
さあ、灯火類からです。検査員の指示通りに操作する。まずは順調。検査員のお兄さんテールランプで足が止まりました。じっくり見て、スケール出してなんか測ってます。
結構ドキドキしました。その後、「車台番号見るのでエンジンルーム開けて」と言われます。こんなこと初めていわれたぞ?降りてエンジンルーム開けます。が、アトレーの車台番号ってここだっけ?ま、いいや。なにもいわれず次にいきます。フーとため息。いや、こりゃ心臓がいくつあっても足りないんじゃ?
次はマフラーに棒を突っ込むやつ。COかなんかの測定か?
少し戸惑いつつもクリア。次はサイドスリップ。ハンドルをまっすぐにした時、横滑りしないかのチェック。ここら辺は問題ない。次のチェックはスピードメーター。「40km/hでパッシングして」というやつ。と、ともにライトのチェック!機械が出てきて光軸を測ってます。左は✕。右は◯。もう一度左。でもやっぱり✕。「その辺にテスター屋があるから。そこで調整してもらって再検査ね。」言われたが、私の本音は(光軸がダメか。でも光量とレンズに関してはクリアだったな。やりぃ!)だった。でも不合格でも免許の試験じゃないので、そこで終了ではない。次の検査です。車をリフトで上げて下回りを見ます。いっぱいにハンドル切ったり、小刻みにギコギコしたり。ここで初めて言われたことがあります。
「ちょっと降りてこちらへ。」検査員さんフロントタイヤのところへ。うっ!インデックスか?と思ったら想定外の問題。棒の先に水平器のようなものが付いてるのをフェンダー上とタイヤに当て「タイヤってかホイールがボディから少しだけはみ出てるね」そしてリヤタイヤも見て「後ろはいいんだけどね」。はみ出してたのはホイールのセンターキャップか?

(赤丸の部分がセンターキャップ)
そして次がダメージ大きかった。心配してた下回りのゴム系部品の劣化でした。もう一度リフトアップしフロント左のタイロッドエンドブーツがちぎれて無くなっているのを指摘されます。ガーン!ライトの光軸だけなら今日中に再検査できるがここまでくると別日に再検査か。仕事の休みは?いや工場はどれくらい日にちかかる?料金はどれくらいだろう?車検満了日までに全て間に合うか?いきなり問題山積みです。 検査員さんがリフトを下ろしながらダメ押しみたいに、前のテープライトを指差し「これは何?デイライト?」と聞いてきました。「その他灯火類です」と答えました。まあ、デイライトとして使っているのですが..たしかネット情報でそういう時にデイライトと答えると、いろいろ規定がうるさいのだとか。その他灯火類と答えると割に自由だと読んだ記憶があります。ウソかホントか知らないが。
検査員さんは不服そうな顔で「ちょっと明るすぎるね。きっと他の検査員も言うと思うよ。」まあ、私はスルーしてあげるが再検査の検査員が...ってやつだと思う。とにもかくにも不合格の再検査だ。うーん、まずはやれることから始めよう。タイヤはみ出しは置いといて、光軸なんかはテスター屋でなんとかなる。2年前にお世話になったテスター屋へGO!
まず、「タイロッドエンドブーツなんて補修できませんよね?」とダメ元で聞いてみる。すると意外にも程度次第とのことで、実際に見ると「根本的にちぎれて無いから問題外だね」とのこと。多分ブーツはあるが小さい亀裂とかならなんとかするのかも。テスター屋おそるべし。って、んなこと言ってる場合じゃない。タイロッドエンドブーツの交換する修理工場探さなきゃ。今日の今日でしかも数時間でできるとこあるのかなぁ?
「じゃあ、とりあえず光軸だけお願いします」と言うとタイロッドエンドブーツ交換時に光軸ズレるからブーツ交換時か交換後の方がいいとアドバイスされた。テスター屋のおっちゃんナイス!交換後にまた来ると言い残して、店を出る。ここで考える。タイヤはみ出す?太さは標準の165だ。しかもはみ出しは前のみ?以前のホイールがブレーキキャリパーに干渉していたのでスペーサーをかませました。ひょっとしたらタイヤ付け替え時にそのスペーサーを置き去りにしたのかもしれません。それならスペーサー取れば解決するのかも?最悪は一時的に前のタイヤを履かせようと思います。スリップサインは出る前のはず。ひび割れとかも大きいのはなかったはず。
急いで帰宅し、ジャッキで前を上げる。タイヤ外すと、ありましたスペーサーくん(最初の写真みたいな感じ。写真はネットの拾い物)

