2024年08月19日
渋滞吸収走行
お盆休み、6年ぶりに妻の実家がある高知県に里帰りしました。
クルマは私のシトロエンC5エアクロス(AT)と息子のカローラ・フィールダー(MT)、どちらにしようか?と最後まで悩んでいましたが、息子が「片道300㎞超えのドライブしたことがない。」ということでカローラ・フィールダーで。
行きは息子が運転。片道550㎞です。
お盆中、運よく?高速度道路を走行中に10㎞ほどの渋滞にハマりました。
ちょうど良い機会なので、「渋滞吸収走行」を教えてみる。
私「MTって、渋滞中クラッチを切ったり入れたりするから左足が辛いって言わね?」
息子「確かに左足がしんどい。」
私「んじゃ、この運転してみ?」
渋滞は、前の車がストップ&ゴーをしている状態です。時速は10km/h以下。
レクチャー内容。
・前方、見える範囲で自分の車線の一番先頭(最遠端)の車の動きを見る。
・最遠端の車がブレーキを踏む。そうすると連続してその後ろの車、その後ろの車・・・とブレーキランプが連続的に点灯し、自分の前の車もブレーキランプが点いて停止する。
・見えている最遠端の車が動くと、後続も動き、自分の前の車も動く。
・これを一集団とする。
・この集団で最後尾(自分の前の車)が停止しても自分はゆっくり一定の速後で進んで、最後尾が動き出すまでぶつからない車間距離を取る。
・可能な限り止まらない一定の速度で走る。
具体的には、1速もしくは2速ホールド。エンジン回転数は1000rpm前後。スロットル開閉度は10%以下。車間距離は大型トラックがスムーズに車線変更して入る程度で、こちらはブレーキを踏まない距離。
フィールダーにはスロコンを付けているのでスロットル開閉度が解ります。
ちょうど良いお手本が左車線で並走していたデリカ。同じように車間を取って低速一定速度でブレーキを踏まない走り方。
高速道路での渋滞の原因は、何らかの理由(登り坂、IC出口、工事など)で減速し後続車がブレーキを踏む、その後ろもブレーキ・・・とそれが連続して起こることで徐々に速度が落ちていき、最終的に停止してしまう。特に上り下りが連続するサグ部で起きやすい現象です。
左車線のデリカをお手本に息子が渋滞吸収走行を実践。
息子「ああ~、これは実際にやってみないと解らん。クラッチを踏まないから左足は辛くないけど、右足がキツイ。(スロットル開閉度)10%以下で、かつノッキングしないくらいの微妙なアクセルワークがしんどい!」
とのこと。
息子「それにしても、結構左車線から車が入ってくるなあ。」
私「そうすると、左車線は車1台分空くから前に進む。それを見て右に移った車は左の方が流れている?と勘違いしてまた左に移る。高速道路でストップ&ゴーの渋滞だと、渋滞を抜けるまで右も左も大して変わらんよ。あ、あと後ろの車の動きも確認しておいて。」
後ろの車の確認。これは自分が集団の先頭になっているわけです。
前の集団は先頭がブレーキを踏んで停止してしまう集団。自分の集団は、後続車がブレーキを踏んでも減速だけで止まることなく動く集団となるわけです。
前の車の速度が徐々に上がり始め渋滞を抜けました。
渋滞吸収運転の目的は2つあって、「1つの大きな渋滞を2つの小さな渋滞に分割することで早期に解消させること」、「渋滞吸収運転をすると当たり前のように割り込まれるが、これにより複数の車線の渋滞を同時に緩和することができること」です。
私個人としては「この渋滞を緩和しよう!」とは思っていなくて、「どれだけスムーズにこの渋滞を抜けようか?」とゲーム感覚です。前方の集団の動きの予測と自分の車のコントール。これが決まると気持ちいいです。ですので、高速道路の渋滞にハマるとちょっとニヤっとしてしまいます。
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Posted at
2024/08/20 00:18:32
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