
昨年中にやろうと思っていたが、なかなか実行できなかった物置へ薪ストーブの設置。

親父のコンバインと田植機を納屋に移動しなければ、設置場所を確保できない。一昨年の稲刈りを最後に農業を辞めたので、納屋に移ってもらおう。

このコンバインには困らされた。購入間もなく、稲刈り中に脱穀できなくなり、お袋が農機具屋さんに電話するため帰ってきた。様子を見に行ってみると、エンジン駆動力を脱穀機に伝えるベルトにクラッチ代わりについている背面テンショナープーリが、ブラケットの根元から破損していた。破面を観ると教科書に載っている様な疲労破面で、強度設計ミスとしか思えない。そんな事言っても仕方ないので、すぐ修理するように農機具屋さんにお願いしたが、今日は日曜だから部品が入らないと言わた。親父はカンカンに怒っていたが仕方ない。取り敢えずテンショナを外し、カインズで4800円で買った溶接機で溶接した。何とか溶接できたが、元のままの形状ではまた破損するので強度を上げるためにパッチを当てた。コンバインに取付け、無事稲刈りは終わった。
あの部品が今どうなっているか?バッテリーを外すついでに見てみよう。
グレンタンクを開く。

何ともない様だ。溶込みが浅く心配だったが、パッチが効いている。
他にも思い出した事がある。2019年水害にあった年は散々だった。麦刈りの手伝いで刈った麦わらを燃やす様に言われて、風があったので風上から燃やした方がよく燃えると思い、風上から火付けた。予想通りよく燃えてたが、火の勢いが凄まじく、隣の人の麦刈りをしていない麦を燃やしてしまった。

隣の畑から麦の穂がニ、三本うちの畑の方に倒れていた所から火がついたのが見えたので、慌てて走って行って足で踏みつけて消そうとしたが間に合わない。あっという間に燃え広がり、すごい熱で堪らず逃げた。
その日の夜、隣の畑の方に謝りに行き、賠償金も払ってきた。収穫して得た金額の半分以上が飛んでいったが、何故か親父には怒られなかった。
その後、コンバインは台風19号で水没。

その年は、水害の復旧作業で麦を作る余裕はなく、次の出番は翌2020年の稲刈りだった。2020年の稲刈りも親父がコンバインで刈って、私が軽トラでJAに籾を運んだ。
私は、最後までこのコンバインで稲刈りをする事はなかったが、会社を定年したら、こいつに乗って農業をやって見ようと思っている。それまでは、ここで休んでいてもらおう。
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2022/01/29 23:24:56