
後編です。
岐阜美濃加茂市にある「ヤマザキ マザック工作機械博物館」から次の博物館「かがみはら航空宇宙博物館」です。18㎞ほどの距離です。
いつぶりだろう。多分5年以上来ていない。飛燕が展示された時に来た。たしか、その時は奥さんのカプチーノだったような。
息子は「小学生の時以来、来ていないなあ。」
博物館は一度行ったらお終いではなく、何年後かに行くとまた違った目で見ることができます。私と息子は軍オタですが、分野が多少違っており、私は飛行機・戦闘機、そして宇宙も大好きです。
ここには私が大好きな飛行機の一つである「US-1A」があります。
この機体については、語りだすといつまでも語っているので簡単に言います。
「US-1は日本が開発・実用化した初の水陸両用機」です。海難救助・患者緊急輸送等に使用され、波高3m以内なら離着水できます。
大日本帝国が運用した二式飛行艇の設計主務者である菊原静男技師は新明和工業にて国産飛行艇PS-1を設計しました。PS-1の設計を元にこのUS-1が作られています。US-1Aは改良型となります。
現在は後継機種のUS-2が運用されています。

現存する唯一の大日本帝国陸軍 三式戦闘機二型 「飛燕」と大日本帝国海軍 十二試作艦上戦闘機 (零戦試作初号機 1/1模型)。
飛燕のエンジンはメッサーシュミット Bf109に搭載されたDB 601のライセンス品「ハ40」。DB 601はダイムラー・ベンツ製の航空機用液冷V型12気筒エンジン。
燃料直接噴射ポンプ(!)を搭載しています。ハ40は離昇出力1,175馬力のDB 601Aaのライセンス品で排気量:33,929ccです。
古くからある自動車メーカーはすべてがWW2時に何かしら戦闘機や戦車、火砲・銃を作っています。
息子からこの「ハ40」エンジンの加工技術について説明を受ける。
息子曰く「当時の工作機械でこんなのを作る方がどうかしている。全部手作業だぜ、これ。」とのこと。
技術屋がいると説明は楽しいです。
その後は、H-IIAロケットに搭載されたLE-7Aエンジンを私が息子に説明して、現在の金属加工の技術の難しさをレクチャーしてもらいました。

有名な工学実験探査機「はやぶさ」の1/1モデル。
私、「はやぶさ」の打ち上げから帰還までずっと追っていました。大気圏突入時もリアルタイムで見ていました。
オカルト信者ではないですが、「人が作りし物には魂が宿る」ということは有りえるのではないかと思ったくらいです。
工作機械博物館を見てから航空宇宙博物館を見ると、金属加工技術の大切さというものが良く分かります。今回、解説者を連れてきたので非常に楽しめました。
そして帰路につく。
カローラフィールダーの走行距離350㎞ほど。燃費は17.3㎞/L。
SA/PAからの合流で2速フルアクセルの割には燃費が伸びました。まあ、たまにはエンジンは回さないと。
外気温が20度程度でエアコンを使わなかったのが大きいかと思います。
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Posted at
2021/10/17 22:27:21