
奥さんが現行コペンの前に乗っていたのがカプチーノ。
楽しいけど、危ない車でした。
特に雨が危険で、コーナー中にラフにアクセルを踏むとリアが唐突にブレイクすることがあります。
ショートホイールベースでクイックと言えば聞こえが良いのですが、それが雨になると途端に牙を向くクルマでした。
奥さんのカプチーノは前期型でエンジンは鉄のK6A型。これにターボ付きなのですが、3000回転くらいまでは回りたがらないエンジンで、過給し始めると一気に加速し始めるので、峠でリズミカルの走らせるのが難しかった記憶がありました。
そんなカプチーノですがグランツーリスモ7にもあります。
グランツーリスモはドライビング・シミュレーターというだけあって、このカプチーノの挙動もよく似ています。実車に乗ったことがあると「そうそう、こんな感じ!」です。
このコーナー中にインに向いてからリアがブレイクするまでの挙動なんかはそっくりです。素のままでも簡単にスピンします。
5月のアップデートで魔改造のエンジンスワップが解禁となりFD3S RX–7用の13Bロータリーエンジンが搭載できるようになりました。
しかも、タービンも超高回転型、カーボンプロペラシャフトの完全フルチューンが可能となっています。馬力も560PS以上もあり、レース用のタイヤを履かせてもPPは600以下という。
対抗馬としてシビックのVTECを載せたビートもあります。
素でじゃじゃ馬なカプチーノ。これにロータリー搭載で暴れ馬になったのですが、SALTmscさんがこのカプチーノで走っていたのでやってみました。
カプチーノのリバリーは3台目を作成中。このキャタピラーは2台目です。
仕様は以下の通り。
サスペンションは車高調を使用。フルカスタマイズだと安定はするのですが、タイムが伸びなかったです。車高とキャンバー角を変更。
LSDは、ノーマルをフルカスタマイズに転用。イニシャルトルクがノーマルの3から5になっています。
最高速はプリセット440km/hで設定。直線で370km/hでます。
タイヤなのですが、15インチ、リム幅ノーマル、オフセットワイド。
これで挙動がわずかにマイルドになります。16・17インチでリム幅ワイド、オフセットワイドだと挙動がクイックになりますが、リアの動きがかなりシビアになりパッドでは扱いにくいです。
で、走ったのですが・・・。
扱いきれません。
コーナーを攻めるとかラインを狙うとかの話ではないです。
コーナーでアクセルオフしてインに向くと、そこからさらにもう一段階インに向き、リアがブレークし始めます。実車と同じです。
何度も試走して、出した結論。
「ぶつけない」
これでした。
作戦は、2ストップ作戦。
1ストップで走る方法も試しましたが、パッドだとどうしてもタイヤ消耗が大きく最終12周目にはタイヤがなくなる寸前でした。燃料にも気を遣う走りになり、この暴れ馬を操作している中でそんなことまでは気が回らない。
とにかく全開走行でのリズムを崩さず走り切る2ストップ作戦となりました。
タイヤはIM→RH→RM。
アシストセッティングは全部載せ。カウンターステアは強。TCSは2。
なんとか乗りこなせるようになったのでアタック開始です。
1周目を走っただけで、もうタイヤがありません。
あと2つコーナーを抜けたらタイヤが尽きます。そこからはとにかくぶつけないようには走ります。
3周目でピットイン。
路面がまだ濡れているのでRHに換装。
燃料は7周走れる分だけ補充。
9周目でピットイン。この時点で周回遅れが出てきます。
RHだと8周目はタイヤはギリギリ持ちます。グリップが低下しているので7周目にピットに入ってRHにする手もあります。しかし、ここからは周回遅れをパスしていかなくてはいけません。当然、タイムは伸びない。だったら、路面も乾いているしRMにしてグリップを上げてコントロールを良くして周回遅れをパスしていく方法にしました。RMなら4周は持ちます。
12周目、最終コーナーを抜けると2位がいます!
初めてです。2位を追い抜くのは。タイヤは予想通り尽きかかっています・・・。
ゴール。
1度だけ縁石にかすっただけで無事ぶつかることなく完走できました。Total:25"09'650、 FL:1'58.479でした。
タイムは全然見ていなくて、とにかく「ぶつからない」ということだけを念頭に走っていました。