私のはこれ
スペーサー外したらなんとかいけそう。
タイヤはみ出しはクリアだ。次のミッションは?ライトテープは取らないけど、コネクターを外しておこう。たぶん点かなきやいいんだと思う。前のフォグランプの時もバルブ外しただけでイケた。よし、これでデイライトもクリアだ!問題のタイロッドエンドブーツだ。これは自分だと苦しい。専用工具とか必要だし、賃貸駐車場では無理!しかしどこの修理工場にも在庫はない。部品とりよせてる時間はない。唯一在庫ありそうなのは工賃高いディーラーだけ。しかしダイハツディーラーでも取り寄せだという。しかも工賃は万超え。それに部品代(1000円ほどらしい)が加わるそうだ。本日の再検査は諦めて、取り寄せになるが、電話で一番感じのよかった店に再度電話。やはりそちらでお願いします、というと部品とりよせるので車検証をFAXしてくれ、とのこと。その時車内だったのだが、口頭でもよいとのことなので口頭で。
部品の入る日がわかったら折り返し電話くれるそうだ。
もう今日の再検査がなくなったので、頭が真っ白になりました。来月のシフト見て、◯日あたりでお願いしよう、とカップラーメンのビニールを破いた時電話が鳴った。さっきの店だ。なんと、もう部品が入ったので14時くらいからできるそうだ。現在13時50分。家から30分はかかるが、これは今日の再検査が間に合うかもしれない!カップラーメンは置いといて(ホントにシンクに置いといた)車にダッシュ!店は検査場の近くです。終わったらそのままテスター屋で光軸をお願いし、再検査です。テスター屋の人が「アトレーはカットラインがはっきり出ない。ダメならまた持ってきて。」とのこと。時間は3時過ぎ。また1から並びます。再検査だと伝えるとスルーする検査もあります。先程合格したものについてだけです。検査員さんがまた「車台番号見ますねー」と言い、右スライドドア開ける。そこから見えるようだ。さっきのはなんなんだ?まあいいや、先へ進む。光軸は左右◯!ブーツもクリア。タイヤはみ出しもおkです。で、検査員さんが聞きました。「前のライトはどうしたの?コネクタ外したの?」ここは答えに迷いましたが、嘘ついても仕方ないので正直に答えると「なら、それはめたらつくね。今からリフト上げるからコネクタはめて。」と言われ、その通りにしました。で、キーをひねると当然つく。検査員さんは小さく頷いた。「あのね、さっきまでみたいなのが一番ヤバい状態なんよ。ライトはあるけど点かないってのがね」と解説してくれました。「まぁ、確かに明るすぎるけどね」と言い、「はい、これでおしまい。お疲れ様でした。これを◯番に持っていって...」やった合格だ!3回目だがなんかすごい達成感があるぞ。車を外に出して、言われた窓口へワンセットを持っていく。検査場の片隅は勝者のみの席です。

ウイナーズシートから見える世界(写真の上に窓口がある)
もらった車検証を見てびっくり!
今の車検証ってめっちゃ小さいのね。
こども銀行のおもちゃかと思いました。

これが戦利品
なんとか一日で車検が終わりました。
備考
かかった費用
自賠責保険 ¥17540
重量税 ¥8200
検査手数料 ¥2200
光軸調整 ¥1500
タイロッドエンドブーツ ¥4048
計 ¥33488
ディラーだと工賃10000+部品代1000が頼んだ店じゃ全部で4000! 何これ?
で、問題ない人なら上3つで済むはず。28000円くらい。
Posted at 2025/03/03 01:30:30 | |
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