少し前に作ったヴァルボリン仕様のトランザム。

サイドに白水色白赤白青のラインが入っています。
このラインの作り方です。
その1の平行四辺形のやり方の応用編になります。
〇図形を重ね合わせてラインを作る。
①□を青で貼る。
ここは適当に。
②白の平行四辺形を貼る。
この白の平行四辺形で縦の斜め具合と水平を出しておきます。
③複製して赤にして斜め上にずらす。複製して白にして斜め上にずらす。複製して水色にして・・・。
こうやって張り付けていくと一つの図形で線が2本引けます。
④最後に複製して白でずらす。
これでサイドラインは引けました。使用したデカールは6枚で済みます。
反対側は左右対称で張り付ければOKです。
この方法は応用がいろいろ出来ますし、細いラインもにじむことなく映ります。
曲線も円形のデカールを使えば同じように作ることが出来ます。
〇深度制限の意味
深度制限って何ぞや?です。
奥行きのことなんですが。
ルーバーに□のオレンジを貼った状態です。深度制限は0です。
このルーバーの表面のみにオレンジを貼りたい。
深度制限をマイナスにしていきます。
中心のエアダクトの部分のオレンジが消えました。もう少し下げてみます。
-7まで下げてみました。左シートの後ろにわずかにオレンジ残っていますが、ルーバー裏面は白のままです。
ルーバー上面も同じようにしてみます。
角度調整も行なって(後述)、ルーバー後面は白のままになりました。
深度とは貼り付けたい部分の先にもパーツがあった場合に、そこまで色が映ってしまいます。ですので、マイナスにすると近距離までとなり、奥の方は色が届かなくなります。
ここは感覚で覚えていくしかないです。
〇角度制限
次は角度制限です。
リアウイングが一番分かりやすいです。
□のオレンジをペタっと張っただけの状態です。
裏を見てみます。
裏側が塗れていません。角度制限とは角がある場合、どこまでデカールを曲げるか?という数値です。
およそ90度以上の角度がある場合は調整が必要となります。
角度制限をプラスにします。
裏側までオレンジになりました。角度制限をプラス10にする場所は、フェンダー前後なんかでよく使います。フェンダー内側まで色を回すためには+5以上は必要です。
また、パネル間(ドアとドアの隙間、ボンネットの縁など)が角度制限0だと塗り切れないことがあり、この場合も+方向で調整します。
角度制限と深度制限を組み合わせることで表現の幅が広がります。
フォーミュラマシンは曲面や入り組んだ箇所が多いので、このテクニックを駆使してデカールを貼って作ります。
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グランツーリスモ7 | 日記
Posted at
2024/03/09 16:42:51