてもよかったのかな，，，と思います．